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信越〜東北 湯巡り1週間一人旅 新潟編②

以前からやってみたかった1週間(6泊7日)の湯巡り一人旅を決行。一泊目は大沢温泉幽谷荘、二泊目と三泊目は出湯温泉珍生館。3日目の記録です。2日目はこちら↓

珍生館は湯治プランで宿泊(1人泊は湯治プランのみ)の場合は2泊からになります。なので今回は2泊。1週間いれたら最高だろうな。
9月に1ヶ月滞在というお客さんがいるそうです。
こちらの湯は単純弱放射能温泉で、弱放射能は細胞を活性化させたり、湯治向きなお湯なんですよね。36度というぬる湯も湯治向きなのでしょう。食事もとても美味しいしね。

また下のお風呂で朝風呂をキメたら朝食。

自家製のお味噌を使用したお味噌汁

安定の美味しさだ。おひつは空っぽに。笑
今日は前から行きたかった近くの温泉と五泉の元取引工場さんに挨拶に行こうと思います。

村杉温泉にやってきました
宿の駐車場にわんこ

宿泊している出湯温泉、今板温泉、村杉温泉からなる五頭温泉郷。その中の村杉温泉に行きたい旅館がありました。

新潟 村杉温泉 旅館あらせい

こちら、男湯が白鳥のタイル画と湯口でかわいいんです。もしお客さんがいなかったら男湯を見せてもらうつもりでした。

女将さん「今日は女性のグループのお客様がいて女湯が大きい方なの。赤い暖簾の方ね」

私「え!なら今日の女湯は白鳥の方?うれしい!空いてたら男湯を見せてもらうつもりで来たんです」

女将「あら!それならよかったね。ゆっくり入って」

白鳥風呂は普段は男湯です
大好きなタイル浴槽

この近くに瓢湖という湖があり、白鳥が飛来するので有名なのだ。タイル画も素敵!

湯口
クチバシが折れてる

お湯は出湯温泉と同じ、弱放射能単純温泉。掛け流しと併用で加温循環しています。白鳥は循環湯口。

源泉湯口

源泉はチョロチョロ。源泉25.3度なので珍生館の36度であの湯量は恵まれていますね。
最後に源泉をケロリン桶に溜めてバシャーって。さっぱり!夏限定の楽しみ。

館主は温泉ソムリエらしい

女将さん「どうだった?」

私「白鳥かわいかったですー!お湯加減もちょうどよくて」

女将さん「あれ、二代目なのよ。前のは酔っ払ったお客さんが倒して割っちゃったの。でも、今のもクチバシ折れてたでしょう?もうあんなの作る人いないから、あれが割れたら次はないね」

私「えー、そうなんですか。タイル画も素敵でした」

酔っ払ってお風呂に入るのはやめましょう。

この後、五泉の工場さんに挨拶に寄る。お昼をどうか?と言われたが、今は仕事が絡んでいるわけでもないし、朝ごはんをたらふく食べてお腹もすいてないので辞退。今話題のどこかの知事なら「おねだり」してたかもね。笑

このまま宿に戻るか悩み、以前出張の際に泊まっていた咲花温泉に行くことにした。

新潟 咲花温泉 柳水園

こちらは出張の際に泊まっていた宿。今は宿泊をやめてしまった。次は近くの宿を狙っていたら、そこは廃業。泣。

安定のボロ、あ!違う、鄙び方だ。
潔癖な人は無理かもだけど、このグリーンの素晴らしいお湯だけは入らずにはいられん。

もうね、ヴィンテージの域なのよ。
湯口も味わい深い

お湯は熱めで自分で加水調節しました。含硫黄-ナトリウム•カルシウム-塩化物•硫酸塩泉。源泉48度で湯口は46度!熱いわけだ。

日帰りだけでも続けて下さいね。と女将に言い、出湯温泉に戻る。

途中、出湯温泉のパン屋で買ったパンを食べる。温泉の湯で作ってるらしい。

温泉マーク。これまた温泉を味わう。

食べすぎてるからお昼は控えめに。

宿に戻ると女将さんが駆け寄ってきて「わかりました!ニットの仕事をやってらっしゃる。ブログに書いていただいて、おかげさまであれからお客さんが増えました。ありがとうございます!」って言われて恐縮しちゃいました。
定宿ぶって書いた割には、フォロワーのヨシタカさんやannaさんの方がリピートされてて肩身が狭かったです。笑

そしてこの日、フォロワーのぜいぜいさんも珍生館に投宿というサプライズ!すれ違うこともなく、お会いできなかったのですが、こんなことがあるんですね。

二階のお風呂にも入ってみたけど、やはり1階のお風呂には敵わない。

2階のお風呂。1階より景色が良くて明るい。
湯口

湯上がりビール飲んで持ってきた本を読みながらゴロゴロして至福の時間を過ごす。夕食前にはまた1階の風呂に入るよ。

メインは阿賀野産の「笹神なす」

地域の特産品が食べれるのも良き。昨日残したお酒、北雪といただきます。

朝6時〜入浴可能。夜は21時まで。朝風呂は1階で。その後は朝食。これが珍生館での最後の食事と思うと悲しくなる。前回も同じことを思った。

たまご焼きだ。これが美味しいのよー!
以前とは切り方が違いましたが同じ味。満足。おひつはもちろん空っぽにした。笑

安定の美味しさ。

女将さんは湯治メインでやっていきたいと言っていた。1人で切り盛りするには限界があると。まだお若いし、無理せずに続けて下さいと言いました。廃業されるのが一番悲しいから。

【出湯温泉 珍生館】
湯治プラン一泊二食7700円(税込)別途入湯税150円。アメニティは課金制です。Wi-Fiあり。

新潟〜山形編につづく

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