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Sicily, Syracusa ①

イギリスからのフライトが遅れたため、シラクサのB&Bにたどり着くのがかなり遅くなってしまった。
それでも無事到着し、英語の上手な親切な宿主さんに迎えられ、ちょっと一息。
サンダルに履き替えて、暗い街に夕飯を探しに出かける。流石にイタリア、遅い時間でもちょこちょこお店が空いていて、路上に突き出たテーブルに着くと、英語のメニューが出てきた。疲れた頭でイタリア語を解読するのは辛い。助かる。
本当にたまたま入ったレストランだったけど、パスタがメチャメチャ美味しかった。来てよかった!!

宿の朝食に出てきた、いろんな味のクロワッサンと宿主のお母さんが焼いたというアップルケーキ。美味。

シラクサは何度も歴史の舞台になったところで、シチリア島に行こうと言った時から、ここだけは絶対行きたいと思っていた所だ。

25度前後のまぁまぁのお天気で、旧市街の狭い道をクルマとスクーターと観光客を避けながら、ショウーウィンドウを眺めながら歩く。最後にはちゃんとたどり着くんだけど、なんだか巨大な迷路に入り込んだような錯覚に陥る。

古い石造りの壁にベランダ付きの窓。その右手下に埋め込まれるように作られた聖人と子供が佇む凹みがある。石のアーチ型ゲートには鉄製の門があり、青地に灰色でたくさん魚が描かれている。
完全に間違った方向に歩いていた時に遭遇した角っこ。聖人像と元気よく描かれた魚がミスマッチでいい感じ。

一番の観光名所、ドーモ(大聖堂)のある広場に出る。この聖堂は紀元前5世紀のアテネを祀った神殿跡に作られたそうで、サイドには神殿時代のドーリア式柱列が壁に埋まっているのが見える。広場にはオリーブとカラッブの木が植わっている。私にとっては地中海の文化を象徴する2つの木なので、嬉しくなった。

2日目の夕飯は、ネットで見つけた「隠れ家的」レストラン。行ってみたらミシュランスターのお店で、凄い上品!!「ユウコについて行ったら、こんな所に連れてこられた!!」とビックリの旦那さま。ですが、まぁ、美味しかったですし、サービスも良かったので満足。行きと帰りに、ジャズを流しているバーに立ち寄って、Apolloというシチリア産ビールを頂いたんですが、これが8%と、ちょっと強め。おかげで、ミシュランの星に気圧されず、ディナーを楽しめたのかも。私は飲めないので、これまたシチリア産のレモネードで夜を締めくくりました。

木製のテーブルに飲物がある。手前にレモネードの瓶と氷の入ったグラス。奥にアポロという銘柄の濃い色のビール瓶と、琥珀色のビールの入ったグラス。
シチリアはレモンが有名らしい。至るところにオレンジとかレモンとか植えてあるので、花の時期に来たらいい匂いだろうなぁと思う。




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