ランニング本『BORN TO RUN』の続編『2』がアメリカで出てるのか
メキシコの走る民タラウマラ族(ララムリ)やベアフットランなどに注目を集める大きなきっかけとなった、クリストファー・マクドゥーガルの本『BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族"』。原書が2009年、日本語版が2010年の発行です。私も惹きこまれ、何度か読み直しました。
その後マクドゥーガルは『ナチュラル・ボーン・ヒーローズ』というランニングをテーマにした別の本を書いていて、こちらも日本語版が出ています。
そしてさらに、『BORN TO RUN 2: The Ultimate Training Guide』がアメリカで昨年秋に出版されているということを、ふとしたきっかけで知りました。
情報元は、英語を楽しみながら学ぼうと聞いているランニングのポッドキャスト「Trail Runner Nation」。英語のポッドキャストは、ちょっとした空き時間とか食器洗いの最中とかに聞いています。いつもテーマとかは気にせず、ただ登録しているポッドキャストの最新エピソードをランダムに流しています。
英語ネイティブの人が手加減なしで話す内容を100%理解できるはずもなく、半ば「聞き流す」ようにしてわかる範囲で理解したつもりになっているのが実際のところ。でも、少しずつでも耳を英語に慣らしていく効果はあるんじゃないかなと期待してます。
今回、「Trail Runner Nation」を聞いているうちにBORN TO RUNの続編の話が出てきました。それで集中の度合いを上げてみると、ゲスト出演しているのがリストファー・マクドゥーガルだということがわかったのです。
そのエピソードはこちら。第621回とあるので、ずいぶん前から続いているポッドキャストのようです。
『BORN TO RUN』の続編だなんて、気になります。著者はマクドゥーガルに加えてランニングコーチのエリック・オートン(Eric Orton)。タイトルに「The Ultimate Training Guide」と付いているように、ベアフットランの練習をするための実用的なガイド、という内容のようです。
エリック・オートンの公式サイトはこちら。英語のランニングポッドキャストを聞いていて感じるのですが、アメリカでは市民ランナーも対象にしたランニングコーチを職業として成立させている人が何人もいるようです。何かしようと思ったら専門家の助けを求めよ、という意識が強いのでしょうか。
『BORN TO RUN 2』、公開されている概要を見ると、ランのための食事や犬を連れたりベビーカーを押したりして走るテクニック、「パーフェクトなフォーム」を身につけるための練習法、といった項目が出ています。読んで楽しむ本というより、具体的なランニングのアドバイスを求めるランナー向けの内容のようです。だとすると、果たして邦訳は出るのでしょうか?
ちなみに『BORN TO RUN』は1も2も英語版がAmazonのオーディオブックサービスAudibleに入っています。ただ、残念ながら「聴き放題」の対象外。オーディオブックで聴くなら、単品購入(3000円、Audible会員なら2100円)しかありません。
ちょっと高いですね。5分ほどのサンプルが無料で公開されているので、私はそれだけ聴きました。