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秋の青森 紅葉と鄙び湯巡り一人旅 鄙び湯編①

JALのマイルを使って青森(三沢空港)へ三泊四日の一人旅へ。六戸、七戸のボロ、あ!違う、鄙びた温泉をメインに湯巡りしてきました。一日目は六戸温泉旅館に宿泊、二泊目は浅虫温泉泊、三日目の記録です。②はこちら

ここから紅葉よりもボロ、あ!違う、鄙び湯メインの記事になるのでタイトルを変更しました。

昨晩、ご主人にもらった浅虫温泉マップを見ていて今日のプランを大幅に変更した。ここまで来たらアレを食べたい。阪神の岡田前監督みたいになっちゃった。
まずは青森市内に向かう。前から行きたかった温泉があるのだ。ついでに棟方志功記念館に寄ろうとしたら、今年の3月で閉館していた。残念。


青森 出町温泉

浅虫温泉から車で30分程で青森市内へ。日帰り入浴施設です。

右真ん中のドームみたいのが湯口

これまた青森独特の天井の高い浴室だ。タイル画はむつ湾?
47度のアルカリ単純泉。浴槽は適温でツルツルの極上湯。右足痛いけど温泉効果で早く治るかな?

定番のブロックガラスの仕切りと青森式固定式シャワー

青森の温泉は、カランやシャワーも温泉なのがデフォルトです。

ここから七戸方面に向かうのだけど、ルートは浅虫温泉経由の海沿いに変更。そう、アレを食べに行く。途中、ドラッグストアで湿布を購入。


青森 浅虫温泉 もりや食堂

ランチはこちらでアレを食べる。

生簀にアレが
小上がりにて

アレとは…

ほたて!
浅虫温泉から平内にかけてはほたての養殖が盛んなんです。他に丼ものなどもあります。

絶景を見ながら待つ
到着
焼き
お刺身
揚げたてサクサクフライ

1年分のほたてを食べた気がする。美味しくいただきました。
ほたては低い海水温を好むが、昨今の海水温上昇で不漁なんだそう。地球温暖化はいろいろな影響がありますね。

七戸に向かい、日帰り施設へ


青森 あすなろ温泉

七戸には多くの日帰り温泉施設があり、名湯だらけ。

こちらはアルカリ単純泉です。モール泉で、うすい茶褐色のお湯。CO3が15mgでツルツル浴感。

※炭酸イオン(CO3)が入っているとツルツル浴感になります。

湯口

青森 道の駅しちのへ

寄り道。割と大きな道の駅です。青森といえば…

にんにく!

青森はにんにく生産量が全国1位。また、七戸は産地なんだそうです。

こんなに入って200円

激安!冷凍できると知り、購入。

野菜が豊富
青森海鮮名産品コーナー
カットしてあるの便利

カットかぼちゃも買いました。他にもおみやげとお惣菜を。野菜はかなり安かったです。

宿に行く前にもう一軒立ち寄り湯へ。


青森 東北温泉

日本一の黒い湯と銘打った温泉(私的には違うと思う)で、モール泉の名湯。

8月の豪雨で土砂が流入し甚大な被害に遭われ休業していましたが、10月で完全復旧し、営業を再開しています。よかった!

窓の外には災害の爪痕が

植物成分が溶け出した黒湯は美肌効果もあるので大好き。

湯口。黒いですねー!
露天風呂。周りにはまだ土砂が
湯口

露天風呂は38度くらい?ぬる湯で長湯してしまう。内湯は42度くらいでしょうか?ツルツルのモール泉。たまらん!

