ドクダミでお茶作り〜ラン後のドリンクにもするつもり
5月から6月はドクダミの時期です。住宅地などで一斉に白い花を咲かせます。
繁殖力が強くどんどん増えるので、ガーデニングなどをする人には厄介もの扱いされることも多いようです。私は、季節を感じる花として気に入っています。
薬草としてのドクダミ
ドクダミという名前ですが毒はなく、いろいろな効能を持つ薬草として昔から使われてきたそうです。下記は、熊本大学薬学部のページ。解毒、通便、降圧、利尿などの効果があると書かれています。
以前、ドクダミの葉をアルコールに漬けた化粧水を作りました。日焼けの火照りを抑える効果があると聞き、夏場のランニング後に使っています。今年は、ドクダミでお茶を作ってみることにしました。
ドクダミ茶の作り方1 乾燥させる
方法は簡単です。ドクダミを摘み取って乾燥させるだけ。
車の排ガスを大量に浴びたり犬の散歩道になっていたりという場所を避けて、なるべく汚れがついてなさそうなドクダミを摘みます。自宅や実家の庭、友人の家の庭などで採取できる場合は、それがいいかもしれません。
ただ乾燥させるだけでもいい香りになりますが(乾くとドクダミ臭さが抜けます)、お茶にして飲むことを考え、摘み取ったものを一度水洗いしてから干すことにしました。
左が1週間ほど乾燥させたもの(洗ってないので香りを楽しむ用)、右が摘み取った当日のもの(お茶用)です。
天気がいい日は外に出し、雨の日は室内で干します。濡らさないよう気をつけました。
そして約1週間。洗って干したドクダミもいい感じになってきました。
ドクダミ茶の作り方2 茶瓶に入れ熱湯を注ぐ
ここまで乾けばいいだろうと思い、お茶にすることに。ドクダミの束から数本抜き取り、ティーポットに入れます。
そして熱湯を入れます。
蓋をして待つこと数分。カップに注ぐと薄黄色のドクダミ茶が出てきました。
ドクダミ茶 味は
これで完成!少し冷めるのを待ち、飲んでみました。いかにも「薬草茶」という感じの味です。もっとドクダミ臭さのようなものが残るのかと思っていましたが、私はほとんど気になりませんでした。
おいしいかと言われると別においしくはありません。でも、まずくもありません。周囲に沢山生えているドクダミを使って簡単にお茶ができ、それが体にいい効果をもたらしてくれるのであれば、もっと作ってみたいです。何と言っても、「完全無農薬・自然育成)のお茶ですから。
ドクダミ茶 ランニングと組み合わせられるか
せっかく作ったドクダミ茶、できればランニング後の水分補給にも使いたいところ。暑くなるこれからの時期、冷やした方がグイッと飲みやすくなりそうです。
利尿効果があるとされていますので、ラン前には飲まない方がよさそうです。解毒効果については、上に挙げた熊本大学のページでは「乾燥させると解毒効果はなくなる」と書いてありますが、ドクダミ茶の効用を紹介する別のサイトでは解毒も含まれていたりします。どっちなんでしょうね。まあ、「もしかするとランニングの発汗によるデトックスに加えてドクダミ茶で体内部からのデトックス効果もあるかも」程度に考えておくのがいいのかもしれません。
ドクダミ茶、乾燥させた葉っぱをフライパンで炒ってから湯を注ぐと、ちょっと味が変わるかもしれないとも思ってます。ほうじ茶みたいなイメージです。いろいろと工夫して、ランニング後のドリンクに向いたスタイルを見つけていくつもりです。