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労働人口の減少と働き方の柔軟性について

人口動態の変容

今私たちのいる日本という国は、人口動態の変化が顕著であることが誰の目にもあきらかな状態になってきている。

少子高齢化などはメディアでも良く使われている言葉でもあり、このこと自体がよくわからないという人は少なくなってきているのではないかと思う。

働く人にとって大きな問題

ただ、このことを因数分解していったときに様々な捉え方があると思うのだが一番実感値としてとらえきれてない人が多いのではないか?と思ってしまうことがある。

それは「労働人口」の減少だ。

このことだけを指していないが、「2030年問題」というワードで検索すれば色々な記事が出てくると思う。(以下も参考までに

人口動態は、色々な未来予測の中で比較的精度の高い内容の話だと思うのでこれはほぼ間違いなく日本が直面する問題であると思うが、例えば2030年問題は2030年に突然発生するのか?というそうではないというのは誰もが分かると思う。

そう、それは今もすでに進行していて身近な現実である。

にも関わらず、採用活動をする局面では、今後もいくらでも応募は来るのではないかという根拠のない期待値を抱いていたり、業務の省力化を本気で考えていなかったり、DXなんて言葉も遠い世界で行われている流行り言葉として捉えている状態になっていたりと、この恐ろしい現実を本当の意味で理解していない可能性ってすごく高いのではないかと思っている。

取りうる対策を今のうちからしておこないと、自分の働いている企業が、やがて無くなってしまうかもしれないという意味では働く人一人一人にとても関係のある話のはずなのに。

大企業と中小企業の新卒採用

例えばいわゆる新卒社会人の推移を見てみても人材難という形で統計データも各種出ている。

100万人以上いた新卒社会人となる働き手は、今後どんどん減少していきやがて半減していくことになる。

つまり、この若手人材は取り合いの対象になるということだし、日本の大企業信仰は根強く残っている(これだけスタートアップ企業という選択肢が浸透したと思われる時代においても実態はそうである)ので、中小企業にとってこの人材難は恐ろしいほどに影響するはずだ。

言い換えると大企業はまだよいかもしれない、人はどんどん来てくれるだろうし、働き手側からすれば大企業の中でも選択肢が、たくさんあるようなそんな夢のような状態になるかもしれない。(もちろん、あくまで現時点で大企業であって将来どうなるかの保証はないのだが)

そうなると、中小企業は儲かっていても、人材難で潰れるということがもっと顕著に起きていくのではないだろうか?

そして、そのことは経営者はもちろんのこと、働く人にとっても本来はとても大きな課題であるのだが、果たしてそのことを真剣に捉えている人はどれくらいいるだろうか・・・

経営者の後継者不足で廃業ではなく、働き手が居なくなり廃業なのである。

今からできること

もちろん、企業としてどんどん成長して働く人材がその企業に行きたくてしょうがないような状態になることが究極の理想。

求人において引く手あまたで、困るといったことができたら最高である。

が、現実的にそれは誰しもができることではないように思える(かといって諦めるわけではない)

なので少なくとも今できることは、

・今既にご縁を頂いて働いて頂いている方々にとって、働きやすい状況をつくる

・例えば子育て世代や介護が始まった世代の方にとっても、限られた時間でも働けるような会社の仕組みを設ける

などして柔軟な働き方を受け入れられるような仕組みと共に、

・会社にいる人たちも、それが当たり前で分担をしっかりと引き受けられる、そしてそれはやがて何らかの形で自分にも還ってくるような循環型の働き方を形作っていく

といった必要があると思う。

短時間で働くといったことは、仕方のない一部の方の特別事情ではなく、もはや当たり前のことなのだ。にもかかわらず、働き方を0か100かで選ぶなんてことをしていたら、本当に働く人はいなくなる。

更に言えば、業務委託や副業などの形態で会社に参画いただくようなことについても、旧来の枠組みにとらわれることなく受け入れらるような土壌を作
っていく必要性が強烈に高まっていると考えられる。

現実の難しさ

ただ、これが日本という社会では難しいのも事実、均一性を良しとしてきている国なので違いに対して敏感なのだと思う、これは誰も責めることはできない気もする。

でも、もうやるしかない。これは変えようのない事実。

なので、目的からしっかりと共有し制度設計やトライアルなどある程度強引にでも推し進めていく必要があると思う。

だから私もこの投稿を書いている。目的や危機感を他の方にも知ってもらうためだ。

それでもなお

少し語気の強い仕方をしている部分もあったかもしれないが、これは本当に誰も理解しておくべきことだと思っていて、私の所属するLR株式会社も当然その課題の当事者であると思う。

働き方の柔軟性について、代表の理解もある素敵な企業だとは断言できるが実態と制度設計においては発展途上だと思う、さらに言えばこの手のことに完成というものはなく、ずっと悩みながら揺らぎながら深化させていくものだと思う。

ただ、こうした状態を楽しめる方がいればぜひ弊社に参画いただき一緒に試行錯誤していただきたいと思っています!

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