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ローライ35Sの戻りを待ちながら

修理に出しているローライ35S。順番が来るのが数か月先とのことなので気長に待つことにしていますが、その間に、このカメラで今までどんな写真を撮ってきたんだろうということを見返して見ることにしました。

このローライ35Sは、いつもスナップ用に使っていました。撮りたいものに出会ったときにさっと取り出して構え、シャッターを押すという使い方です。目測カメラなのでしっかりピントを合わせるということはありませんし、近くのものを撮ることもあまりなかったので、昼間の屋外で写す分には絞りをf8かそれ以上にしておけば、あまり大きな失敗をすることはさほどありませんでした(露出計も動いている個体なので参考にはしますが、慣れてくると「大体これぐらいかな」という感じはつかめるようになります)。

そんな使い方をしていたので、付き合いはそれなりに長いものの腕前が全然上達していないのがカメラには申し訳ないのですが、出かけるときにさっとカバンに入れて連れていくにはとてもいい相棒でした。そんな風に気軽に持ち運んでシャッターを押しながらも、どんな写真になっているのかは現像してみないとわからないというのが、スマホのカメラやデジカメとの大きな違いであり、フィルムカメラならではの楽しみです。さらに言うと、1回シャッターを押すごとに1コマ分とフィルム代と現像代が発生するので、気軽に使えるものでありながらも1枚写真を撮ることに対する意識の強さもデジカメとは大分と異なります。もちろん、そんな堅苦しいことを考えながらローライ35Sを使っている訳ではまったくないのですが。

今回は、「花」の写真を選んでみました。

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Sampo(山帆)
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