投げたいと言ってるなら投げさせれば良いのか?
本日の登板により、フランスアが月間18登板となり日本記録に並びました。
全くもって名誉な記録ではありませんが。
むしろ特定投手に依存しまくるという、運用することを放棄した顛末を示した超絶不名誉な記録でしょう。
その酷使の影響からか、昨日までの東京ドームでの2登板は球速がガタ落ちしており、今後がかなり心配されます。
本日の登板では平均で147キロと多少持ち直したようですが、それでもこれまでに比べたらかなり遅いですね。
東京ドームのガンが左投手に対してスピードが出づらいとか意図的に球速を落としているとか言われていますが、10キロ以上落ちるのは明らかに異常です。
完全に断定はできませんが、フランスアに何かしらの異常が出ている可能性はかなり高いのではないでしょうか。
また、これだけ登板の続いているフランスアに対する緒方監督のコメントが上記リンクになります。
要するにフランスアが投げたいのだから投げさせているということでしょう。
マネジメントする側として有り得ない考え方です。
どんな選手でも試合に出たいのは当然でしょう。
ましてやフランスアのような、カープアカデミーから練習生を経て育成契約を結び支配下登録を勝ち取って間もない苦労してきた選手は、なおさら試合に出たい欲が強いはずです。
ただ本人の望む通りに投げさせていては、酷使となり故障にもつながりかねません。
そこを調整するために投手コーチであり監督が存在するのではないでしょうか。
このマネジメントを怠っているのはただの仕事放棄です。
また「投げられる喜びでいっぱい」と発言していますが、この発言も目先のことしか見えていないことを端的に示しているように感じます。
今は喜びでいっぱいかもしれませんが、この起用が続いていくと満足に投げることができなくなっていくでしょう。
そうなると投げられる喜びを感じられなくなるわけですから、トータルで見ると本人にとっては不幸になってしまうように思います。
ただ本人はおそらく目の前しか見えていないのでそこまで考えられないはずです。
ですので、先ほどと同様に監督・コーチが上手いこと調整しないといけないはずでしょう。
しかし彼らも目の前しか見えてませんから、このような事態になってしまうわけです。
結局長期的な目線がまるで欠如しているということですね。
緒方より年上で発言力のあって暴走を止めることのできる外部コーチでも雇ってくれませんかね。
才能のある投手達の投手生命が、この程度のことでどんどん短くなっていくのは見るに堪えません。