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私達が大切にしたかったあの恋を描いた話/花束みたいな恋をした

映画「花束みたいな恋をした」を観て、このnoteを書いている。思い出すと胸がぐっと締め付けられる映画に出会って、今20代であの映画を観た自分の想いを書き留めておかないと、10年後に観たときには違う気持ちになっているかもしれないと思って。

菅田将暉演じる麦君と、有村架純演じる絹ちゃんの出会いから別れまでの5年間をぎゅぅっと2時間に詰め込んだ映画。初めに言っておくとこれはカップルで観るような映画ではない。(超個人的見解)

なんというか、ふっつーーーの大学生カップルなんですよ、ほんとに。幸せを感じる瞬間も、喧嘩の内容も、全部ほんとにそのへんのカップルが経験してるのとおんなじような内容で。あの映画を観ている瞬間だけは、自分を菅田将暉や有村架純に重ねて観ていられると思う。本当に。

逆に言えば主人公達にほとんど入り込んじゃった状態で映画を観てるので、どんどんと関係の終わりに向かっていく2人を観ているのはめちゃめちゃ切ない。何度途中で「これ以上物語を進めないでくれ!!!」と思ったことか。観ていてしんどい。今恋人がいる人は自分たちは将来どうなっちゃうんだろうって不安になるだろうし(私はなった)、相手に不満がある人は2人の別れに背中を押されたりもしちゃう映画なので、内容を知った上で彼氏と見に行くなんて私には到底できないです。まじで。

麦くんと絹ちゃんの恋は、私達が守りたかった、もしくは今守りたい恋を描いた話なのかもしれない、なんて思う夜なのでした。

【追伸】
とはいえ、もちろん自己投影しないで観られる人もいると思うので大学生の時は部活や勉強に打ち込んでて恋愛には興味なかったですーって人とか、高校だから就職で距離が開くとかわかんないなーって人の感想もぜひぜひ聞きたい。(読んでる人にいたら教えてください。)(私は一人映画にいって涙1つ見せないJK2人の隣で嗚咽が出るくらい大号泣したよ)

私が好きな30代くらいの物書きさんは「昔の自分っぽくて嫌だなって思ったとこもあった」って言ってたので、30代になったらもう一度見てみたいな~

最後に麦くんへ
女の子が遊びに行きたいときに「じゃあ行くわ」って言うやつはモテないぞ!!!!

あらすじ

東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った 山音 麦(菅田将暉)と 八谷 絹(有村架純)。好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。近所にお気に入りのパン屋を見つけて、拾った猫に二人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店しても、スマスマが最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるが…。まばゆいほどの煌めきと、胸を締め付ける切なさに包まれた〈恋する月日のすべて〉を、唯一無二の言葉で紡ぐ忘れられない5年間。

「花束みたいな恋をした」 公式サイト

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