世界スーパーバンタム級4団体統一戦を観た
昨日26日、ボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一戦を観た。
井上モンスター尚弥 VS マーロン•ナイトメア•タパレス。
モンスターとナイトメアは、それぞれの呼称だ。
試合前、選手紹介の人が流暢な巻き舌英語で(外国の人だからね)、こう紹介していた。
「なおやぁーTHEモンスター!いのうーえー!!」
キャー!!
これだけでテンションが上がる。
マーロン•タパレスのナイトメアとは「悪夢」と言う意味らしい。
おー!なんだか強そうだ。
井上尚弥は先のフルトン戦を勝利してからまだ5ヶ月。
タパレスはその試合を会場で観ていて、井上に勝てる!と確信したそうだ。
なんと!
モンスター井上に勝つと?
フィリピン出身のタパレスは、貧しい家庭に生まれ育ち、生きるためにボクシングで勝ちあがって来たと言う。ハングリー精神が半端ない。
こういう選手は強いんじゃないか?
少しの不安がよぎる。
しかし、井上尚弥はプロデビューしてから25連勝。世界戦は20連勝。そしてそのうちのKO率は88%なんだ。
モンスターなんだよ。
無傷のモンスターなんだ。
いや、確か一回目のドネア戦で初めて傷を負った。試合に負けたわけではない。
初めて顔に傷を負ったんだ。目の上が少し切れて血が出た。その血を見てますます燃えたと聞いたことがある。
モンスターは怯まない。
普通試合後のボクサーは、それが勝者だとしても、大概顔はボコボコにされ、目なんか前が見えないんじゃなかろうかというくらい腫れ上がっている。
井上尚弥はいつも無傷なんだ。
きれいな顔のまま勝利の右手を高く掲げる。
ゴングが鳴った。
シュッシュッ!
井上の速いパンチが繰り出される。
素人でもその速さはわかる。
2ラウンドまではタパレス、大いに警戒している。井上の様子を伺っているのか?
固いディフェンスで井上のパンチを寄せつけない。
シュッ!シュシュッ!
4ラウンド。
井上の左フックが入り、そこからもうダッシュ。膝を着くタパレス。
おーっと?!
いやしかしタパレスは持ち堪える。
よし、それでいい。
5ラウンド。
タパレスも打つ。両者打ち合う。
ぬぬー!
ついついこちらもチカラが入る。
そこから6、7、8……とラウンドは続く。
タパレスのガードの上から井上のパンチは当たっているようだが、どうなんだ。効いているのか?
タパレス、ディフェンス上手いってよ。
桐島が部活やめるみたいな感じになっているが、どうなんだ。
このまま判定に持ち込まれるのか?
井上の体力はまだ余裕な感じにもみえるが……。
そして迎えた10ラウンド。
あ!あれ?
気づくとタパレスが倒されている。フラフラして立ち上がれない。
え?どのパンチがどこに入ったんだ。
え?
ノックアーーウト!!
井上がコーナーに登って両手を挙げている!
えーーー!
……
すげぇ!やっぱ強い。
スーパーバンダム級四団体統一したよ!
ベルト4個だよ!
やはりガードの上からも井上のパンチは効いていたのか。
ふーん!(鼻息)
1時間で試合は終わった。
東京有明アリーナ。
うーん強い。
井上はこれで26連勝。
一度も膝を着いたことがない。
そして今日もきれいな顔のままだ。
どこまで行くのかモンスター尚弥。
タパレスも頑張った。
終了後、井上とタパレスがハグ。
健闘を讃え合う。
悔しかっただろうタパレス。
ありがとう井上尚弥。
ありがとうマーロン•タパレス。
またこれから練習練習の日々が始まるんだろうな。
モンスターは驕らない。
以前、NHKのスイッチインタビューを観た。
キャリーピャムピャ、キャリーパムパ、きゃ、きゃりーぱみゅぱみゅ!と井上尚弥の対談だった。どういう組み合わせ?と思ったが、そこで井上が試合が終わって考えることは練習であることを知った。ちなみにきゃりーもいろいろ頑張っている(雑な説明)
話がそれてしまったが、あらためて、
世界スーパーバンダム級四団体王座統一戦、大勝利おめでとう!!
タイトル長いな。