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【秋の紅】棗(なつめ)と吾亦紅(われもこう)

【健康アプリがフルーツ生活を推奨してくる】

ダイエットアプリを使って、カロリー計算をするようになりました。1ケ月続けています。そのアプリについては、以前にも書いた気がするので、紹介はしません。

肉を食べると一撃必殺で脂質が上がります。

しかし、食べないといつも900キロカロリーくらいにしかなりません。胃腸の弱い私には1000キロカロリーの壁が厚いです。外食すればガツンとカロリーがいくのでしょうが、後のダメージが怖い上に、このご時世、なかなか出かける気になれません。

肉なしで1200キロカロリーを摂るのは至難の業です。7月に地元の旬の鮎を一尾贅沢に食べましたが、たった50キロカロリー程度しかないようです。川魚ってなんてヘルシーなのでしょうか。

一方で、ビタミンを摂るのはなかなか難しいです。野菜ジュースを飲めばこれもまた十分に摂れるようですが、ビタミン剤すらお腹の弱い私には刺激的でした。毎日飲む気にはなれません。

ダイエットアプリには、毎日果物を勧められます。夏が旬の果物が多いからかもしれません。

ドライアプリコットをよく勧められます。さっそく買ってきましたが、イチジクはさらに私に必要な栄養素が詰まっていると知りました。

イチジクは夏と秋と一年に二度の旬があるようです。しかし、種の粒粒が気になります。繊維質のものは消化が心配です。繊維が摂れていないのは分かっていますが、少しの繊維でわたしがお腹を壊すことも分かっているので、積極的に摂る気にはなれません。

ナツメ(棗)がそんなに奇跡の果実であったとは!

ナツメという言葉を聞くと、20代に読んでいな「夏目友人帳」という漫画をどうしても思い出します。郷土の作家さんなんですが、まだ連載されているのでしょうか。30台後半になると、だいぶ漫画の趣味も変わり、視力も悪くなって小説を読むペースもすっかり落ちてしまいました。

夏目友人帳は”あやかし”が出てくるいわゆる幽霊話でした。夏に読むのにピッタリですね。

果実のナツメが獲れるのは秋なので、多分、夏目と棗には関りはないのでしょう。しかし、色づく前の夏の果実は風情があってよいものです。

梅雨時の雨に打たれる緑の柿の実の揺れる様など、台所の勝手口から外を見やって目に入ると何だか粛々とした気持ちになり、雨の日の頭痛も軽くなるようです。

さらに、秋の赤といえば、紅葉とは限っていないのですよね。

棗の実も赤です。あの厄介な蔦の烏瓜(からすうり)は、鮮やかな夕焼けの色をしています。

我が家の庭のパプリカはようやく色づきました。9月まで色が変わらない実もあると思います。

秋の紅は紅葉に限っていないので、実や花の赤を鑑賞するのも悪くないのではないでしょうか。

【ナツメの効能】

ナツメヤシの果実であるデーツは、ナツメ(棗)とは別物だそうです。別物ということは、効能も違うのでしょうね。

ナツメはカリウムが大変豊富です。栄養価が高く、漢方として重宝されてきました。

ナツメには、

・利尿
・鎮静
・精神安定
・咳止め(主に大棗)
・腰痛改善
・滋養強壮

などの効果があります。そんな万能薬みたいなことってあります?
ファンタジー小説に出てくる奇跡の果物みたいですね。

ただ、漢方は副作用も心配になります。ナツメにはカリウムが多く含まれているそうです。カリウムが不足することはよくありますが、持病があると多くなりすぎる人もいます。
ナツメがよく効く薬とするなら、どのくらいの量をどのくらいの頻度で摂取するのが適切なのか。

とりあえず、棗の実をネットでポチッと買ってみたので、この夏バテで弱った体で身を持って試してみたいと思います。効きすぎて、身体に合わないなとなって、無駄にならないことを願います。

簡単に育つ棗

ここ数か月、棗の苗木を買いたいと思ってきました。ネットで調べたところ、棗は地植えだと、水やりも肥料も必要なく、特に病害虫の被害もないそうです。

日当たりの良い場所に植えれば結実するんだとか。そんなに簡単に大変栄養価の高い果実を育てられるなら、育ててみたくなりますよね。
以前には胃腸に良いとしうサンザシ(山査子)にも同じことを思い、庭木として育てたいと思ったのですが、同様にホームセンターでは見つかりませんでした。

Amazonなどネットショップで売ってないことはないのですが、ちょっと値段が高いような気がします。相場より高い値段では買いたくないなという貧乏性が発揮され、家族に植えていいよと言われながら、そのままになっています。

吾亦紅(われもこう)も手に入らない?

秋に赤い花を庭に植えたいと思い、6月からずっと吾亦紅をホームセンターで探していますが、見つかりません。どこでも売っているのは、百日紅や千日紅です。それで満足すればよいのでしょうか。

吾亦紅はネットで調べたところ、寒さ暑さの両方に強く育てやすいそうです。それなのに、園芸品コーナーに置いてないのは解せません。

吾亦紅の花言葉は「変化」「愛慕」。
赤茶の花は情熱よりも可憐さを感じさせますから、イメージ通りの花言葉だなと思います。

生け花の花材にも使われます。私は全く門外漢ですが、吾亦紅は主役ではあまり使われないのではないでしょうか。赤茶の丸い花穂は控えめで、赤い茎が他の緑の茎の植物と合わせるのが難しそうです。枝木と合わせるのでしょうか。灰緑に赤も難しそう。主役を立てて変化を与えるというのは、縁の下の力持ちというより、癖の強い名バイプレーヤー(脇役)といった感じがします。
雑草のイヌタデと色合いの雰囲気が似ていますね。イヌタデは花壇の周りや中に生えて結構根がしっかりしているので、抜くのが大変です。

吾亦紅は奈良時代の昔から、止血止めとして使われてきました。今でも根を乾燥させてお茶にしたりすると、下痢止めになるようです。

初夏の植物になりますが、サラダバーネットという植物は吾亦紅の一種のようです。葉や茎が緑で趣が違っていますが、効能は同じく止血止めです。

ヨーロッパで古くから親しまれているハーブの一種で、葉を使って様々な調理法があります。
サラダやスープの風味付けやバターに練りこむなど、一般的なハーブと同じ仕様法のようです。

サラダバーネットは調べて見ると、花材に使われる吾亦紅より安価。

種子が200円~300円台で買えます。

こちらで妥協するかと思いつつ、私が当初欲しかった吾亦紅とは似ても似つかないので、買わないままでいます。

#ガーデニング #棗 #吾亦紅 #薬草 #ハーブ

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