ADHDは基礎をすっ飛ばして応用をしたくなる?
①報酬系の違いと「理解しやすい順番」の違い?
先日Twitter(X)にて、このような主旨のつぶやきを見かけました。
「基礎をすっ飛ばして応用をしたくなる」特性については、ADHDではなくとも「全体像→細部」の順に理解したい、同時処理型の私にも思い当たる節があります。
ADHD傾向の人が、「基礎をすっ飛ばして応用をしたくなる」理由としては、以下の理由が考えられそうだなと考察しました。
②ADHDは、定型発達と同じ「努力」の仕方では学習効率が悪い?
他にもTwitter(X)にて、定型発達とADHDの努力や経験の積み上げ方の違いについて、相互フォローの方による興味深い呟きがありました。
おそらく、前者は定型発達、後者はADHDの学習経路を指しているのだろうなと推測しました。
他にもTwitter(X)にて、以前にこのような内容のつぶやきを見かけました。
それぞれ別のユーザーさんのつぶやきですが、
ADHD(または同時処理型)にとって、
いかに「全体像の理解」が重要かが伝わってくる内容だなと感じます。
③まとめ
ADHDは「地道な努力」が嫌いだと思われやすいですが、基礎から積み重ねようにも「なぜ今これをやらなければいけないのか」目的や脈絡が見えないと、学んだことが積み重なりにくい認知特性でもあるのかもしれません。
基礎の積み重ねが大切とはいえ、ADHDや同時処理型の人が多数派と同じやり方では、学習効率はあまり良くなくて、全体像がしっかり把握できてこそ、安心して目の前のこと(学生時代なら勉強)の積み重ねができるのかなと改めて感じます。
「全体像が見えないモヤモヤ感」を解消してから細部や基礎を見直すのは、人によっては効果的な学習法なのかもしれません。
※特にWAISのIQの数値が、
・言語理解や知覚推理が平均以上
・ワーキングメモリーや処理速度が相対的に凹
の人ほど、基礎的な反復練習が積み重なりにくく、全体像を意識する必要があるのかもしれません。