日記 20241116SAT

今夜は満月。
何でも今宵は、かつて藤原道長が「この世をば」と歌に詠んだ望月と、条件のそろった月が昇るとのこと。

「道長と同じ月を見上げよう」神奈川 平塚市博物館 | NHK

いま時分の月の軌道は、ベランダから眺めるのにちょうどよい。是非お月見をいたしましょうと、お酒に肴に、甘いもの、あれやこれやと準備をして、今日を迎えた。
迎えたのだけれども。

あいにく朝からの曇り空。
夕刻、すこし雨が降る。
雨上がりの夜空に……お月様は、姿を見せなかった。どうにも諦めきれず、繰り返しベランダへ出て見上げたけれど、分厚い雲が空を覆うばかり。ざんねん。

直接、我が目で眺めることは叶わなかったけれど、東北や北海道の空は晴れていて月が出た。北海道、なよろ市立天文台による月のLIVE映像にて、今月今夜のこの月を、見ることができたのだった。なんというありがたい時代なんでしょう。月はひとつ、同じ月。

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部屋を暗くして見る、テレビの画面いっぱいに映る月は冴えざえとして美しく、中継終了まで飽かず眺めた。

お月見のお供は、月桂冠「月」の原酒、期間限定の黒パック……定番品よりも度数が高い。月が名に付くお酒は数々あれど、シンプルに「月」の名を持ち、月桂冠までついてくる。そして京都。完全優勝である。
それから、ジンライム。
肴&甘いものには、まんまるのチーズ、満月ポン、月餅、クッキーMOON LIGHT。

今日ばかりは隈なきを見たかった、望月の夜。