2025年 1月ひとりごと②
月曜日 雨
正月も終わり、今日から通常だ。
旦那は仕事。子供達は、児童館。
弁当を作って、部屋の掃除して、いつも通りの朝だ。いつも通りに子供達を怒って。
でも、突然にことは起きる。
そう、いつでも突然だ。
朝の早い時間帯に母が来た。珍しい。
父が、救急車で運ばれたと。
え?
救急車の音は聞こえなかったはずだが。
母の言葉が信じられなくて、最近、母はちょっとおかしなことを言うから、
私は、母に「本当に父のこと?誰のこと言ってるの?近所の人?」と聞いてしまったくらいだ。
父は、運転中に急に心臓が苦しくなり、自分で救急車を呼んだようだ。
とにかく、私たちは、すぐに緊急の病院へ。
あーいやだ。
緊急に行くのが。
昔、身内が、突然の事故で、緊急へ呼び出されて、
行ったときに、私が、患者名を伝えた時に、緊急にいた病院の先生、看護師さんが、一瞬凍りつくような顔をしたあの表情を思い出す。
あと時に顔が、
とても心がえぐられる気持ちがした。
私は、一瞬で意味がわかり、
「亡くなったのは知ってます」
と伝えてた。
あの時のことが鮮明に思い出される。
もう、あのような気持ちになるのが嫌だ。
緊急はいつ行っても慣れない。当たり前か。
父は、急性心不全と肺炎だ。
病院の先生から、危険な状態だと言われた。
あまりにも急すぎだ。
昨日まで元気だったのに。
けれども、父の食生活で、こうなることは予測できていた。
食生活の事を何度言っても聞かない父。それでも今まで大きな病気をしていなかったのは奇跡に近い。
だから、必然の出来事だ。
物事は突然だと最初に言ったが、突然ではない。
予兆はあったのだ。それに気づくか気づかないかだ。
必然だったのだ。
それでももう、死ぬかもしれない父を思うと悲しくなる。
病院の先生は危ないと同じことを繰り返す。
危険、危ない。会わせたい人に連絡を。
もう、分かった。分かったから、数字で表してくれないか。とちょっと不満に思う。
先生の話を母と聞いていて、私はなんとなく先生の言葉を理解したが、母はほとんど理解できないようだったので、後で説明した。
これは食養で病気別の学びをしていたおかげだ。
要は高血圧と心臓は密接な関係。そのことを母に説明した。
あとは酸素濃度の事とか。これは私が息子を妊娠中に入院していたおかげで分かる。
その後、集中治療室へ。
待合室で待っている間に母と色々な話をした。
あの時ああすれば良かったとか、人様を怪我させなくて良かったとか、または結局は現実的な話もする。
ここ10年で近い身内が3人亡くなっているので、亡くなった後どうすればいいいか何となくわかる。
保険に連絡する?とか銀行のお金下ろしておく?とか。
本当に色々と話をしていて、母が一言
「お兄ちゃんの時に比べたら、全然落ち着いてる」と。
そりゃそうだ。
あん時は、側で見ている人が、何も言えないくらい、泣き崩れてたし。
お通夜から葬式の間に、母と兄のお嫁さんだった人は、病院へ点滴に行ったくらいだ。
あん時の辛さに比べたら、今回はまだ、なんてことない。
言葉は悪いが、正直そうだ。
私は、子供達を病院に連れてきていたので、お昼近くなったので、私と子供達は先に家に帰った。
家に帰っても何だか落ち着かず、私が今できることはなんだろうと考えてた。
とにかく、またすぐにでも呼び出しかあるかもしれないので、夕食の準備をしておこう。
料理をしていると、何だか少し落ち着いてきた。
たくさんは作るつもりは無かったのに、結局たくさん作っていた。
ごぼうのきんぴら、大根のきんぴら、小豆かぼちゃ、具沢山味噌汁。
作っている最中に母から電話が。
なんと、奇跡的に、父の意識が戻ったようだ。
もう、母も病院から帰ってくるとのこと。
少し安心した。
でも、気は抜けない。
でも、少し、前に進んだ。良かった。
火曜日 雨
朝起きて眠い。
昨日は早く寝たが、やっぱり疲れていたのか、まだ寝足りない。
夜中に病院から電話がなかったから父の状態は悪くなってないんだなと安心する。
外は雨だ。でも散歩に行きたい。雨が降っていたら、散歩はお休みするが、今日はどうしても行きたかった。昨日のことを消化したい。
父のことは本当に最悪のことも本気で考えた。
考えて、考えて、もう、今できることをすると決めた。私が今できることは?
