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甲府ワイン旅 #1

広島から車で10時間。
街を歩いて出る言葉は
「あっつぃ」
しかなかった。

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このお盆休み、私たちは灼熱の甲府に行ってきた。
「いつもこんなに暑いんですか」と
出会った人に聞くと
「そうなんですよ~」と
サラッと言われた。
「地元民はこの時間は外に出ませんね」とのこと。

信玄公もさぞや暑かろうて

さて今回の旅の目的はズバリ、ワイナリー巡りである。
5年前に勝沼に来たことはあるのだが、
甲府辺りにもワイナリーは沢山あるので、
いろんなワイナリーを見てまわりたいと
数ヶ月前から宿を予約して計画を練っていた。

日本ワインは今かなり暑い、いや、熱い。
日本ワインの定義は何かというと
「国産のぶどうで作られたワイン」である。
ちなみに国産ワインの定義は
「日本で作られたワイン」である。
この場合、ぶどうが他国産であっても構わない。
私たちがワインを飲み始めた25年ほど前は
日本ワインはまだ少なく、
味も正直それほど美味しいとは思わなかった。
しかしながら、時代は流れ、
日本のワインもどんどん進化していき、
今や海外の賞を取るワインも増えてきている。
私たちもフランス、イタリア等の
ヨーロッパのワイン同様、
いやそれ以上に日本ワインを飲むようになった。
日本のワインを飲むようになると、
次はワイナリーに行ってみたくなる。
海外のワイナリーにわざわざ行かずとも
国内でワインが造られるところを見られる。
また、造っている人の生の声を聞くことができる。
これが私たちの国内のワイナリー巡りの醍醐味なのだ。

前置きが長くなったが、甲府だ。
今回どうしても行きたかったワイナリーさんがあり、開いている日に到着日を合わせた。
金土日、祝日しか開いていない
スプリングワイナリーさん。
甲府の街中でワインを造っておられる。
焼け付くような日差しの中、
宿からてくてくと歩いて数十分。
やっとたどり着いたワイナリーは
小さいけれど、可愛らしく、美しい場所だった。

オシャレなワイナリー

元は公務員だったという造り手のご夫妻と
お話しさせていただく。
街を元気にしたいという気持ちもあったそうだ。
美味しいワインとおつまみをいただいて
ゆっくりさせてもらった。


醸造所を見ながら飲んだワイン。
甲州にマスカットベーリーA。


桃モッツァレラ

桃モッツァレラにはスモモも入っていて、
山梨県のスモモが大きいことに驚いた。
スモモを買って帰ったので
今度ウチでも作ってみようと思う。

ワインも購入し、ほろ酔い気分で宿に戻る。
帰りに甲府駅の中にある
成城石井でデリと次の日のパンを買った。
長旅で疲れたので
デリとコンビニで買った
ハーフのワイン(シャンモリの甲州)で夕食にしてその日は休んだ。
甲府のコンビニには
山梨県産ワインが結構並んでいて、
地元のワインが生活に根付いていることを
羨ましく思った。

(長くなりそうなニオイぷんぷんですが
もちろん続く)












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