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これが私の夏らしい 第三十回「雨の日にしたい事」

猛暑でも育つ野菜はピーマンだった


 この夏はナス科の快進撃を見た。可憐な花たちでは到底敵わない。水切れもなんのその。猛暑を迎え撃つ覚悟が他の植物とは違っていた。
 特にピーマン。そうだ、ピーマンな夏野菜だったんだと気づいた。今更だ。

これはシシトウ。

ピーマンは虫が嫌いで太陽が好きだ。

毎日いつのまにか実がついている。

昨年書いたと思うが、ピーマンは植えても元をとるのが難しい。かなり安く大量に売られているからだ。農家になるならナス農家だなんて書いたけれども、今年は二株しか植えてないのにしっかり実が取れて重宝している。暑さで人間がへばって放置しても育つなら、温暖化対策としてピーマンは夏の家庭菜園に欠かせない植物かもしれない。

ナスの辛子漬けをつくってみた

 苦しいことがたくさんあっても、それをSNSにぶつける人間になりたくない。けれども政治ニュースはいかんともしがたく、コメントしたくなる。政治ニュースだけは許されるだろうか。自分で自分に免罪符を与えて
猛暑で狂ったような衝動をやり過ごす。
 地這きゅうりの苗は、父が草ごと刈り取ってしまった。草に絡みついて成長していい感じだったのに。こんな怒りも政治ニュースにぶつける私は理不尽で身勝手だ。
 朝どれきゅうりで辛子漬けを作りたかった。しかし、実らないものは仕方ないので、茄子で辛子漬けを作った。

もう少し涼しくなったらナスの身も柔らかくなる。
ナス料理野菜のごった水盥。

 庭生りに加えてご近所から出荷前の薬品振る前のナスをいただいた。ナス料理三昧だ。暑くてシワっぽいからバシャバシャ水をかけて無理矢理ナスにツヤとハリを出す。

 初めて作る辛子漬けは自信がないから、ナス二本しか使わなかった。

ナスの中華炒め風。

 辛子漬けの作り方は物産館の原材料表示で知った。

高菜も作りたかった・・・。しかし、高菜を我が家で育てても食べきれない。


 着色料にうこんを使っているのか!それは着色だけのためなのかよく分からないなと思いながら我が家の台所に余っているうこんを使った。なかなか美味しい。うこんが必須かわからないが、身体に悪いものでもないし、次に作るときも使いたい。そもそも辛子ってもしかしてうこんで着色しているんだろうか?分からないが調べる気もない。

チョコレートケーキの夏

この夏、ひたすら作っているチョコレートケーキ。まさに私にとってチョコレートケーキの夏である。ヴァンホーテンのチョコレートソースは消費しきれないので、素人が安易に業務用に手を出してはいけないと学んだ。それに加えてヌテラもなかなか多い量でストックしてある。

これまで作ってきたなかで最大のひび割れを起こしたチョコレートの焼き菓子

 毎日憎らしいほど青空が眩しい。そうかと思えばひどい夕立が来て、外暮らしの猫たちが心配になる。

雲が少ないように見えるのに夕方の天気は急転。
チョコレートソースをチョコレートケーキに。

 チョコレートとナスと猫たちと濃厚な夏を過ごした。私は夏を生き抜いた。この暑さを生き延びただけで自分を褒めたい。

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