今父は意識を取り戻した。
本当に良かった。
今日は午前中に父の所に行って、その後父の仕事場へ荷物を取りに行く。
父は、昨日と全然違う。意識もちゃんとあるし、
体も動く。目立った障害は今のところなさそうだ。
最後帰る時に、手を振るくらいだ。全身、機械に繋がれているのに。
もう、ほっとした。
昨日、会った病院の先生からも「峠は超えました」と。
先生、20代後半か、30代前半。
見た目幼い感じで、若く見える。実際若いと思うが。マスク越しで、目しか見えないが、芯が通っている目だ。
何者にも常に冷静で、ある人が見れば冷たい人だと思うが、私は、意志を持った人だと思った。
このような仕事をしてるんだ。何にも迷わずにやるべきことを間違いなく、やらなければならない。ミスは許されない。
大変な仕事だ。
先生たちやスタッフたちは、どうやって、この集中治療室の陽性な仕事して、家に帰ったら、
リラックスの陰性を取り戻しているのだろうか。
この先生は笑うことはあるのだろうか。
なんてこと、他の人のことを考えているということは、少しは、父の事以外に、余裕ができたんだなと、改めて感じた。
病院から帰ってきて、やっと安心できた。
本当に良かった。
明日から、また雪らしい。
子供達も明日から小学校だ。
いつものありがたい生活が始まる。
今日は1月7日
とりあえず、玄米粥を作った。
昨日から玄米を浸水させて、2時間以上ことことと煮込む。
この玄米粥とっても美味しい。ただ、これだけでは子供達はお腹が満たされないようで、おかずも作った。
結局、バタバタしていてもこうゆうことは作ってしまう私だ。
水曜日 雪
6時15分に村のゴミ当番でゴミステーションへ向かう。
外はまだ真っ暗。雪も降っている
初めてのゴミ当番へ。本来は父が行っていたが、今日は父の代わりに。
本当にこんな朝早くにゴミ捨てに来るのか?と思ったら、
みんなゴミ捨てに来るんだな。
正月明けだから、缶や燃えないものを出す量が多い。
しかし、ゴミを眺めていて、こんなにもお酒の缶が多いとは。正月だから仕方ないが、皆さん飲み過ぎでは??と思ってしまった。
やっと、お正月明けてからの通常の日常が来たような気がする。
子供達が学校が始まって、少しはゆっくりできるかなと思ったら、父の病気。
昨日まではバタバタしていた。
今日やっと落ち着いて呼吸ができる。
そう思ったら、何だか気が抜けてしまい、
やらないといけないなと思うことが億劫になる。
朝頑張ってゴミ当番したし(ただ立って眺めていただけだが、もう一人の人がほとんどやってくれていた、お役に立てずすいません。)
もう、今日はゆっくりしようかな。
とりあえず、やらねばならぬことはこなすが、早く休憩したい。
今日は子供達が学校始めだし、給食食べて帰ってくるから、一人の時間は少ししかないから、その時間はゆっくりしようと決めた。
読みたい本も終わって、何だか寂しい。
今新しい物語を探し中。
けれども、物語にハマるとちょっと他のことが手につかなくなるから、困ったもんだ。
今、畑がない分、ずっとためていたやろうと思ったことに取り組もう。しかし、ちょっとだらけてしまうので、明日は図書館でも行こうかな。
しかし、明日から大雪が降るようだ。
息子が夜に頭がボーとすると。熱はないようだけど、大丈夫か。
梅醤番茶を飲ませて早く寝かせた。
木曜日 雪
息子が起きてくるなり、まだ頭がぼーっとすると。
熱はなく、食欲もある。
どうしようかな。学校休ませるまでもないと思う。
けど、本人は体の違和感に気づいている。
「とにかく、学校行って辛かったら、先生にいいな、連絡帳にも書いておくから」と伝えたら、
息子は、
「そんなことは言えない」
と。なぜ?
