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10月の日記 〜息子の語彙力発達月〜

1日(火)
朝、ごはんを作っていると息子が笑いながら近づいてきて、「ぷぅした」とおなら自己申告。わたしが「ぷぅしたの〜」と笑うと満足したのか、次は珈琲を淹れているパパの方へ行き「ぷぅした」と申告。パパも笑った。子どものおならは世界で1番平和。

2日(水)
朝、息子にねだられ『おきなわゆびさしえほん』を読む。ハイビスカスもゲットウも言えて凄いと思い、「じゃあこれは?」とブーゲンビリアを指差しつつ(これはまだ言えないだろうな)と思っていると、目をキラキラさせながら「きれいな、おはな」と言う。思わず「きれいな、こころ」と言いたくなった。

3日(木)
来るのか来ないのかわからない台風に振り回されている。今日昼から突然頭痛がしたのでそろそろ来る気がする、とわかる人ぶってみたが来なかった。

4日(金)
体調不良。這うようにして働く。

5日(土)
仲良しなお姉さんと、好きな文章についてメッセージのやりとりをして幸せだった。

6日(日)
お金がすべてではないけれど、子育てにおいてはお金がたくさんあった方が笑顔の時間がつくれるよねと思う。

7日(月)
息子、はじめての英語「オッケー」。

8日(火)
友だちの美容師に、「秋なのでわたしの頭を紅葉にしてほしい」と伝えると、本当に紅葉カラーが再現されて感激。オレンジと赤と紫が配合されているらしい。たぶん紫がポイント。

9日(水)
新聞エッセイ、意外なところから感想をもらえてうれしい。今日は大好きな紙芝居のおじさんに読んだよと言ってもらえてよろこんだ。

10日(木)
屋我地からの帰り道、前の車が5台くらい渋滞しており、どうしてこんな場所で?と思ったら先頭の車の前に馬がいた。馬渋滞。馬は思ったよりも早く、時速20キロくらいでなんとか進んだが突然止まったため、すべての車が一台ずつ、ゆっくりと馬を追い越して進むという貴重な体験をした。なんだか神秘的な時間だった。

11日(金)
全く知らない人から新聞エッセイの感想がもらえて喜んだ。しかもその方は、母親からわたしのエッセイの写メと「同感」というメッセージが送られてきたとのことで、そういう使い方をしてもらうのが一番うれしいなと思った。

12日(土)
体調が悪すぎるのにワンオペ育児で無茶をして、結果息子にやさしくできないという最悪な自分だった。喜ぶ顔がみたいという理由で無茶をするとろくなことがないし、それで不機嫌になられる理不尽さもわかってるのにな。

13日(日)
息子、お名前なんですか?の質問に「にく」と答える。

14日(月)
ずっと探していたものが見つかったような気がした日。

15日(火)
ずっと取り組んでいるのにずっと書き上げられない原稿があり、つらい。無理やり書き上げることはできるけれど、そうしたくない原稿なこともつらい。

16日(水)
夜に作った中華丼がおいしすぎて息子にゴリ押しするもあんまり食べてくれず、よろこんで息子のぶんもわたしが食べた。あーおいしかった!

17日(木)
今朝、息子に「天気がいいね」と話しかけたら「たいようさん、ニコニコだね」と返ってきて驚いた。保育士さんたちが素敵な声かけをしてくれているんだなぁとうれしい。

18日(金)
自分さがしなんてもんは、一生やるくらいでちょうどいいのだと思った。

19日(土)
息子、産業祭りでユンボ操縦体験。プロの方と同乗するためわたしは一緒に乗れなかったけど息子は泣かなかった。知らない大人の隣で真剣な顔をしてハンドルやレバーを触る息子を見て、成長を感じつつちょっと寂しかった。

20日(日)
パパワンオペの日。帰ってきたら息子のおむつが1日分かと思うほどパンパンでムッとした。

21日(月)
息子、記念すべき初めての「これなに?」。わたしはそれの答えがわからず、夜にストーリーズで写真を載せて答えを募ると、弟から回答がきた。「側溝」らしい。思ってた名前と違った。

22日(火)
ふと気になり弟に「側溝」をどのタイミングで知り得たのか聞くと「変態が側溝に入って、スカートを覗き見したニュースが印象的だった」とのこと。変態の影響力。

23日(水)
佳境っぽい仕事が多く、気づけば今が11月だと思っていた自分に驚く。

24日(木)
『アウシュヴィッツの小さな厩番』を読みはじめた。ユダヤ人少年が、ある日をさかいに迫害されていく実話である。胸が痛く、めまいがして吐きそうになった。子どもの日常から突如平和が奪われる様子はかなりこたえる。

25日(金)
息子の検尿が成功し、朝からご機嫌。

26日(土)
ハロウィンメイクをしてもらえるイベントへ行く。数あるデザインから息子が選んだのはハートで、そういえば彼は恐竜やガンダムの服はあんまり着たがらないことを思い出した。わたしは「男の子はこういうのが好きだろう」に縛られすぎていたかもしれない。今度かわいいハートの洋服をプレゼントしよう。

27日(日)
ハロウィンイベントのため、整理券配布に並ぶ。9:30から配布開始なので8:50に行くとすでに大行列。100人はいそうなレベルで、子どもの笑顔を見るために汗だくで列に並ぶ親の数に感動した。

28日(月)
息子発熱。昨日無理をさせすぎたかもしれない。とてもしんどそうでお昼寝を4時間もした。安心させるために数分のつもりで添い寝したら一緒に3時間も寝てしまい、驚いたけど幸せだった。わたしはいつだって息子とゴロゴロ過ごす時間を望んでいる。

29日(火)
息子、感染症発覚。強制的にわたしの予定はすべてロック。

30日(水)
ワンオペすぎる。イレギュラーに対応するのは全部わたしだ。どうして同じ働く親なのに、イレギュラーに当たり前に対応する側と、当たり前に予定を崩さず過ごせる側が存在するのだろう。

31日(木)
なんとか息子回復。ハロウィンの日に登園できてよかった!保育園でお菓子をもらって帰ってきた息子、帰宅してすぐ「食べたい」と言うのであげたら夜ごはんを食べず、しまったと思った。お菓子を食べた後のごはんはおいしくないのだ。逆はおいしいのに。わたしはフェアが大好きなので、息子がもらったものは息子のものだし、いつでも食べればいいよというスタンスなのだが、これはあんまりよくないかもしれない。

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