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【初心者向け】ブランディングって何?メリットは?ブランディングを知っておくことで利益が上がる

みなさんはブランディングって何か説明できますか?

ウェブ制作という仕事の都合上なのか、ここ数年はどこにいってもブランディングという単語を聞きます。
正直「どいつもこいつもよく理解せず横文字を並べたてやがって」くらいにしか思ってませんでした。アホですね。ごめんなさい。

ただこんなアホでも信用してくださる親愛なるクライアント様から色々とご相談をいただいておりまして、全体的なアートディレクションを考えているうちに「これってブランディングじゃね?」となりました。
そして「ブランディングが何か全く理解してないな」と思い今更ながら勉強した次第でございます。

この記事はブランディング初心者へ贈る
・ブランディングとは
・ブランディングを行うメリット
を解説した記事です。

自分もまだまだですが、ブランディングって何?どんなメリットがあるの?なにすればいいの?とかは知っておいて本当に良かったと思ってます。


そもそもブランドとは

そもそもブランドとは何でしょうか。wiki先輩によると

消費者の中で当該財サービスに対して出来上がるイメージ総体。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89

ということだそうです。めっちゃ概念的ですね。

よくある例えで言うと、「コンビニ・ドトール・スタバのカップに同じコーヒーを入れて何円だと感じますか?」と聞くと、大体コンビニ100円、ドトール200円、スタバ300円と答える人が多いんだとか。

ではなぜスタバが300円だと感じるのかというと、

  • スタバはオシャレ

  • ドトールよりスタバの方が優越感がある

  • ドトールはスタバより雑多で安い感じ

といった理由が多いのではないでしょうか。

オシャレとか雑多な感じがするとかは「イメージ」でしかないんですよね。
つまりこういった「イメージ」の総称がブランドで、そのイメージを作り出そうとすることがブランディングと言えます。

「スタバはオシャレで優越感を得られる」というイメージがスタバのブランドで、人々はそのイメージが故にコーヒー1杯に300円払います。
そういったブランドイメージを作り出すことがブランディングです。

ブランディングを行うメリット

ブランディングによるメリットは多々ありますが、

  • 価格を上げられる

  • 他社と競争する必要がなくなる

  • ファンやリピーターを獲得できる

  • お客さんが宣伝してくれる

などが主だったメリットと言えます。

スタバは他社より値段は高くできていますし、カフェに行くならとりあえずスタバという人も多いでしょうし、新作ドリンクが出た時には友達にシェアするという人もいるのではないでしょうか。
これはスタバが行なっているブランディングの結果です。

カフェで言えばブルーボトルはさらに洗練されて1杯ずつドリップすることでさらに価格を上げていますし、ルノアールは席数を減らしてゆったりとした店舗にすることで価格を上げています。

ではどうすればブランディングができるのでしょうか?

ブランディングって何をすればいいの?

ブランディングの具体的作業をざっくり言ってしまえば、お客様とのタッチポイント全てにおいて「らしさ」を演出することだと言えます。

お客様とのタッチポイントというと例えば

  • 広告

  • ウェブサイト

  • 商品パッケージ

  • パブリシティ

  • 店舗

  • 従業員

などが挙げられます。

スタバで言えばどこの店舗も洗練された店舗デザインで、多くがグレーや濃い目のグレーに木といった配色で、間接照明に手書き風のイラストで構築された店舗が多いのではないでしょうか。
ウェブサイトや広告、店内ポップも同様で、多くは手書き風のイラストや文字で構成されています。

従業員の立ち振る舞いもフレンドリーかつ丁寧で、会社案内にもある「人々の心を豊かで活力あるものにするために—ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」というブランドステートメントを表すかのようです。

このようにお客様とのタッチポイントにおいてブランドの「らしさ」を演出していくわけですが、まずは「らしさ」を知り、深堀り、定義しなければ演出などできません。

ブランドの「らしさ」を知ったり定義するために必要になるのがマーケティングです。

マーケティングに関して説明するとさすがに長くなるので別の機会にしようと思いますが、徹底的にニーズの理解、差別化、ポジショニングを行い、お客様に提供できる「価値」を定義して「らしさ」を演出していきます。

マーケティングを行うことでタグラインやブランドステートメントなどが策定され、そこからロゴデザインやウェブデザインなどが作成されていきます。

流れをざっくり言ってしまえば

  1. マーケティング

  2. ブランドらしさの定義

  3. アウトプットの構築

という感じでブランドらしさの演出を構築していきます。

ずっとスタバで例えてきましたが、ユニクロや無印良品なんかもわかりやすいですね。
無印なんかはどの商品をみても「無印らしさ」が演出されています。
これ以上スタバや無印のデザインをどうこういうのは恐れ多いのでこの辺にしときます。

まとめ

ブランディングを行うことで、価格を上げることができたり、競合より有利になったりとメリットがあるということが伝わりましたでしょうか。

書いていて思いましたが、利益を上げるためにマーケティングをすることは一般化しているように思いますが、さらに一歩踏み込んでお客様へのアウトプットを構築・管理することがブランディングと言えない気がしなくもないです。

昨今ではデザイン思考が流行っているようですが、ブランディングを行うにはマーケティングとデザインは切っても切れない関係のように思えます。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。
ブランディングを実際に行う手法や、PRとの関係性など、続編もいずれ書きたいなと思います。
誰かのお役にたてば幸いです。

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