【読書感想】夏目の今後が気になる。『刑事のまなざし』薬丸岳

あらすじ

刑事・夏目信人(なつめのぶひと)早くも文庫化!
人を信じ、真実を見抜く。幼い娘の笑顔を奪われた刑事だから。
思わず涙がこぼれる七つのミステリ。

ぼくにとっては捜査はいつも苦しいものです――通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目が選んだのは刑事の道だった。虐待された子、ホームレス殺人、非行犯罪。社会の歪みで苦しむ人間たちを温かく、時に厳しく見つめながら真実を探り出す夏目。
何度読んでも涙がこぼれる著者真骨頂の連作ミステリ。

●黒い履歴
●ハートレス
●プライド
●休日
●オムライス
●傷痕
●刑事のまなざし

Amazonより

感想

この作品は薬丸岳先生の初の短編集らしいです。
短編集かぁ、と長編好きには残念な気持ちになりましたが、７編の連作ミステリーということで読んでみました。

面白かったです！スラスラと読めました。

ドラマにもなったようですね。

主人公は夏目信人という、法務技官から警察官に転職した刑事。
物語は夏目以外の人物の視点から語られています。
夏目は娘を襲った犯人を捕まえることができるのか。
娘は目覚めるのか・・・

「家族が犯罪の被害に遭った者にとって犯人に望むことは刑務所に行くことや重罰にかけられることだけではない。自分の犯してしまった罪の意味を一生噛み締めること、そして痛みを感じ続けること・・・それを望むんだ」

本文より

夏目シリーズ紹介

どうやら夏目信人はシリーズ化されてるみたいなので、他も読んでみたいです！順番はこちら。

1. 刑事のまなざし

2. その鏡は嘘をつく

3. 刑事の約束

4. 刑事の怒り
   

🔖短編集（今回読んだ本です）

刑事のまなざし (講談社文庫 や 61-4)

🔖夏目シリーズ初の長編

その鏡は嘘をつく (講談社文庫 や 61-7)

🔖短編集

刑事の約束 (講談社文庫 や 61-8)

🔖短編集

刑事の怒り (講談社文庫 や 61-11)

最後までお読みいただき、ありがとうございました(*^-^*)