大学教員のそんなんありなん!可能性は∞インタビュー♯山本良太<後編>
関西学院大学の活動団体である夢調査プロジェクトのarinanです!
私たちは、将来に迷っている学生に、インタビューを通して「そんなんありなん?」っておもう夢の選択肢を見せることを理念として活動しています。
こちら、<後編>になりますので、読まれていな方は<前編>からぜひご覧ください!!
今年度はこのnoteからインタビューを出すので、ぜひご覧ください☆
山本良太さんプロフィール
関西大学総合情報学部総合情報学科を卒業後、同大学院に進学。その後、東京大学の特任助教を経て、現在は大阪教育大学理数情報教育系の特任准教授として活躍中。専門は「教育工学」。関西学院大学のアカデミックコモンズプロジェクトにも研究者として関与。
「お世話になったからお返ししなあかん!」
フィリピンへのこだわり
もともと根暗人間な部分があるから、すごいちっちゃいコミュニティで生きたいとおもってて、別に色んな人と関わりたくないんですね。それでも綺麗ごとだけど、みんなが幸せになるっていうのは自分の中で、大きい。困ってる人、苦しんでる人がいるとか、あんまり見たくもないし、彼らを助けたい。だから、何か問題を解決をするためにどうすればいいのかっていう時に、一人では何もできないからこそ、色んな人たちと関わる。また当事者と関わることは絶対しないといけないし、そうしたいと思っている。
フィリピンに関わった人たちがいて、彼らと何かしたいとかっていうのがある。フィリピンといったら、単位も結構でかいし、すごいことやってるみたいに思われるけど、関わった人たちと長い付き合いをしたいっていう純粋な思いで、ずっとフィリピンに関わってるし、これからも関わり続ける。
山本流!良好な人との関わり方
少しでもいいから関わり続けることが大事。人との関わり方は千差万別あって、何なら旅行しに行くとか、遊びに行くとかでも全然いいんよね。お世話になった人に会いに行くことが、すごいすてきやなって思う。国(フィリピン)とか全体ってよりかは人対人としての関わりを持ち続けることに意味があると思う。例えば、ボランティアとかやって卒業後にいきなり関係が切れて、バイバイみたいな感じのは悲しいなあっていうふうに思う。関わり続けたいっていうふうに思っているのであれば、関わり続けられる方法を考えたらいいんじゃないかな。
今、フィリピンに対して行っている活動
フィリピンの現地のNPOと一緒にお菓子を開発するっていうプロジェクトを関学の総合政策学部の3年生らと一緒に立ちあげた。プロのパティシエさんにも協力してもらって、お菓子作りのレシピ開発をしてる。夏季休暇中の2週間を使ってみんなで渡航して、現地のNPOの人にそのお菓子作りを指導する活動もしている。
↑関西学院大学のお菓子開発の、お土産開発のプロジェクト
「突き動かされるような経験をする」
きみたちはどこまで本気になれるのか
キャリアを考えるときに大事なことは具体的なアクションを起こすこと。
考えて悶々とするだけでは多分あんまりキャリア展望は明確にならない。自分の考えだけど、基本やっぱ誰かのために!とかやらないといけない!っていうことを見つけない限り、主体的になるのは結構難しいんじゃないか。
突き動かされるような経験と深く関わるとかがないと、「良い経験した」、とか「あーなんか可哀想どうしよう、まあでも」みたいな感じで終わる。やっぱりどれだけ具体的なアクションを起こして、色んな事とか問題とか人とかと深く関与できるかが結構、大きいかなって思う。別に友達付き合いとか、家族との関わりもそうだし、そういう中で夢とか、やりたいこととか、自分が突き動かされるものとかって見えてくるのかなと思うし、それは具体的なアクションを起こすにつきるんじゃないかなって気がする。
経験が軸となって構成されていくっていう考え方がある。だからこそ浅い経験でも、深い経験でも、どれだけ没頭できるか、没入できるかが大事。
究極の二択 やりたいこと or 得意なこと
やりたいことの方が絶対続くと思う。例えば才能っていう言葉があるよね。才能ってどこまでの範囲を含むかって言うと、例えば背が高いとか手足が長いとか、ほっそりしているポッチャリしてるとか、才能っていうのは結局一人一人の差でしかない。でもその差ってのは結構決定的な要因でもある。例えば高身長しかなれない仕事があるとか、力がないとできない仕事がある。頑張れば何とかカバーできるようなこともあるけど、個体差によってカバーできない仕事は就けないっていうのはもう決定済で、諦めるしかないっていうのはある。
でもそれをカバーできるようなこともやっぱりある。例えば物覚えが悪いって言ったら、読み上げ機能を使えばいいし、そういう補助してくれるような道具なんてのは腐るほどあって、いろんなツールを使ったりとか、いろんな人の支えとかがあってカバーできることがある。だからそういう意味では、好きなことを中心にしたほうがいい。
すきなことだったら、それを実現するためにどうすればいいのかっていう思考も働く。そのほうがよっぽどいろんな人たちにも良い影響があるし、いいパフォーマンスにつながる可能性は、かなり高い。没頭したら、好きなことは絶対やりたくなると思うけど。
山本さんの人生にタイトルをつけてください
「いい意味でしなけらばならないことをした結果の人生」
こだわりないし、そういう意味では、結構長く周りに流されても来た。流されたところで、自分でその根を下ろしてやってきたって感じがするんで、いい意味でやらなあかんことやってたら、今みたいになったっていうか。今が成功なんかどうかわからんけど、もっとすごい人がいっぱいいるし。でも別にそれでいい。もっと社会貢献できる人もいいし、いろんな人たちの役に立てる人もいるから、そういう意味ではすごい限定的だけど、ちょっとでも役に立ってると思う。流されてきたけど、それが結果、自分のやりたいこと、他人のために何かすることにつながってる。
☆arinan編集あとがき<後編>☆
今回インタビューさせていただきましたこっちゃん🐼です!
「何かに対して本気で向き合ったことはあるか」と問われても、回答できないくらい私は没頭した経験がないのかと改めて気づかされました。私同様、時間や経済的に諦めてしまう方もいると思います。山本先生は「教育」についてモヤモヤ、疑問を持っていたからこそ自分で変えたいという大きな原動力になりました。何かを始める前に具体的な理由を見つけることが没頭できる第一歩になると私は考えます。
そして、他の人と比較してしまいがちな現代人に一言!
今とは違う分野、環境でも花を咲かせることができるんだよ🌸
最後に山本良太先生インタビューを引き受けて下さりありがとうございました。次回は、NPO職員の大福さんのインタビューです!お待ちください☆
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