映画「罪と悪」は小さな街で警察・ヤクザ・半グレ・殺人者がも交錯する話だった
映画館で観た感想・レビュー
よく整った映画だった。
大きく驚くところもないが、大きく退屈な場面もなかった。
複雑な利権
小さな町の利権が舞台となる。
警察とヤクザの癒着。だがその関係性が複雑すぎて途中よく分からないところも多かった。
すごみ
ヤクザや利権のどす黒い感じはあまりなかった。
俳優にもヤクザ映画のような「すごみ」はなかった。刺激度を抑えて見やすくしているのかもしれない。
ストリートキッズ勢
主人公勢のひとりである男がキッズたちを取りまとめている。
高良健吾は独特の舌ったらずな、だけど嫌味がなく魅力的な喋り方をする。
不良たちのボスだ。
プールサイド
半グレと言ったら良いのだろうか。
彼は危ない仕事をしながらも、仲の良く自分の家族たちと過ごす。幼い子供達とも。
暴力と平和がすぐ隣同士にあるようなシーンは印象的だった。
彼は廃墟で過ごしているわけではない。アメリカのセレブよろしくな、プールサイドの陽の当たる建物に住んでいるのだ。美しい妻をめとり、かわいい子供たちがいる。
暴力を土台とした夢のような平和。コントラスト。
罪悪感
メインの主人公は心に罪悪感を感じながら生きている。なぜなら本人が直接やったわけではないものの、子供の頃に友達同士で人を殺してしまったからだ。
結婚しても仕事をしていても地元を離れても、ずっとその念がついて回るのだった。
漫画で言うと「僕たちがやりました」みたいだ。
犯人
途中で「犯人は絶対こいつだろ」と思わせるシーンがあったのだが、結末は果たして。
ところで最近
映画を観て、本を読んで、スマホの利用はなるべく控えるのいうとても文化的な生活をしている。
文化最高。