わたしの推しの映画祭-第15回 関西クィア映画祭 2022の紹介-
みなさん、こんばんは。市川ゆめです。今回はわたしが応援している映画祭の宣伝をします。
こちらに全日、お手伝いに行きます!
みなさまにも来ていただきたいので、宣伝をしていきます。良ければ最後まで読んでください。
以下にアクセスのページを載せます。
「関西クィア映画祭」ってなに
「関西クィア映画祭」(省略すると「KQFF」)とは、超簡単に言うと関西で行われるセクマイ系の映像作品を上映するお祭りです。
個人的には「LGBTだけじゃない」いろんな作品を扱っているところが素敵だと思っています。
関西クィア映画祭については公式ホームページにも説明がありますので、そちらを引用したいと思います。
「LGBTだけじゃない」映画祭
「セクマイ系の映画祭で『LGBTだけじゃない』ってどういうこと?」と、思いませんでしたか?
わたしが関西クィア映画祭の魅力だと思っているその点について、書いていきます。
そのために、上映作品を紹介しましょう。
この作品は、セクマイの話…と一言では表すことが難しいと思います。「フィリピン人の母親を持つ登場人物の葛藤が描かれるのだろう」ということは想像できます。
日本にもいろんな出身、ルーツを持つ人たちが生活しています。そういった人たちの中にもセクシャルマイノリティの人がいますが、なかなかこうやって描かれることはありません。「日本で生まれて育った登場人物が、セクシャルマイノリティであること」を描く作品は見ることがあっても、です。
わたしたちは日常の中でいろんなことを見落とし、無意識であっても差別をしてしまいます。その差別はLGBTやセクマイだけではないのです。そんなことを作品自体が教えてくれます。
もうひとつ、作品を紹介したいと思います。
上記の引用を読めばわかりますが、セクマイだけではなく、ろう者と聴者についての作品でもあります。そこにある差別や特権について、描いているのです。
この作品は大阪会場でみましたが、聴者の自分にとって、まだまだろう者の人たちのことを知らないと実感させられた作品でした。
初めて見る表現方法や作中で描かれるすれ違いなどに、気づかされっぱなしという感じで、もっと勉強せねばならないと思いました。
これらの作品のように関西クィア映画祭が上映する作品たちは「LGBTだけじゃない」のです。
そういえば、「クィア」ってなに
映画祭の名前にも入っている「クィア」。英表記だと「Queer」となり、「変な/奇妙な」という意味の言葉です。
この言葉は元々、セクシャルマイノリティの人たちを差別する言葉、蔑称だったものを、セクシャルマイノリティ当事者たちが自ら「変でなにが悪いんだ」と逆手に取って名乗り出したという歴史のある言葉です。最近やっとですが、日本でも聞かれるようになってきました。
「クィア」はセクマイとイコールで使われたり、説明されたりすることが多いのですが、わたしはこの言葉の歴史を踏まえると「クィア」とは、「セクマイであり、かつマイノリティについて目を向け続けている人」だと思います。
作品紹介のときに書いたように、セクマイやLGBT以外のマイノリティがこの世にはたくさんあります。そういったことにもアンテナを張り、自分自身が差別していることにも目を向けていく…そういった人たちのことを「クィア」と呼ぶのではないかと考えています。
これはあくまでもわたしの意見です。足りないところもあるかもしれませんが、セクマイと同じであったり、LGBTに代わる包括的な言い方ではないというところは重要です。
楽しみになる!3つの推しポイント
第15回 関西クィア映画祭 2022の推しポイントをわたしなりに書いていきます!読んだら、きっと行きたくなります。
聞いたことある?ノンバイナリーの映画
最初に紹介したいのは「ノンバイナリー ミニ特集」。ひとつのプログラムでノンバイナリーに関する映画が2本鑑賞できます。この特集をやると知ったとき、わたしは本当にびっくりしました。今まで聞いたことも、考えもしなかったからです。
ノンバイナリーミニ特集では、「ここにある美しさ」「アンバー、いつまでも」が上映されます。ミニ特集についてまた公式ホームページから引用したいと思います。
今、引用した文章を読んだときに「ほんまそれな!」とわたしは思いました。「1人1人あり方は実は様々だ」というところにとても共感しました。何かモヤモヤを抱えている人にも来てほしいプログラムです。
日本のセクマイ系作品たち、どれに投票する?
次に紹介したいのは「国内作品コンペティション」です。公募で集まった作品から5作品を上映、その後、観客による投票を行うというプログラムです。
日本で作られたセクマイ系の作品自体、見る機会が少ないものなので5作品もひとつのプログラムで見られるのはとても貴重な機会です。また、投票というかたちで参加ができる点も楽しいポイントだと思います。
上映だけでなく、監督などのトークや質疑応答もあるそうで、制作秘話や疑問に思ったところがわかるかもしれません!
京都だけ!オールナイトで映画をみまくろう!
最後に推したいのは、オールナイト上映です!9月24日(土)の22:45~05:01まで、ひとつのプログラムとしてみることができます。お得です。
これだけの作品を一気見できます。夜に来て、始発で帰るなんてこともできます。2年ぶり(わたしの記憶が正しければ…)のオールナイトです。わたしも楽しみにしています!
チケットの価格が選べる???
映画祭の推しポイントを書いてきましたが、行きたいなと思っていただけたでしょうか?チケットが買いたい、という方に購入ぺージをお伝えする前に、今回の関西クィア映画祭のチケットシステムについてお伝えしたいと思います。
映画館で普段、買うチケットとはシステムが違うのです。
チケットの価格は「裁量価格制」
まず、チケットには「1回券」と「京都パス」があります。「京都パス」は販売日に売り切れてしまったので、京都会場における「1回券」について説明します。
チケットは「裁量価格制」というシステムで、3段階の値段に分かれています。
以上の3段階にわかれており、1プログラムの購入価格をここから選ぶシステムとなっています。個人個人の経済状況に応じてプログラムをみることができるのです。
「自分で選んでいいの?」と思われるかもしれませんが、これは経済格差という個人の努力ではどうにもならない社会的構造のために、参加できない人を減らし、みんなで助け合う文化をクィア・コミュニティーに作るためだそうです。そのため、証明書なども不要です。
もっと書きたいけど
もっと書きたいけど、終わらなくなりそうなので、詳しくは公式ホームページを隅から隅までご覧ください!
わたしは当日、ずっとお手伝いしています。いろんな方に会えるのを楽しみにしております。
最後まで読んでくださってありがとうございました。また当日、お会いいたしましょう。市川ゆめでした。
※ここに書かれたことは市川ゆめがホームページやパンフレットを見て書いたものです。もし、間違いなどがありましたらご指摘ください。
※質問などは公式ホームページから関西クィア映画祭へお願いいたします。
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