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アイメイクと私
毎日化粧をする。
BBクリームを塗りこみ
シミの濃いところにはコンシーラーをつけて
クリームチークを叩きこみ
目元にラベンダー色の下地を塗りこみ
ホワイトで鼻筋を際立たせ
薄く粉をはたき
サイドにシャドウを入れる。
こうやって書いてみると
化けるためにこんなに工程があるのかと
我ながら驚く。
眉毛は最初パウダーのアイブロウで
形を決め、毛の足りないところは塗り足し、
仕上げに眉マスカラで整える。
目元はブラウンを基調としている。
優しいサーモンベージュで大きく両瞼を撫で
少し濃い目のブラウンで目の周りを縁取る。
もっと濃いブラウンでまつ毛周りを締める。
黒いアイライナーで目の周り(上だけ)を囲む。
下瞼には白いコンシーラーでほんの少し線を引く。
マスカラをつけてビューラーでぐいとまつ毛を上げ、専用の櫛で梳かす。
毎日毎日、まつ毛を櫛で梳かす度、
私は「まつ毛を櫛で梳かす日がくるとは思わなかった」と思う。
実は私のまつ毛はBAさん(ビューティーアドバイザー)に驚かれるくらいに長い。
しかしながら私は奥二重なので
まつ毛の半分くらいは瞼に隠れており
見た目には普通のひと以下の長さである。
ずっと自分は一重瞼だと思っていたのだが
よく行っていた化粧品売り場の、ジャグリングが趣味だというBAさんが「yumaさんは私と同じ奥二重だから」と繰り返し言うのを聴いて
自分が奥二重なのだと知った。
おかげでまつ毛パーマをかけても
くるりと上向いたまつ毛に重たい瞼が被さって
全くまつ毛が長く見えない。
(なので何度かかけてやめた)
先ほど偉そうにアイメイクのやり方を書いてみたが、一生懸命アイメイクをしても重い瞼でほとんど隠れる。アイシャドウの無駄遣いかと思うくらいだ。
この重たい瞼が無ければ
バッサバサのまつ毛が後押しをして
私の眼力はもっと強いものであったのかもしれない。少なくとも眠そうには見えないだろう。
昔、母から二重に整形しろと何度も言われたが
そう言われるのもしょうがないのかもしれない。
しかしまつ毛パーマをかけるとアイラインが引きにくいのだが、それは私が奥二重だからなのか。
年を取ると瞼の肉が減り
目の周りが落ちくぼむひともいるようだが
私の瞼のたぷたぷの肉はいつ減るのだろうか。
しかしそこまで気にすることはないのかもしれない。
なぜなら私はメガネをかけているからだ。
ということで、
あの時間をかけて作り上げたアイメイクも
メガネでさらに3割減くらいにはなってしまうのだ。
こう書いていると、
なぜ自分がそこまでアイメイクに力を入れているのかわからなくなってきて、
本当にアイシャドウの無駄遣いのような気がしてきたので、今年はメガネをかけている人向けの簡単アイメイクも調べてみようと思う。
瞳、輝け☆
(了)