そうしたら、泣き出した。んー。
その涙を見たら、もう仕方がない。
「午後から学校迎えに行くから、午前中は頑張れるか?」
と伝えたら、頷いた。
学校行く前に、梅醤番茶飲ませて、頭は生姜油をすり込んだ。
今、世間では風邪が流行ってるからな。
この時期は、いつもそうだ。
だから、1月2月は私は、余裕を持たせるために、仕事は入れない。
なんとか子供達を送り出す。
明日から、大雪になるとのことで、畑に行って、野菜を収穫しに行く。
しばらく来れそうにないので、多めに。
大根、人参、ごぼう、ネギ。ごぼうは年末に収穫しておいて土に埋めておいたのを掘り出す。
薪も家の近くに運んでおく。
車のガソリンも入れる。
これで、明日大雪でも大丈夫かな。
昼過ぎに息子を迎えに行く。
息子はまだ少し、頭がボーとするとのこと。
しかし、夕方には、娘と雪だるまで遊んでいた。
はー。とりあえず、元気で良かった。
12月頭に、白菜の漬物が発酵していたので、取り出す。
いい感じに乳酸発酵している。美味しい。
塩と昆布だけしか入れていないのに、なんでこんなに漬物は美味しいのだろう。
この白菜の漬物は私には陰性なので家族用だ。
私が食べるときは、醤油を垂らして陽性に食べた。
家族に出したら美味しいと行って、ご飯と一緒に食べてくれた。
夕食はほうとうだったのに、白菜と土鍋ご飯で満足しているようだった。
金曜日 雪
雪は思ったほど、ひどくない。
除雪車も来なかったし。ホッとする。
家の周りの雪かきも一瞬で終わる。
それでも旦那は会社の雪かきに行くとのことで、いつもより早く出勤するため、早めに弁当、朝食を作って見送る。
雪の降る中で朝散歩ができるくらいだ。
子供達は、朝から雪で遊んでいる。元気で何よりだ。
冬の間に、溜めていた、家の雑用やらをこなさないといけない。今しか出来ないし。
雪もひどくないので、午後から図書館へ行ってパソコン作業をする。
やっぱり外での作業は誘惑がないからはかどる。
家に戻って、子供達のお迎えへバス停まで行く。
待っていても中々来ないので、家に戻ると、子供達は家にいた。
え??なぜ?
