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いつか消えるこの星の下

小説が、歌が、好きです。

この歌には実は作者のこんな意図が込められていてとかこんな解釈もできる、とか、そういうのがあってとても素敵で好きです。

前にもどこかでお話した気がするのですが、終わらない物語が好きなんです。

どれだけ好きな小説もドラマも漫画も最終回が近付くにつれて見られなくなってしまいます。終わること、変化してしまうのが悲しくて苦しくて見られません。

わかりやすく、恋愛ものなら物語を盛り上げる為に三角関係や主人公を邪魔するライバルが登場しますよね。それすらも長くは続きませんし終わりを迎えてしまいます。

唯一、事件を解決する物語のミステリー小説やドラマでも警察ものなら最後は人事異動があったりして、元のメンバーでの物語は紡がれることはないんだと思うと悲しくなってしまいます。

“変化”、“終わり”がとても嫌いです。

生きているものもいずれ終わりを迎えてしまいます。

生きていている中でも様々なものに影響を受け人は変わってしまいます。普遍的なものなどないのです。

だからこそ、私は永遠を、絶対、という普遍的な物語に憧憬を抱くのです。

私は小説をWeb小説投稿サイトに投稿させていただいていてランキングにも載せていただいているのですが、私はあまりにも凡人で才能などないので、私の望むような、例え物語はそこで終わりを迎えたとしても永遠にその物語の中でその登場人物達は生き続けるようなお話が書けないのです。

だから、もし、登場人物が元は空虚から生まれたあやかしで、永遠を生きている謎の人物にしたら良いのではないか、なんて思ったりもしたのですが、

その空虚から生まれたあやかしは何をしているあやかしで、どういう物語にするか、とかそのあやかしの周りの登場人物は命は有限で結局いつかは居なくなってしまうのではないか、なんて思ったら書けないんですよね。

だって、そしたらそのあやかしは置いて逝かれてしまうでしょう?そんなの寂しいじゃないですか。

ある2人は禁忌の呪いを掛けて永遠を2人で生きることになった、でもありかもしれませんね。そしたら寂しくないかもですね笑。

私の好きな曲の1つに、

“いつか消えるこの星の下”

なんて歌詞があるんですよ。私その歌詞がすごく好きで。終わりが嫌いなのに自分が死ぬのは構わない、なんて矛盾した考えを持っているので、あぁ、いつか私達だけでなくこの星もいつか消えてしまうと思ったら何故か安心できたんです。

あぁ、そういえばこの前、精神科の主治医に自分の病気についてとこの酷い空虚感について自己分析した紙を読んでもらったんです。

自分の口で説明すると話が脱線して挙句に泣き出して話が終わらない気がしたのと、手書きで書くと字が汚い方ではありませんが夢中になって書くと繋げて書いちゃったりして読みにくい可能性があったのでWordに打ち込んだものを印刷して渡したんです。

そしたら、主治医がその文書を読んで

「ブログ書けそうだね」

なんて言うからドキリとしました笑。
私がこうしてブログをしているだなんて一言も言っていないのにそんなこと言われるだなんて思ってもみなくて。勿論笑って誤魔化しましたけどね笑。




ここまで読んでくださりありがとうございます。また、お会いできたら嬉しいです。

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