yuma

地方に住む50代主婦です。 残したい出来事、日々のつれづれを 書いております。 暇つぶ…

yuma

地方に住む50代主婦です。 残したい出来事、日々のつれづれを 書いております。 暇つぶしにでもどうぞ。

マガジン

  • 旅日記

    夫婦で行った旅の記録。

  • 思い惑う日々

    夫婦お互いの両親の老い、やがて来る介護についていろいろ思うこと。 思う日々は妻両親、惑う日々は夫両親について。

  • 1981〜2023

    私とK、出逢って42年後の別れまでの実話。

最近の記事

甲府ワイン旅 #6(終)

さて最終日の朝。甲府は雨だった。 チェックアウト前に買いに買い込んだワインやら お土産やらを車に積み込もうとした私たちは焦る。 傘を差してなんとか一度で運ぶことができた。 チェックアウト後、 車で、まずは近くのリカーショップながさわ さんへ。 こちらはワインの品揃えが多いとのこと。 見たことのないワイナリーのワインもあり、 嬉しくなってあれこれ買い込む。 広島から来ましたと言うと、とても喜んでくださり、お茶をいただいた。 こちらのお店では買ったワインに関する解説書を 入れ

    • 甲府ワイン旅 #5

      この辺りでお腹が空いてきたので、 パン屋さんを見つけてパンを買い、 軽くお昼ごはんにする。 続いて行ったのは、韮崎市の 能見園 河西ワイナリーさん。 こちらは古くからあるワイナリーさん。 なんと1918年(大正7年)創業だそう。 八ヶ岳に因んで「Mont.8」という名前の ワインを造っておられる。 こちらでも数本のワインを購入。 試飲もできるようなのだが、車なので残念。 広島に帰宅後、 「Mont.8」甲州の辛口を飲んだのだが、 ミネラルや蜜の香りがする、 丁寧に造られて

      • 甲府ワイン旅 #4

        さて4日目。 今日は甲府市に関わらず、 車でしか行けないワイナリーを巡るのだ。 もちろん車だから試飲はできないが そこはしょうがない。 まずは1軒目、 甲斐市にある敷島醸造(マウントワイン)さん。 ワイナリーに入ると 早速甲斐ノワールのワインを見つける。 私は甲斐ノワールが好きなのだ。 (甲斐ノワールはブラック・クイーンとカベルネ・ソーヴィニヨンの交配により生まれたブドウ) 広島ではあまり見かけないので、もちろん購入。 スタッフもとても感じのいい方で、 暫くいろんなお話し

        • 甲府ワイン旅 #3

          さて3日目。 そもそも目覚めが早くなるお年頃の私たち夫婦。 この日も早起きしてごはんを食べて早速出発。 今日は甲府観光に出かけるのだ。 既に歩き慣れた道を駅に向かい、 舞鶴城公園(甲府城跡)に到着。 城内は通勤の人も歩いていて、 市民の馴染みの場所だと思われた。 舞鶴城公園からの景色はとても良く、 風もあったので暫くのんびりと居られた。 富士急行の看板を見ると、西にはない景色だと思う。 ちなみにこの舞鶴城、武田氏が滅亡してから 豊臣秀吉の命により築城されたとのこと。 写真

        甲府ワイン旅 #6(終)

        マガジン

        • 旅日記
          6本
        • 思い惑う日々
          4本
        • 1981〜2023
          17本

        記事

          甲府ワイン旅 #2

          さて2日目。 この日は甲府市内のワイナリー巡りをする。 とは言え、甲府市もなかなかに広い。 まずは駅まで歩く。 甲府に限ったことではないが、 朝の歓楽街は何か疲れた色。 甲府駅から電車に乗り、酒折駅で降りる。 甲府に働きに来る人は多いかもしれないが、 甲府から働きに出る人は少ないのだろう。 車内の人は少なめ。 酒折駅で降りて、ワイナリーまで歩く。 既に相当に暑い。 クールネックリングを巻く。 でくでくと坂を登る。 ちょっとした登山みたいだ。 同じ駅で降りて、前を歩いてい

          甲府ワイン旅 #2

          甲府ワイン旅 #1

          広島から車で10時間。 街を歩いて出る言葉は 「あっつぃ」 しかなかった。 ********** このお盆休み、私たちは灼熱の甲府に行ってきた。 「いつもこんなに暑いんですか」と 出会った人に聞くと 「そうなんですよ~」と サラッと言われた。 「地元民はこの時間は外に出ませんね」とのこと。 さて今回の旅の目的はズバリ、ワイナリー巡りである。 5年前に勝沼に来たことはあるのだが、 甲府辺りにもワイナリーは沢山あるので、 いろんなワイナリーを見てまわりたいと 数ヶ月前から宿

          甲府ワイン旅 #1

          めぼができたの。

          「めぼ」とはなんぞや、と思われた方、 「めいぼ」ならわかりますか? 「めばちこ」ならわかりますか? 「ものもらい」ならわかりますか? ロート製薬のものもらいMapによると 出身地の愛媛県では「めいぼ」と言うらしいが、 何故か私は子どもの頃から「めぼ」と 言っていた。 ********** というわけで私の左目にめぼができた。 調べると、私のめぼは麦粒腫というようだ。 左の目の下、涙点のすぐ横にできた。 最初は気付かなくて、ただ痒いだけだったが、 鏡で顔を見ると、おや、

