ワーキングメモリー凹のADHDの人は、「モノとモノを関連付けて覚える」と記憶しやすくなる?
X(Twitter)にて、ある児童精神科医の方のつぶやきに、以下の内容のものがありました。
私はこの一連のツイートを拝読して、色々と思うことがありました。
ワーキングメモリー凹のADHD傾向の人ほど、
たとえば数学の公式を覚えるときに、
・公式の成り立ちを知りたい
・数学の原理が何に実用されているのか知りたい
と思う傾向にあるのは、
「雑多な情報と関連付けるほど、記憶が定着しやすくなる」特性に由来するのかなと思っていました。
物事を基礎から積み上げて記憶するのではなく、
「ウェブ状」「マインドマップ状」に関連付けて記憶する。
そして、「雑多な情報と関連付けるほど、記憶が定着しやすくなる」。
発達界隈を観測する限り、それもADHD的な特性かなと感じます。
更に、ワーキングメモリー凹ではなくとも、
言語理解凸処理速度凹タイプも似たような傾向が出やすいようです。
理由は「関連性が見えないことは、覚えづらいから」。
※私自身もこの凹凸の組み合わせです
言語理解凸処理速度凹の中でも、
特に脈絡のない数字の並びを記憶しづらい「数唱」が苦手な人ほどこの傾向は強そうです。
基本的にWAISの指標で、言語理解や知覚推理が優位で、ワーキングメモリーや処理速度が相対的に凹の人にとっては「納得感」が重要のようです。
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