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続編が出てびっくりだ「猫様の嘴」第16回
定期的に持っている小説の整理をすることにしています。その中でもシリーズ本はなんとなく惰性で持ち続けてしまい、手放す機会を失ってしまいがちです。それでも、やっぱり場所を取るので、手放そうと思うタイミングが来るもので、これ完結してたっけ?と思って調べてみたら、なんとこの8月に、新刊の予約注文を受け付けていてびっくりしました。
「ケーキ王子のスペシャリテ」
ケーキ王子の名推理7(新潮文庫nex) https://amzn.asia/d/d0LFWpm
しかも、これ、なんと文庫本で買えないんですよ。電子書籍でしか買えなくて、書店に行けば紙の本であるのかなあと買いに行くか迷っています。一応全巻揃えたいですよね。ただこれで完結するのかも分かりません。
第1巻が2015年に販売されており、その頃、かろうじて私はまだ20代でした。あれから9年。一年に1冊か2年2冊のペースで続きが出ていたようです。
最上くんって、頭いいけどバカだったんだね。
ドSのパティシエ男子&ケーキ大好き失恋女子が、他人の恋やトラブルもお菓子の知識で鮮やか解決! 甘くて苦い胸きゅん青春スペシャリテ。
夢も恋も甘くないけどお菓子こそ、正義。バカがつくほどケーキが大好きな女子高生・未羽。失恋のかなしみを癒すため訪れた自由が丘のケーキ屋で、パティシエ修行をしている学校一のイケメン王子、颯人に遭遇。これは早くも新しい恋の予感? いやいや現実はケーキほどには甘くない。彼は噂に違わず超冷たい。が、夢への想いは超熱い。他人の恋やトラブルもお菓子の知識で鮮やか解決。ケーキを愛する二人の青春スペシャリテ。
概要に書いてあるほど、甘酸っぱい、青春小説と言う感じがしなくて、かといって、そんなに重いミステリーでもありません。ケーキを食べるのが大好きな女の子が才能のある男の子をたきつけてその道に邁進させるような話です。
読みやすくて、なんとなく続編が気になって買ったんですよね。でも、最新刊で完結しなかった場合、40代になってもこの本を読む可能性があるわけですよね。。。主人公たちは受験を控えているまだ高校生。少なくとも紙媒体で出ないと読む予定は無いのですが、久しぶりに作家さんについて調べてみたら、もう出ないと思っていた続編が出ているとびっくりしますね。
表紙の可愛らしい感じよりは、主人公たちは大人で落ち着いています。文庫本も薄くて軽いですし、何か手持ち無沙汰な時に気軽に読むのにお勧めです。読書感想文には向かないと思いますが、夏休みにお子さんが何か小説をワンセット揃えたいと言う場合には、こういうものも良いんじゃないでしょうか。これも働く小説の一種だと思います。
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