源泉は47.5度ですね。アルカリ単純泉です

では今日の宿へ。こちらもかなり期待高めのお宿です。


青森 玉勝温泉

日帰り施設に併設した宿に泊まります。一泊目の六戸温泉旅館と同じタイプで、こちらは素泊まりのみ。宿泊は別館ですが、受付はこちらの本館で。

ロビー
70年代のビンテージ感
現役?大人になり、お尻がデカくなりすぎたため、動作確認できず。

完全に時が止まってる。テーブルにマッチと灰皿があるのが昭和すぎる。笑

そして前払いの料金を支払い、鍵をもらう。
こちら、素泊まり2500円なんですー!今まで、別府の激安貸間にも泊まったことがあるけど、私史上最安値です。

宿泊棟は道路を挟んで向かい側

さて部屋へ。覚悟しましょう。耐性はあるので、大抵のことは大丈夫だと思います。部屋は2階。
階段が急で、捻挫してる身には辛かった。

2-1号室

ドアには手書きで名前札があります。札がない部屋は空室です。軽く個人情報が漏れます。笑

部屋。畳のたばこ焼け焦げが哀愁
清潔な布団。枕の上にバスタオル

全然いいじゃん!浴衣にバスタオルまである。テレビ、お茶セット、電気ケトル、ティッシュがある。なんとエアコン完備。完璧やー!

炊事場もあって自炊可能ですが、ガスコンロはなぜか使用不可でした。

冷蔵庫はなんと3台!電子レンジあり。洗濯機無料
食器もたくさんありました

更に、こちらは宿泊者専用のお風呂があります。
本館のお風呂も無料で入れます。

時計は止まったまま
アーチをくぐる
モロッコのようなタイルがかわいい
シャワーはなし。カランのみ
湯口

やはりモール泉だ。アルカリ単純泉。40度ないくらい。しかし、いいお湯だなー!

結局いつでも入れるんじゃん。笑

湯上がりビール。青森ではご当地缶チューが見つけられずじまい。

炊事場からビールグラスを拝借

素泊まりなので、憧れの一人飲みを決行します。近くのお寿司屋さんへ。緊張するー。


青森 一楽寿司

宿から歩いて5分ほどのお寿司屋さん。青い森鉄道上北町駅からすぐです。
カウンターの真ん中の席に案内されました。メニューがたくさんでかなり迷いました。まずは生ビールとお刺身をオーダー。

右下が肝醤油

大好きな青魚から旬のサンマと、これまた大好きなイカを。豪華な盛り付けに圧倒されちゃいました。
イカは肝醤油でいただきます。初体験。
肝醤油、美味しすぎる。もはやこれだけで酒が飲める。これはクセになる旨さです。

大将「どちらから?」
私「東京からです」
大将「これまた遠路遥々ありがとうございます!どこにお泊りですか?」
私「玉勝さんです」

おー!と一気に両隣の地元常連のお客さんと距離が縮まる。

大将「あそごはね、わが小さい時からなんもかわらねぇんですよー。ずっとあのまま。せんべいぶとんでしょ?お客さんで代行呼ぶより安いがらって泊まってぐ人もいるよぉ」

青森弁は「わ」が私、「な」があなたなんだそう。
生ビールの後は日本酒。辛口の八甲田を。

北海道産のししゃも

左隣のお客さんがししゃもが美味い!って言うんでつられてオーダー。今まで食べたししゃもで一番美味しかった。青森産の塩でいただく。

右隣のお客さんからおすすめ温泉と日本酒を聞く。弘前の「豊杯」
一杯お裾分けをいただいたが、八甲田に比べてフルーティ。売ってる酒屋まで教えてくれた。

右隣のお客さんが〆に入り、あら汁が供された。
「あ、しそ入れで」

私「六戸の旅館のおつゆにしそが入っててびっくりしました。青森スタイルですね」

と伏線回収。しばし、青森の食文化について盛り上がる。甘ーい茶碗蒸しは苦手と伝える。赤飯も甘いんだって。

さて、にぎりをいただきます。

左から鯖、シンコ、つぶ貝

大将は東京で修行されたとのことで、シンコは江戸前の仕事でした。
鯖は脂がのっていてとろけるし、青森産のツブ貝は磯の香りがたまりません!

右端が青森産ツブ貝

この後、鉄火巻きなどをいただき(写真忘れた)、気づいたら2時間半経ってました。また、価格も大変良心的で大満足。青森の夜、楽しかったー!

宿に戻り、本館のお風呂へ。長くなったのでレポは鄙び湯編②で

つづく

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