料理の美味しい温泉(女将さんの手料理限定)15
あけましておめでとうございました!今年もよろしくお願いします!2023年始めの記事になります。今年もお時間がある時にお付き合い下さい。
私は、鄙びた温泉が好きなので、泊まる旅館はどうしてもご夫婦や親子で家族経営されているような小さな旅館になります。そのような旅館だと、基本的に食事は女将さん、たまーにご主人や息子さん、娘さんが食事を作ります。
立派な板長さんが作る豪華な懐石料理にも憧れますが、私は郷土料理が好きなので、その土地の旬な物や名産を使った家庭料理がうれしいです。初めて見るもの、食べるものはワクワクします。
私の独断と偏見による温泉もよくて、女将さんの手料理が美味しい温泉を紹介します。14はこちら。
このシリーズ、随分ご無沙汰でした。最近は、高級宿(私の中ではです。笑)だったり、なかなか女将の手料理に巡り会えずにいました。
そんな中、2023年湯始め旅で久々に女将手作りの美味しい食事に出会いました。旅の記事は別に記事にするつもりですが、美味し過ぎたので、こちらを先に。
静岡 伊豆 横川温泉 千代田屋旅館
まず、この旅館を知ったのはヨシタカさんのこの記事から。
ヨシタカさんは湯治民なので、自炊派なのですが、私は一泊だけだったので食事付きでお願いしました。
伊豆とはいえ、下田の稲生沢川沿いの山間のようなロケーション。伊豆というとどうしても「海」とイメージしがちですが、海だけではないんですよね。
更に、伊豆は温泉の宝庫なので、温泉もたくさんあります。
まずはお風呂から
お風呂は2箇所あって、男女別ではなく鍵をかけて貸切で使用します。もちろん掛け流しで、芒硝泉(ナトリウム•カルシウム-硝酸塩•塩化物泉)
こちらの宿、ヤギを二頭飼ってます。ユメとモカ。
さてお待ちかねの夕食です。部屋出しでした。
まず運ばれてきたのが金目鯛の煮付け。目が釘付けに。笑
2人分なので大きかったです。身が厚く、食べ応えがありました。
前菜は茹で落花生、鶏手羽中塩焼きと魚のすり身を巻いた揚げ春巻きみたいなおつまみ系。落花生は「ジャンボ落花生」で、女将さんが畑で育てているそう。初めてこんな大きな落花生食べました。美味しい。全て味加減が絶妙。
伊豆下田なのでお刺身は新鮮そのもの。特に生しらすが美味。わさびはもちろん本物!
自然薯は息子さんが育てたものだそう。粘りがすごくて味も濃かった。女将の料理が美味しい宿の「おしんこあるある」は、既製品じゃなくて自家製。そして美味しい。
茶碗蒸しは燻製された何か(わからなかった)を使用してるようで、香りがとてもよかった。出汁加減も好みでした。
この辺りは猪がたくさんいるそう。鹿もいるそうです。もうお腹いっぱいで、半分しか食べられなかった…。悔しい!
特筆すべきはごはん。銀シャリです。息子さんが地元伊豆で作っているお米だそうで、これが絶品。My白いごはんの美味しい温泉旅館リストに入りました。炊き加減も好み。
温泉にもう一回入っておやすみなさい。お風呂は24時間入れます。
翌朝、朝風呂の後に朝食。部屋出しです。
安定のアジの干物。ハムエッグは私の好きな堅焼きだった。
スパサラは黒胡椒が効いていて好きな味でした。基本的にわさび漬けは苦手なんですが、このわさび漬けはとても美味しくて、思わずどこで買えるか聞いてしまった。家でも蒲鉾と一緒に食べたいなあと思って。
女将さんに「近くのわさび園が作ってるんですよ。どこで買えるかなあ?あ、在庫あるのでお譲りしましょうか?」と言っていただき、譲って頂きました。これ、つづきがあるのですが、それは旅の記録記事で。
朝から廊下にお出汁のいい香りが漂っていて、朝風呂に行く時に、大根のお味噌汁だな!ってわかったほど。
チェックアウト時に、例のわさび漬けを譲っていただく。
温泉も食事もレベルが高い。お風呂が貸切利用なのもポイント高いです。食事は、女将さんの優しい手料理と海の幸を堪能できます。
【千代田屋旅館】
一泊二食11000円(税込)入湯税別150円
予約は電話のみ。
近くの立ち寄り湯等の情報はこちらの旅の記録記事で!
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