2023 旅日記 北海道編 4
今日は少し風が涼しい。
曇っているから、日差しがなくて過ごしやすい。
気温は、相変わらず高めなのだけれど。
いつも通り、扇風機のコンセントを差した。
昨日の夜、先輩に送った"ホテルレポート"の返事が来た。(詳しくは北海道編 3をご覧下さい)
結果から言うと、思っていたより酷評はされなかった。
むしろ、褒めてもらえたことの方が多かった...と思う。
このレポートを提出して、先輩にまず言われたのは、
「実はこれをやって欲しかった。」
という言葉だった。
その言葉に続いて、先輩はレポートのフィードバックや彼自身の所感について丁寧に教えてくれた。
私は、"教えてあげよう"というスイッチを押すことができたのだろうか?
自分で言うのもなんだけど、私はとんでもなく人の影響を受けやすい性格だ。
私は先輩や社長、先生と話をして、その考え方を聞いてから、ものの見方がかなり変わってしまった。
たとえば、ひとつのモノやコトから読み取れるというか、考えられる情報というものがずっと増えた気がする。
そして、こういう風に頭を使い始めてから、いちばん思っていること。正直に言うとそれは、
疲れる!!!!!
ということだ。疲れる。本当に。
こんなの、毎回やってられないと思う。
どんな場面で役に立つのか、まだ想像できない。
それともこれが、分析するということに繋がるのか?
何はともあれ、先輩との師弟関係...はもうしばらく続くのだろうか?
そして今日は、先生から借りた本を読むことにした。
忙しくて半端に読んでしまっていたため、栞を抜き取って頭から読み始める。
「人類学者たちのフィールド教育 自己変容に向けた学びのデザイン/箕曲在弘 二文字屋脩 小西公大 編」
大体の内容は、タイトルの通り。
フィールドワーク等といった、なじみの地を離れた場での研修を通して、テーマとされる課題解決だけでなく、自発的に自身について振り返り、自己変容を促す教育について書かれている。
先生。
先生のおすすめしてくれる本を、私は全部メモして図書館に通っていた。
図書館のパソコンでメモに並ぶ文字を検索する。
本棚を探し、見つかった数少ない本を借りていた。
どの本も先生の言葉のルーツがあって、面白かった。
だけど先生。
先生が貸してくれたこの本は、今までのどの本よりも全く頭に入ってこない。
む、むずかしすぎる。
もしかして、私の頭が悪すぎる?
専門用語や難しい言葉、言い回しが出てくる度に調べたり、理解するため考えるから、時間がかかってしまって全然進まない。
理解に苦労したものだから、忘れてしまわないようにと、大事なことを私の言葉で置き換えたメモをのこした。
以下、拙い私のメモによるフィールド教育で重要なこと。
① 言葉の定義を、研修先の地域で当てはめて再定義してみる。
これは、主に海外フィールドワークにおいて重要。ここでもでてきた「再定義」という言葉。
現地の状況や文化を、私たちが知ってる言葉で当てはめようとすると、違和感を感じる場合がある。
それは、"私たちが常識だ"または、"この地域はこうだ"などという決めつけや、固定概念が引き起こしている可能性がある。
本の言葉をそのまま引用すると、「共有する概念をフィールドの社会的文脈に埋め込んで理解すること」
この本では例として、男女で権利や立場に差がある地域で、男尊女卑の現場を観察しようとした学生が、"男"にも"女"にもそれぞれ立場的な優劣の場面があることを目撃し、「男尊女卑」ではなく「男女区別」であると気づいたことが取り上げられている。
② 偶然の出会いや出来事に巻き込まれながら、気づき学ぶ。
フィールドは、分からないことだらけのアドリブに満ちた世界。
答えのない世界での立ち振る舞い、臨機応変さ。
筆者は、理解できないことや不快で不確かなことに対する耐性をつけておくことが重要だと語っている。
③地域に参画した自分自身を振り返ることで、今までの世界から見た地域の位置付けを考えてみる。
①や②での気づきや学びを振り返って、自分自身や属する社会について振り返って考えてみる。
相手の地域から見た、私たちの地域の立ち位置。
当たり前だと思っていたことが、本当は当たり前ではない。
筆者いわく自己内省は、一種の自己破壊にもなりうるとしている。
本の言葉をそのまま引用すると、「自己省察を通して既存の世界観を相対化すること」
...ここまで書いただけでも頭がパンクしそう。
本当はもっといっぱい本から学べることがあったのかもしれないけれど、先生ごめんなさい。
正直、解釈が正しいのかもよくわからない。
毎日 本を読むという目標だったけれど、次は一回小説に逃げよう。
脳みそが破裂しちゃう。
最後に、今日も私のお勉強を見守ってくれた方、ありがとうございます。
少しでも誰かが見てくれてると思うと、モチベーションが上がるので頑張れます。
みなさん、おやすみなさい。
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