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モチモチ食感の食パンを焼く
今回は食パンの食感について書こうと思います😃
皆さんはどんな食感の食パンが好きですか?
サクッと系、モチっと系、サクモチ系、ふんわり系など たくさんの食感の食パンがあって こだわり派の方は「このお店の食パンに決めている」という方もいますね。
私はハード系が好きだったので 少し前まではバゲットやカンパーニュなどのハード系中心に焼いていましたが、歯の歯列矯正に興味を持ったのがきっかけで柔らかいパンにも興味がわくようになりました。
というもの、歯列矯正をすることになった場合、硬い食べ物は控えるのが基本ということでした。私は骨格的に顎がしっかりしているタイプで それがコンプレックスでもあるのですが、これもまた 硬い食品を日常的に食べることで知らないうちに自分で自分の顎を鍛えている状態になっているそうで、そういうこともあってハード系ばかりを作るのはやめようという答えに辿り着きました。
歯列矯正はというと、矯正歯科にカウンセリングにいったところ「矯正の必要性を全く感じない」とのことでした。前歯の歪みを整えつつ、あわよくば歯を4本抜歯してワイヤーやアンカースクリューで口元を引っ込めたいと思っていましたが、先生が言うには、ガッタガタで口が閉じない人には矯正を勧めるが、そうでもない人には 歯は個性だと言いたい。皆が皆、真っ直ぐな歯が良いと思っているわけではないし、矯正したことによって噛み合わせが悪くなったり、口元が下がりすぎたことで絵で描いたような魔女顔と言われるような口元になってしまうことがある。
個性は大事だと話されました。妙に納得し、私は矯正をしないことに決めました。
一体、何の話をしているのでしょう😳
それでも、今でも歯列矯正の画像や美容にお金をかけて努力している人の話や、ダイエット、美容整形の記事、実際にやった人の話にはとても興味がありますし、ジャニーズのメンバーがスマートな体型でカッコ良くダンスしているのを見るのも大好きです。
本題にいきます。食パンの話です。
モチモチの食パンについてです。
【パンの食感をモチモチにするための大きなポイント】
▫️仕込み方
▫️粉の種類
▫️発酵具合
▫️焼き時間
私の感覚では、モチモチ食感の食パンにするためには 中種を使うのが良いと考えます。中種とは粉の一部を先に捏ねて(粉+水分+イースト、私の場合はここにサワー種も加えていますが、なくても良い)発酵させたものを 残りの粉と副材料と合わせて更に捏ねるというものです。
中種が既に発酵・熟成されているので、本仕込み後の発酵スピードも早くなります。ストレートで仕込むよりも翌日、翌々日のしっとり感も感じられます。
次は粉の種類です。
上の写真のパンはスーパーキングというカナダ・アメリカ産の蛋白量の多い強力粉を使っているため、ボリュームが出やすいです。国産強力粉はもっちり食感に焼けるものが多いようです。最近の国産小麦はボリュームよく、作業性も良いものが増えているように感じます。何種類か作ってみて好みを探ってみて下さいね。
私の場合は、ライ麦粉を少し加えて しっとり感を出すこともあります。
次は発酵具合です。
これはパン作りにおいて重要なポイントで、しっかりと発酵の取れたパンは美味しいです。あ、やってしまった… 最終発酵 過発酵にしっちゃった…というときに良いものが焼けることもあります。決して過発酵が良いと言っているわけではありませんよ😆
1次発酵で発酵オーバー、更に最終発酵でもオーバーにした場合は、色付きの悪いパンが焼けることも。糖分の少ないフランスパンや、フランス生地の食パンなどは、発酵オーバーにすると特に残念な仕上がりになってしまいます。
モチモチ食感に焼きたい場合は、最終発酵が完全に発酵完了している状態よりは、少し若めくらいで焼いてもいいと感じます。若めでオーブンに入れ、オーブンの中で窯伸びさせるイメージです。逆にホワホワ食感に焼きたいときなどはギリギリまで発酵をとることもあります。この場合、窯伸びは あまり期待しません。
発酵について書いているものの、都合によっては時間通りに作業を進められないこともあるので、そういう場合はどうしているのかなど、Instagramの方でも書いているのでよかったら覗いてみて下さいね。
最後は焼き時間です。
大事な大事なポイントです。しっとり柔らかく焼きたければ 焼き過ぎなければいいわけですが、生焼けや、腰が折れ過ぎてしまうほどに “焼きあま” では よくありません。「むっちり・もっちり」と「生焼け」は別物です。
リンナイガスオーブンで200度で10分、170℃に下げて14分。
計24分で焼いています。
350g 仕込み(ここにサワー種を加えているので実質 約370g仕込み)で24分という焼き時間は短い方だと思います。
オーブンによって焼き時間はかなり変わってくるので、レシピ本やネット記事はあくまでも参考までに。電気オーブンの場合は、もう少し焼き時間が長くなるようです。
焼き時間も大切ですが、ポイントがもう一つ。
モチモチキープのために、冷めたてを直ぐに保存袋に入れることです。
これは、結構な違いが出るので 冷めたてのタイミングを逃さないようにして下さいね!
それではまた。読んでいただきありがとうございました😃#