化学のすゝめ(3)~真似のワケ~
第二の理由
前回は”真似の仕方”とそれが効果的な”1つ目の理由”を書いた。
今回は予告通り、真似をすべき2つ目の理由を書く。
早速結論だが、実は真似をすることで、
感覚が染み付く
のだ。長い期間をかけて真似をしていれば、その指導者が「何を考えながら問題を解いているのか」、「なぜそこでその立式をしたのか」など、解法の意味が自ずと分かるようになってくる。その結果、複雑な問題さえも自力で解けるようになるのだ。
読者の皆さんも、真似をしていると感覚が身についたという経験はないだろうか。例えば、部活で先輩のスマッシュを真似していると自分も出来るようになったとか、上手い人の真似をしているとゲームが上達したとか。
意図して真似をしようとしていなくても、友達の口癖がうつった経験や好きな芸人さんのギャグをついついやってしまったという経験はないだろうか?
私の知り合いには、
津軽弁を使うYouTuberを見ていると、津軽弁のもつ独特のイントネーションがうつってしまった
という人もいた。嘘のような話だが、これは実話である。当時を思い出すと今でも少し笑ってしまう。
このように、人間は長く触れていると案外何でも身についてしまう生き物なのだ。
つまり、
真似=練習
なのである。真似を繰り返すということは、いわば練習を繰り返しているわけだから、時間はかかるかもしれないが、いずれ必ず指導者の感覚は身につく。その結果、化学の問題が自力で解けるようになるのである。
前回から書いている2つの理由から私は真似をすべきだと考える。どうだろう、少しは真似をしてみようと思っていただけただろうか?
というわけで、このあたりで『2.解き方だけでなく、問題の読み方から真似すること』の話は終わりとしよう。ここからは、『1.正しい指導者を見つけること』についてだ。
ここまでで、すでに何度か”正しい指導者”という言葉が登場していると思うが、正しい指導者とは一体誰のことなのだろうか。
予備校の有名講師なのか、高校の化学の先生なのか、はたまた教育系YouTuberなのか……
早く知りたい読者は多いだろうが、きりがいいので今回はここまでとしておこう。
というわけで、続きは次回に期待してフォローして待っていてほしい。
『化学のすゝめ(3)~真似のワケ~』 終
次回
『化学のすゝめ(4)~正しい指導者~』
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