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ネックゲイターをマスク代わりにロングラン

「ステイホーム」で休日に山や海に行くのもままならない中、ランニングは運動不足の解消として、トレーニングとして、そして気分をリフレッシュさせるためにも、自分にとってこれまで以上に大切な活動になっています。もともと、人や車がなるべく少ないところを目指して走っているので「密」になるような場所にはあまり行かないのですが、それでもすれ違いや追い越しで人の近くを通ることはあります。マナーとしてマスクかそれに類するものを着けなくてはいけないだろうと思い、ネックゲイターをマスクの代用としてロング走で使うことにしました。

朝の時間帯で、走る予定の距離は30キロほど。これだけの距離だと普段から無理をしない走りをすることになりますが、“ゲイターマスク”を着けた今回は、いっそう心拍数を抑えたペースで進むことにしました。このところ取り組んでいる「鼻呼吸ラン」ができると心拍が上がりすぎない程度のペースに自然となっていくのですが、ゲイターマスクをしていると酸素が足りず、鼻呼吸だとどうも上手くいきません。そのため早々に口呼吸に切り替え、でもなるべく静かな呼吸で行けるぐらいのペースを保つことにしました。

今回使ったネックゲイターは、数年前に入手したレイドライトのものです。比較的薄手のものですが、通常は冬場の外出やランニングで使っています。気温が上がったこの時期の使用は初めてです。そして、マスク代わりにネックゲイターを引き上げて鼻まで覆うと、やはりかなり暑いです。顔を覆う面積がマスクをした場合よりも大きくなるので、その分暑さレベルも上がります。

ただネックゲイターは、鼻と口の周りを覆いつつもマスクのようにピタッと密着はしないので、素材にもよるのかもしれませんが、吐息の結露でびしょびしょになるということはありませんでした。マスクの内側が濡れたときの不快感はかなりのものがあるので、ここは大きな長所だと感じます。

ネックゲイターをマスクにするときのスタイルとしては、顔の前面は首から口と鼻まで覆うのが基本として、顔の後ろ側は耳まで覆うか、耳の下までにするかというのがあります。耳まで覆うとフィット感が上がりずれることがほとんどなくなりましたが、熱がこもります。耳の下までにするといくらか涼しさが残りましたが、少し緩めになり、何度か鼻からゲイターがずり落ちそうになりました。顔を火照らせることは避けたかったので、私は耳の下までの位置にして、ずれてきたらその都度戻すという形で走りました。

どれぐらい暑く・息苦しくなるんだろうと気にしながらのロング走でしたが、今の時期(朝)ぐらいの気温と日差しで、無理をしないぐらいのペース・距離ならばネックゲイターのマスクでどうにか行けそうな気がします。ただ今回も、終盤疲れがたまってくると、心拍数は上がっていなくても周りの蒸し暑さや思うように酸素が取り込めないことの不快感が増してきました。30キロ強というのは、私にとってはちょっと長すぎたのかもしれません。また、これから気温や湿度がさらに上がる時期になるので、梅雨や真夏でも同じようにネックゲイターをマスクの代用として使いながらそれなりの距離を走れるのかは、ちょっと心配です。思いっきり早朝とか日没近くとか、走る時間帯などを考えていかなくてはいけなくなるのかもしれません。


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