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「晴れの日は下手の横好き」第十四回 糖尿病の症状に効果が期待できる野草

春です。
みなさんは春といえばどんな植物を思い浮かべますか?私は煎じて飲んで、健康になれるかもしれない野草を3月の初めからワクワクしながら庭で探しています。
4月は春本番。
野草で糖尿病を予防できる季節になりました。

野草を煎じはじめて3年目。
庭のどのあたりに身体に良い野草が生えるか大体把握把握しています。

春の野草の効能

野草には、
①血糖値を下げる効果が期待できる
②利尿作用がある

ものが数あります。

一方で、よく見かけるものの血糖値を下げる効果が期待できる(あくまで期待、重症の患者さんを治療するものではないことを言い添えておきます。)ものは、私が知る限りでは種類が限られています。

カキドオシ

紫色の花が咲いていて丸い葉がカキドオシです。

カキドオシは少し日陰になっている場所に群生します。庭のグランドカバーにもおすすめされるそうですが、ご覧の通り他の雑草と混ざって一面カキドオシだけというわけにはいきません。
私は干してお茶にする他、洗面器にお湯を張って干したカキドオシで温浴するのが好きです。葉っぱの香りが優しくて好きなんです。食べても肌から吸収しても効能は変わりません。

カキドオシの効能は「糖尿・補温・利尿・鎮静」です。春を快適に過ごすのに欠かせない植物ですね。
昨年は糖尿病の父には天ぷらにして食べさせました。私は筋が気になりましたが、お茶だと父が飲まず、天ぷらにして冷凍する分には全部食べてくれました。カキドオシは地上部を利用できます。根っこは他のハーブ類同様短いので、ハーブを育てている人はハーブと同じ扱いをすれば良さそうです。

タラの木(根の皮)

我が家には生えていません。タラの芽はシーズンには物産館やスーパーの生鮮食品コーナーに売られていることがありますね。
根っこは春、若葉は5月から6月に蒸干し、果実は11月12月に水洗いして日干しして薬用として利用します。根っこにはタンニンが含まれているので、渋いお茶と似たような効能なのでしょうか?

万能薬のキランソウ

3月に庭で撮影。まだ花が咲いていません。

不老長寿の妙薬と知り一昨年から庭で見つけたら育つまで抜かないようにしています。


キランソウやカキドオシの効能については、昨年の4月にも上記の記事にまとめています。
キランソウは利尿作用などの他、傷や怪我にもヨモギのように利用できて、さらに高い効能が期待できます。
また、全草使えます。
しかし、根っこから引っこ抜くと来年利用できません。地上部は切っても夏まで伸びるので、カキドオシのように群生しませんし、根は残して利用するのがおすすめです。

青汁の原料

・ナズナ
・タンポポ(根、葉)

タンポポはもう既に時期外れです。11月から3月に根ごと掘り上げて、水洗いして日干しします。
有名なところではタンポポの根っこはノンカフェインのコーヒーの原料で紹介されることがありますね。
タンポポの効能は「健胃・消化促進」
胃腸の弱い私にはうってつけです。
しかし、掘り上げるのがめんどくさくて利用していませんでした。しかし、今年は冬から西洋タンポポが庭にたくさん生えたので、日干ししています。

たんぽぽの根っこを掘るのが難しいです。全部切れてしまいました。
縦に伸びた元気な株の根が太いとは限りません。

植物は一気に乾燥させないと腐るので、フードドライヤーや青天が3日以上続く時を見極めてやりたいですね。

ナズナは全草使えます。
果実がついた頃に日干しします。
昨年は花が咲いた時期に食べてみましたが、筋が硬くて噛みきれず・・・。青汁の原料というなら納得です。ナズナは「動脈効果の予防・高血圧・便秘」に効果が期待できるとされています。

ナズナを何に使えば良いのか。

我が家は父が軽い糖尿病です。
母は父はきんぴらにすれば何でも食べると言います。野草のきんぴらは苦いのではないか?
・・・これを書いている時点では、野草のきんぴらに挑戦するかまだ決めかねています。

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