聞くと、いつもと違う道から帰ったとのこと。
すれ違っていた。
なら、私を呼びに来てよ。もう。
何だかちょっと腹が立った。
どうして、こんなちょっとしたことに、すぐに腹を立ててしまうんだろうか。
私は今何か不満に思ってることがあるのだろうか。陽性になりすぎてるのか。
肝臓が弱ってるのか。
父のこともあり、余裕がなかったのか。
などと悶々と考えてしまった。
そんなちょっと、モヤモヤした気持ちで、夜に、子供の習い事の送迎をした時に、ふと空を見上げたら、とっても綺麗な夜空。
お月様は半分より少し膨らんでいた。
雪が降っていて、反射しているのだろうか。夜なのに、少し明るく見える。
その中での空はとても澄んでいて、淀みがない。月も星もくっきり見えて、しばらく見惚れてしまった。
そんな素敵な夜空を見上げていたら、心のモヤモヤは消えていった。
土曜日 曇り
雪が溶けて朝の寒さで、凍っている。
どうしてだろう。この冷んやりする空気の朝焼けはとってもクリアに見えてとても綺麗だ。
道は凍っているが散歩に出る。
滑らないように気を引き締めて。
ちょっと滑ったけど、こけはしない。
午前中は子供達と旦那はバトミントンへ。
私は家で、家事とやることをこなす。
今、ラインのリッチメニューを作っていて、そのリッチメニューからのリンク先がなぜかうまくいかない。何度もやっても同じだ。
こういう時、もう嫌になる。
Google先生にお世話になるしかないな。
午後からは父のお見舞いへ病院に行く。
面会は5分ほど。
面会する前に、看護師さんから大量のアルコールスプレーを手に掛けられる。
そんなにかけないくても。
このアルコールスプレーで手が荒れそうだ。
看護師さんでよくこのアルコールスプレーで手荒れが酷くなる人いるようだ。
父は、とても元気になった。
はっきり言って、もうまともだ。
心臓が6分間止まったから、脳に酸素がいかない状態になったので、意識が戻っても障害が残ると言われていたが、全く問題がなかったようだ。
本当に、ついてるとしかない。
ていうか、こんなに不摂生な生活して、今の今まで、大きな病気しない方が奇跡だと思っていた。
父は、ストレスフリーな自由気ままな生き方をしていたので、ストレスがないと病気にもならないのかなと思っていたが、やっぱり、病気は食生活もあったな。
だから、今回一気に来たんだな。
病室ではテレビ、携帯が禁止で、暇なようなので、新聞やら雑誌を持っていった。
血圧が上がるのであまり話はできない。
これで、ようやくタバコをやめる決断をしてくれることを願う。
夜ご飯は、旦那がどこからかお取り寄せした餃子だ。
旦那が餃子を焼くので、私はスープと毒消し料理を作った。
ちなみに、私は、少量餃子を食べた時、
正直、食養餃子の方が美味しいなと感じた。
日曜日 晴れ
息子が土曜日の夜中に発熱した。
やっぱり今週の頭痛いのはウイルスが入ったからかな。昔から、息子は、熱が出る前に何か体の不調を訴えるのだ。
すごい察知力だ。その察知した時に、大事にならないように、したい。
しかし、やはり発熱してしまった。ゆっくりと休ませる。
まあ、発熱しても普通なので、慌てることもない。
私は、息子を旦那に見てもらい、散歩に出る。
道路が凍ってる。慎重に歩く。
歩いてる途中に畑を見にいく。ほとんど、雪に埋もれている。
この雪に埋もれていても野菜は生きている。本当にすごいと思う。
そして、暖かくなるまでじっと待っているのだ。陽性だなと感じる。
午前中に図書館と、色紙を買いに行く。
図書館は今回旦那も連れていった。
もう、3人分の図書カードでは足りなくなり、ついに旦那の分も作ることにした。
旦那はワンピースを借りた。
私は大正時代を舞台にした本を借りた。
最近、大正明治時代の物語にハマっている。
西洋文化と日本文化の間の生活が何だか面白い。
今読んでいる本が終わったら次は何か面白い本がないか探さないと。だから、今の本は大事に読んでいる。
終わってしまうのが勿体無くて。
色紙は、娘のバトミントンの今年卒業する子に。
ちなみに、息子は、車の中で寝かせている。
やっぱり辛そうなので、早々に切り上げて、家に帰る。
家について、寝かせる。
とにかく、熱を上げて、体の菌を殺さないと。
朝に少し濃いめの梅醤番茶を飲ませた。
第一大根はどうしようか。梅醤番茶飲ませたし、とりあえず、今日一日様子見よう。そこまで、苦しがっていないしな。
お昼過ぎにお腹空いたと言ってきたので、おじやを少し食べた。
明日、玄米粥を食べさせたいので、玄米を浸水しておく。
本格的なお手当は明日にしよう。
朝は冷えるが日中はお日様の日差しが届き温かい。
雪がだんだんと溶けていく。
夕方は薪ストーブをつけなくても大丈夫だ。
今のうちに、薪をたくさんと運んでおく。
明日は、薪を割って細いかい木を作らないと。
最後までお読みくださりありがとうございました。