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ローライ35Sが帰ってきた

長い修理の旅に出ていたローライ35Sが、ようやく戻ってきました。

外観ではわかりませんが、不調だったシャッターに加えて各所、丁寧に調整していただけたようです。

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久しぶりにさわってみると、シャッターが軽い!巻き上げも軽い!故障以前も重いとは感じていませんでしたが、結構違うものです。かなり前に中古品を入手してそのまま使っていたので、その感覚にすっかり慣れていました。でも整備してもらったものを操作して、「ローライ35Sの本来の操作感はいういうものなんだ!」と感心しました。

整備票を読んで、ひとつ気になったところがあります。「カメラ内部で小ネジが外れているところがあった」と書かれていたことです。私はこのローライ35Sを、ランニングや山歩きに持っていって使おうと思っています。どちらもかなりの揺れを伴うはずなので、またネジが外れるようなことが起きないか、というのがちょっと心配です。

とはいえ、今回修理に出す前はランニングにも山登りにもこのカメラは使っていませんでした。普段出かけるときなどはにはそれなりに持ち歩いて10年以上は問題なかったので、願いも込めてすぐに外れてしまうことはないだろうと考えることにします。

そもそも、防水でも防塵でも耐衝撃でもない50年近く前のビンテージ品を、山や海辺やランニングに持ち出そうというのが酷なことなのかもしれません。カメラにとって「優しい使い方」ではないことは確かでしょう。でも、私はそういう風にこのカメラを、ランニングやハイキングと結びつけたいのです。

なので、「揺れたり潮風が吹いていたりと大変なところにも連れていきます。その代わり、普段の手入れも使うときも、最大限の注意と敬意を払います。」という姿勢で、このカメラと接していくことにしました。

この思いを、忘れずに。
おかえり、ローライ35S。

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Sampo(山帆)
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