          めぼができたの。

          誰かの願いが叶うころ

          「僕は自分の血を引く子どもが欲しいんです」 と昨日の飲み会でSTさん(59歳独身)は言った。 (今回毒はきます。すみません。) STさんはこの街の 私の数少ない友人のひとりである。 私が以前通っていたスポーツジムで インストラクターをしていたので 付き合いはもう20年以上になるだろうか。 友人と言っても、男女のグループ5人ほどで 年に1〜2度飲みに行くだけだ。 女性は私ともうひとりM子さん(50代既婚子ナシ)。 男性はSTさん、Sさん(40代既婚子アリ)、Aさん(40代独身

          誰かの願いが叶うころ

          アントワネットが好きなのに

          タイトル見たら分かる、これから書く話。 ********** マリー・アントワネットが好きである。 子どもの頃にベルサイユのばらを読んで 好きになった。 オスカルよりもアンドレよりも マリー・アントワネット(以下アントワネット)が好きである。 アントワネットが好きな理由は、 ハッキリ言って生まれながらのお姫様だからである。高貴な生まれ育ち、それは子供時代の私の憧れだった。立ち居振る舞いも言葉遣いも何もかも美しい。頭の上に船を乗せてもその品の良さは変わらない。 私はエリザ

          アントワネットが好きなのに

          甲子園と高校野球と私

          これを書いている本日の朝は 夏の全国高校野球選手権大会の開会式の日だ。 甲子園には子どもの頃から何度も行ったことがある。 私は愛媛県出身で、松山商業高等学校(以下、松商。読み方は まっしょー)のファンだったので、 松商ファンの知人に連れられて行く事が多かった。 大概、地元の鉄道会社がツアーを組んでくれるので それに申し込んで、何十台ものバスで乗り込む。 その頃はまだ瀬戸大橋もなかったので、 高浜の港から夜通しフェリーで行く。 満杯のフェリーでは部屋の中で寝られず デッキに

          甲子園と高校野球と私

          ビジネスありがとう

          先日、TVで夕方の情報番組を見ていたら ありがとうを連呼する女性タレントが出てきた。 「ありがとうありがとう!」 「ありがとうありがとう!」 初めて見たタレントだったのだが そのありがとう連呼を聞いていて ふと、夫のありがとうを思い出した。 これ、なんか似とるな。 夫はありがとうを非常によく言ってくれる。 朝ごはんを作ったらありがとう。 片付けたらありがとう。 夕ごはんを作ったらありがとう。 片付けたらありがとう。 それを私はこっそり「ありがとう大臣」と 名付けていた。

          ビジネスありがとう

          ワンピースと私

          海賊王にはならない方の話。 ********** ワンピースが好きである。 特に夏のワンピースが大好きだ。 既に10着以上持っているにも関わらず 今年も3着、夏のワンピースを買った。 ユニクロに無印良品にアーバンリサーチ、 どれもお手頃価格のものである。 ワンピースのいいところは1枚でキマるところだ。 もちろんアクセサリーをつけると もっと素敵になるだろう。 私はピアスに小さなネックレスくらいしか つけないので、そこまで素敵じゃないけれど。 あと、靴は結構重要かも。 私

          ワンピースと私

          清水白桃の1日 #2

          さて、桃も買い込み、 もう帰るよね、と思ったのに、 夫が「鬼ノ城を攻めてから帰ろう」と言う。 ニッポン城めぐり(というスマホゲーム)で 鬼ノ城がまた取れてないのだ。 いい機会だから近くに行ってみようかと 車を走らせていると、警告灯がついていることに気付いた。 「なんか変なマークついてるで」 「え」 急いで近くのローソンに車を止めて 説明書を読む。 点灯しているのはエキゾースト警告灯だ。 これやばくない? 排気ガスの質が低下してるって何? いろいろやっても消えないので、 デ

          清水白桃の1日 #2

          清水白桃の1日 #1

          清水白桃という桃をご存知だろうか。 7月下旬から8月中旬まで出荷される 岡山県の特産の桃で、 姿かたちは白く丸く美しく、 お味は優しく美しく洗練された甘さ。 桃の女王と言っても過言ではない。 岡山県では桃の最高峰に位置づけられているようだ。 私たち夫婦はこの桃を心から愛している。 ということで、 今年も岡山県まで清水白桃を買いに行ってきた。 毎年の恒例行事だ。 大体、吉備SAのスマートインターで降りて、 佐山の農産物直売所に行き、 はなやか一宮店に寄るルート。 もしくは倉敷

          清水白桃の1日 #1

          チャンピオン

          ちょうど1年前のことだ。 私たち夫婦は徳島県に二泊三日の旅に出かけた。 徳島県に行くのは久しぶり。 1日目は鳴門のリゾートホテルで イタリアンのディナーやら 部屋のジャグジーやらを満喫し、 2日目は大塚国際美術館を堪能した。 その夜は徳島市の焼き鳥屋さんで 阿波尾鶏の料理も楽しんだ。 さて3日目、 眉山に登ろうということになり、 まずは阿波おどり会館に行くことにした。 阿波おどり会館から眉山へのロープウェイが出ているのだ。 少し寂れた街中を歩き、阿波おどり会館へ到着。 ちょ

          チャンピオン

          ああ夏休み

          川沿いの土手道を通勤している。 暑いその日も仕事を終え やはり川沿いの土手道を運転して帰っていた。 ふと対岸の土手を見ると ジャージ姿の男子中学生がひとり 自転車を漕いでいた。 対岸と言ってもそこまで川は広くない。 思い切り石を投げたら届くぐらいだ。 暑いだろうな、と 帽子も被ってない男子中学生を見た時に こちらを向いた彼とふと目が合ったような気がした。 その途端に男子中学生はいきなり ごんごんと力強く自転車を漕ぎ始めた。 どうやら私は競争相手として選ばれたらしい。 ええ

          ああ夏休み