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あたりまえのシンプルに戻るだけ!
エドカフェNo.12 「雑談しよう!未来の学校の本質は?」
With 苫野一徳さん&木村泰子さん
学校が変わる!
15~30年先、今まで150年変わらなかった学校が今まで見たことないような学校に変わっている。
もう多年齢異年齢異世代様々な世代、男女、障害に関わらず、多様な人たちがいっしょに学ぶ形に自然になっていく。
ごちゃまぜのラーニングセンター
本質に立ち返ってみんなで知恵を寄せ合ってつくっていける学校。
ワクワクしますよね?!
子ども理解なんてできる?
子どもを理解しようとかできるなんて本気で思ってる?
子どもから学べばいいんとちゃう?
<エピソード〜子どもは大人の想像を遥かに超えている〜>
「お前なんかなんもわかってないくせにわかったようなふりして俺の前に来るな!」と言う子に「何か私にできることない?」って言ってた校長が、とうとう「なにあまえてんねん?!」と言ってしまった。「うるさい!かまうな!出てけ〜!」と大げんか。
「あ〜やっちゃった!みんなごめん!」と職員にあやまった。腫れ物にさわらないように・・・みたいに、みんなが爆発させないように気をつかってきた子を爆発させた。それももうフォローできないかもしれない卒業式3日前に。
でも結果、その子は卒業式で
「本気で怒ってくれたのは校長先生だけだった」と泣きながら語り、みんなに拍手されて卒業していった。
校長は感情ぶつけただけで落ち込んでいた。
「こんな学校仕返ししてやる!」くらい言って出ていってくれれば納得できたかもしれないのに、宇宙くらい想像を超えた姿を見せられた。
1人の子を自分だけの枠で見るんじゃなくて、360度からいろんな人で見る。
他の人が見た子どもの姿を知る。
子どもは先生にも親にも見せない姿を地域の人に見せることもある。
子どもを大人の「理解」なんていう枠に当てはめることはできない。
様々な角度から見て学ぶことしかできない。
<暴れん坊と学校を地域の人がつないでくれた話>参照https://note.com/yumbe2525/n/n66892f35d7a6
未来の学校はいろんな人との出会いの場にもなる。
自分ひとりでできなくても人の力を借りればいい。
「やり直し」と「巻き戻し」
失敗とやり直しの経験の数が多いのが先輩。
そういう先輩として、求めて来た人には本音で全部言う。
こちらから校長室へ呼んで説教はしたことはない。
「やり直し」はものすごい主体的なもの。
「先生に言われたから来た」っていう子には「巻き戻し」とひとこと言う。
「あの子やり直しに来ましたか?」と来る先生も「巻き戻し」
<エピソード〜ばあちゃんのやり直し〜>
地域のばあちゃんが子どもと揉めて職員室にやり直しに来た。
子どもの悪態に「校長先生呼んでくるから校長先生の前で言ってみ!」って言った。「そんな私に子どもが怒るのあたりまえ。」と言って・・・
ばあちゃんがやり直しに来たそのあと、子どももやり直しに来た。
職員がそのばあちゃんの姿に憧れる。
失敗してやり直したあとはみんなドヤ顔で出ていく。
これってあたりまえでシンプルなこと。
大空小学校(みんなの学校)の約束はたったひとつ。
「人にされて嫌なことは人にしない。」
なんとなんと、これはルソーのエミールにも書かれていると一徳さん。
教育における約束は「人にされて嫌なことは人にしない。」これだけ!って・・・。
たったひとつの約束を破ってしまったらやり直せばいい。
未来の学校はこのあたりまえのシンプルに戻るだけ。
あとはシステムをそれに合わせてつくりなおすだけ。
(今まではシステムにわれわれが合わせてきたけど・・・)