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「窓辺の猫」第七十一回 ハーブでどこまで猫を癒せるか

 猫の性格と体重

 我が家にはいま、6頭の猫がいます。TNRした猫が外に2頭います。そして1頭また捕獲して避妊手術しようとしています。
 飼い猫が2頭、4頭は引き取り募集中です。
 そのうち生後3か月の3頭が兄弟です。兄弟でも性格はまるで違っています。まず甘え方が違います。

 我が家の敷地に住む猫たちの中で、一番の甘えん坊の猫は誰でしょうか?これは非常に難しい問題です。1番甘えん坊でない猫はわかっています。三毛のセミ猫です。この猫は、年下の猫たちを甘やかすのが大好きなのです。ご飯もおもちゃも飼い主も全部譲ってしまいます。シャーと威嚇されても、後輩たちにシャーと威嚇し返すことがありません。

 猫の月齢と甘え方

 我が家にやってきた三頭の子猫。もらってきたわけではありません。庭で生まれてしまったのです。この子猫たちの母猫はまだ若い猫で、おそらくその両親は母猫が血統種の長毛、血猫が短毛の雑種です。子猫たちのおじいちゃんのカエル猫は、鯖白柄の普通の猫のサイズですが、決して小さくはありません。そしておばあちゃんのチョウ猫は、今でも身長が伸び続け、カエル猫より大きくなりました。子猫たちの母であるハチ猫も痩せていますが、身長が伸び続けています。

まだ子猫が外にいた頃のハチ猫。

 子猫たちには、ホタル、ヤンマ、ギンととりあえず名づけました。とりあえずと言うのは、里親さんが見つかったら、他の名前をつけて欲しいからです。リリースしたくありません。

 この3頭の猫は全く大きさが違います。ギンちゃんはいつまでも小さく、ホタルくんはどんどん大きくなっています。最近ハチ猫の兄弟と思われるカゲロウを庭で見かけました。父のカエル猫そっくりの鯖白柄で半長毛でしっぽがふさふさしたとても特徴的な見た目をしているのですぐわかるのです。しかしカゲロウはこの子猫たちの父猫ではありません。父猫はおそらく真っ黒い、もっと大柄の猫で、雨の日に我が家に侵入してきたあの静かな落ち着いた哲学猫です。

 おそらく種類はメインクーン。短毛のホタルくんまでその特徴をしっかり受け継いでおり、手足がとても大きくしっかりしています。七夕頃生まれで、今は生後3ヶ月になった頃。非常に活発になりました。ギンちゃんはまだ臆病です。しかし、ホタルくんとヤンマくんはとてもよく遊んでいます。しかも、ホタルくんは、身長の伸びに食べる量が追いつかないようです。痩せているのでしっかり食べるように気をつかっています。つまりお金も使っています。
 これを書いている現在家の中に雌3頭と雄3頭の6頭の猫が家にます。そして、子猫たちの母猫ハチを捕獲して、また新たに避妊手術しようとしています。

 この子猫たちはミックスですが、ギンちゃんも含め手足が大きく大型になりそうです。穏やかで賢く鳴き声が小さく、抜け毛が少なく雑種でも普通の猫ではありません。もしかしたら、メインクーンよりさらに賢い猫たちが出来上がってしまっているんじゃないかと思うほどです。祖母のチョウさんが血統種である可能性を考えると、ほとんど血統種の掛け合わせです。4分の3は長毛の血統です。
 去勢はあまり早くしない方が良いかと思っています。しかし、おそらくその頃には、普通の成猫ぐらいの大きさになっているでしょう。

 正直言って、現状は犬を2,3頭飼うのと変わらないような気がしています。こんなふうにネガティブなことを書くと、貰い手がつかなくなりそうです。しかし、これは私がすでに他の猫も飼っているからなのです。さらにまだTNR活動を続けていきたいと考えています。

 持病等のこともあり、在宅ワークの仕事が欲しいです。もう副業でも何でもいい。仕事がほしいです。あるいは猫の引き取りがあればこのような心配も終わります笑クラウドファンディングで猫の飼育費用をお願いするわけにはいきません。動物取扱業の資格が欲しいなと思っていますが、それもまだまだ先の話です。リリースしても、周辺に非常に運動能力の高い雄の1メートル超えの猫が3頭ま闊歩することになってしまいます。それでなくても、生きていれば、周辺にこの子たちの父猫がいるはずなのです。

 どういう事情か分かりませんが、普通の猫ももちろん、大型猫は捨てないでほしいです。最近近所に鳶がとてつもなく増えています。生まれてきている子猫たちを食べに集まっているのだと思います。すべての猫を救うことはできません。また猫の心配だけでなく、この田舎の里山の自然が大型猫によって変わっていく懸念もあります。猫はモグラをとってくるので、畑とって悪いばかりではありません。でも、やはり限度があるでしょう。

自分より小さい兄弟に何でも譲ってしまう、温厚なホタル。甘え上手で先輩猫のアゲハちゃんが好き。
お手入れされるのがとっても上手。遊び好きで好奇心旺盛。それでいて落ち着きもあるヤンマ。
一向に警戒心が取れないけれど、三毛猫先輩には遊んでもらいたい。残像ばっかり動画に撮れるギン。

 猫たちのお好みハーブ

 私は趣味でハーブを育てています。薬草コーディネーターの民間資格を取りましたが、まだまだ勉強中。知らないことばかりです。だからこれは専門的な知識からの事ではなく、普段の生活で私が勝手に考えていることです。
 実は猫たちはミントが嫌いではありません。市販のミントのお菓子はとても強い香りのイメージがありますが、実際に育ててみるとそこまでではありません。乾燥させてポプリにすると一年でもずっと香りはしますが、市販の芳香剤よりはずっと優しいです。

 ローズマリーやラベンダーをポプリにして枕に忍ばせてハーブピローを作ったことがありました。しかし、飼い猫が枕から取り出して、引き裂いてしまいました。それ以来、代わりにレモンバームやミントやセージのポプリを飾っています。それらには猫たちはそんな攻撃的な事はしません。ラベンダーかローズマリーの香りが強すぎたんじゃないかなと個人的には考えています。特にうちの三毛猫は変わっていて、またたびも嫌いなら、魚など生臭いものも大嫌いです。

 今年は猛暑で群れてミントの育ちが良くありませんでした。バジルもうまく育たず、今年仲間入りした台湾バジルとキャットミントはいまだに元気です。

無農薬なので、虫食いがあります。

 庭からキャットミントを摘んできては、猫たちに与えて見ています。猫たちは無反応です。嫌ってるわけではないようなので、新聞に包んで置いといて、乾燥したらポプリに追加しようと思っています。部屋に1つ市販のペット用の消臭剤を置いてはいますが、それが1番臭い。それの香りがなくなったら、もはや自分が育てたハーブだけで室内の香りの環境を整えたいと考えています。アロマは猫に良くないと言われてますから、あまり強い香りになるようなことはしません。庭と同じような環境で、ただ置いておく分には害がないんじゃないかなと勝手に考えています。

 猫たちはハーブの香りがうっすらと漂う部屋でくつろいでいます。もちろん、血筋もあるのでしょうが、猫たちが穏やかなのは、その効果もあるんじゃないかと信じたいです。

 我が家にはしっぽが長い猫が三毛猫しかありません。そのため、他の猫たちは三毛猫のしっぽに常に興味津々で、たまにしっぽで遊んでもらえるだけでとても幸せそうです。

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