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料理の美味しい温泉(女将さんの手料理限定)20

私は、鄙びた温泉が好きなので、泊まる旅館はどうしてもご夫婦や親子で家族経営されているような小さな旅館になります。そのような旅館だと、基本的に食事は女将さん、たまーにご主人や息子さん、娘さんが食事を作ります。
立派な板長さんが作る豪華な懐石料理にも憧れますが、私は郷土料理が好きなので、その土地の旬な物や名産を使った家庭料理がうれしいです。初めて見るもの、食べるものはワクワクします。

私の独断と偏見による温泉もよくて、女将さんの手料理が美味しい温泉を紹介します。19はこちら。

昨年末に熊本に湯巡りに行きました。二泊共、このマガジンにピッタリな宿であった。二泊目の宿をご紹介。


熊本 平山温泉 すやま温泉

平山温泉にある小さな旅館。1日2組限定の宿。着いた時は日帰り入浴客で賑わっており、割烹着姿のかわいらしい女将さんが出迎えてくれた。到着予定を16時と伝えていたのに、着いたのは17時近く。16時半ごろ、立ち寄った温泉で宿から確認の電話をもらっていた。

部屋。こたつがうれしい

女将「今、温泉が混んでるから先に食事でもいい?」
私「え、まだ5時だしちょっと早すぎです…」
女将「美味しいの作ったんだよー!冷めちゃうなー」

ということで5時半に夕食で決着。後で知りましたが、こちらの宿は姉妹で経営していて、出迎えてくれた方は妹さんでした。

お茶請けはオリジナル煎餅。夕食がすぐなので持ち帰ることに。

部屋でゴロゴロしていると、妹女将が食事を持ってきてくれた。部屋出しが好きなのでよかった。

一膳出しの夕食

一膳出しも好きだ。自分の好きな物から好きな順番で食べれるから。まず、お刺身が新鮮でとても美味しい。

缶ビールも飲んだんだけど更にビールをいただく。テレビにはイチロー、今は大谷くんの時代よね。
食前酒は自家製梅酒
ぶり焼きと山菜天ぷら

このぶり焼きが、絶妙な塩胡椒味でムニエル風に焼いてあり酒のアテにたまらーん!照り焼きやぶり大根だけじゃないのね。
山菜は何かな?聞き忘れたー。他にナス。

マカロニサラダとトマト
煮物

このじゃがいもゴロゴロ煮が絶品!にんじん、こんにゃく、椎茸がじゃがいもと一緒に甘辛く煮付けてある。日本人でこの味を嫌いな人っているのかな?
九州ならではの甘めの味付けもまた良き。ごはんもお酒も進んじゃいますね♡

自家製たくあん
搾菜

たくあんは柚子の香りが広がる爽やかな味、搾菜は唐辛子と花椒で和えてあり、こちらは爽やかな辛さ。酒のアテ〜!ひと手間って大事。
地元産の銀シャリもツヤツヤで美味しかった。

さて、日帰り客も居なくなったようだし、お風呂に入りましょう。

ふんわり硫黄の香りのトロトロ湯。アルカリ性単純硫黄泉だ。美肌の湯ですねー。
地元の日帰り客がひっきりなしなのも納得。

翌朝、温泉効果かぐっすり寝てしまい、目覚めたら7時半。朝ごはんは8時からと言われていたので慌てて朝風呂に向かう。
熱めのツルツルのお湯は目覚めにピッタリだ。

朝ごはんが部屋に運ばれてきた。

完璧な朝食。

自家製梅干し
具だくさんの味噌汁
ごはんのお供、たらこ昆布

味噌汁は甘めの麦味噌。九州は基本的に麦味噌ですよね。銀シャリはツヤツヤの地元産のお米。
九州のお米も美味しかー!
たっぷり入っていましたが完食。

こちらのお宿は姉妹で経営されています。Wi-Fiなし、アメニティはバスタオル以外あり。

右下が女将さん姉妹。

【平山温泉 すやま旅館】
小さなお宿です。おばあちゃんちに行ったように寛げる旅館。お湯もお食事も素晴らしいです。ちょっと安すぎかと思いましたが、これでも値上げしたんだそうです!ビックリ。

近くの立ち寄り湯のご紹介。こちらも素晴らしいお湯でした。

熊本 平小城温泉 城山公衆浴場

なんと200円で入れちゃう!こちらもツルツルのふんわり硫黄臭のお湯です。

奥は熱めの湯

こちらもすやま温泉と同じアルカリ性単純硫黄泉です。地元の方々で混雑していました。200円なら家のお風呂に入らないですよねー。

九州は温泉もたくさんあるし食事も間違いなく美味しいので、何度も訪れています。ああ、また行きたくなってきた!笑

おわり

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