雨女、豪雨に挑む2023 岩手温泉巡り旅①
去年の8月にJALのどこかにマイルで行った青森。記録的な豪雨の中で決行した旅だった。結局、特に支障はなく、キャンセルが相次ぐ中、売上に貢献できた旅となったのだけど。
今年は岩手に行ってきた。そして今年もまた豪雨に見舞われるハメになった。晴女との旅だったが、どうやら私の雨女の威力には敵わなかったみたい。笑
地元の行きつけの焼鳥屋で、久しぶりに香港の取引工場の社長嫁と飲む。彼女とは昨年2月に別府に行き、12月には山梨へ。すっかり温泉に目覚めたようだ。山梨編↓
そしてこの焼鳥屋の店主が、幼馴染の妹の中学、高校の同級生と最近知った。
幼馴染から「近所でしょ?美味しいらしいから行ってみたら?」ってLINE。
「えー、そうなんだ!美味しいからたまに行くよ」って返信した。
つまり店主は、私の中学の後輩でもあるということだ。完全ワンオペの店で、店主は寡黙な人だし、なかなか話しかけづらいんだよね。
開店と同時に入店し、すぐ出る串煮込みを注文した。必ず食べる一品。
客は私達だけだったので、思い切って話しかけてみると、意外にも話が弾んだ。工場嫁にJALスマイルキャンペーンで函館に行った話をしていたら、店主が「僕もそれ駆使してます。今月は愛媛に行ってきて、来月は別府です」
「えー、別府いいですね!」なんて盛り上がった。店主、温泉好きか?
この店、突然連休するから行く時はTwitterをチェックしてから行くんだけど、店主曰く「旅に出るから」だそう。個人事業主の自由さだね。うらやましいぞ。
最後は高校の卒アルを見せてもらい、幼馴染の妹にLINEしたら「ウチにはもう卒アルないから、今度見に行くって言って下さい」って。近々、この店でプチ同窓会が開かれるようだ。
話が逸れたが、飲みながら次の温泉はどこに行く?って話で岩手になりました。彼女は運転も得意なので交代で運転すればいけるねって。
三連休なのに旅館は全て第一希望をあっさり予約できた。素泊まりしかやってない旅館にどうしても泊まりたかったので金曜日に午後休して向かう。
まずは恒例の天気チェック。
500キロのロングドライブ。2時間毎に運転を交代。素泊まりだったので、コンビニで夕食を買うつもりだったが、花巻ICを降りてから目的地までコンビニなんてない。途中、酒屋さんを発見してなんとかお酒と食料が買えた。
岩手 台温泉 水上旅館
台温泉は花巻温泉郷にある湯治旅館が並ぶ小さな温泉街。会社の岩手出身者でさえ知らない。
水上旅館は女将さんが一人で営む湯治旅館。素泊まりだが「おつゆは出せます」って電話で言われた。当日、遅くなってしまったので断った。
「おつゆ」ってかわいい。
まずはビールで乾杯してたら女将さんがりんごとお新香を持ってきてくれた。
夕食はこれ。めちゃくちゃ懐かしい。笑
東北と信越で絶賛発売中だったとは!
エアコン、扇風機なし、うちわあり。おばあちゃんち。
早速お風呂へ。
床がほんのり暖かい。温泉が通っているんだろうな。オンドルですね。
ずっと楽しみにしてたお風呂。
大好きなタイル風呂。源泉は台温泉の組合泉と自家源泉のブレンド。ほんのり硫黄の香りの単純硫黄泉、湯の花が舞います。源泉が高温なので投入方法が独特です。
源泉の湧く升があり、中の穴がパイプで浴槽と繋がっています。穴が開いた杭があって、それを穴に刺して投入量を調整。女将さんから説明されました。加水をしないで適温にする工夫。こんな小さな旅館で、湯守をしてるの感激。
安心して下さい。昭和レトロ温泉のお約束、ブロックガラスもありますよ。
今日は運転で疲れたので早く寝ます。土砂降りで雨の音がすごい。
翌朝、雨の中散歩に出かけた。
女将さんが新しいポットと「おつゆ」を持ってきてくれました。
そして「おつゆ」の他に温泉たまご、サラダとベーコン焼きも作ってくれた。昨日、酒屋で買ったスナックサンドで立派な朝ごはんになっとるやん!
もはや素泊まりじゃないよ、一泊朝食付きだ。
源泉が高温なので、生卵を持参すれば温泉たまごを作ってくれるサービスもあるみたい。
チェックアウト。
女将さん「お風呂両方とも入った?」
私「もちろんです!タイル浴槽、ホントに素敵ですね。大好きです」
女将さん「剥がれたところを修理したいから探しにいったけど売ってないのよ」
私「今は豆タイル作ってないみたいです。貴重ですね」
女将さん「壊さないようにしなくちゃ!」
かわいらしい女将さん。無理せず長く続けてほしいですね。
【台温泉 水上旅館】
一泊3000円(税込)素泊まりのみ。おつゆ付き。Wi-Fiなし。
アメニティは歯ブラシ以外あり。シャンプー、石鹸なし。
②につづく
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