乳がんの記録(術後2日目)〜既に暇をもてあそぶ♯148
術後2日目。暇、暇すぎる。
早くも入院生活に飽きてしまった。
土曜日だから主治医の先生も、掃除のおばちゃんも、リハビリの作業療法士さんも来ない。
手術当日、翌日は、体温、血圧頻繁にチェックをしに来てもらっていたが、それがめっきり減ってしまった。
1人で病室にこもっていると私は人と喋ることが好きなんだな、と改めて気づく。
また、病院の窓からは青空がいつものぞいている。こんなにいいお天気なのに外の空気が吸えないのは残念。やはり日の光や温もり、青空…自然を感じていたい。
窓がある廊下の突き当たりまで移動して、外の景色を眺めてしばらく1人でリハビリをして時間を潰したりもした。
どうせ入院中の不自由な生活に辟易するだろうと思って、ヤマザキマリさんのエッセイを持参していた。
私の予想的中!
面白すぎて抱腹絶倒。私が感じる不自由さなんて、「宇宙から見ればハナクソ」とヤマザキマリさんの名言が降りてくる。
入院中は、沢山本を読んで1人時間を満喫するぞ!
なんて言ってたけど、やっぱり、コミュニケーションをとれる人、外の空気、移動の自由、自分を満たす必要最低限のモノが無ければ、なかなか本を読む気にもなれない。(とか言って、午前中文庫本2冊読んだ!)
でも、災害や戦争では、こんなこと言ってもられないんだよな。今の環境もありがたいんだ、と見直す。
肝心の体の方は、良好とのこと。
ただ、右脇を閉め続けなければならないし、不便は不便。
バストバンドでしっから固定されてはいるけれど、歩いたり、息を吸うとやっぱり胸は痛む。ただそれも日にち薬なのかな。
今は下半身のみシャワーで、上半身は拭き取ってもらっている。その時にフラットな右胸をちらりと見た。傷がグウェーとなって痛々しいのかな、と思っていたけれど、思っていたよりきれいだった。(さすがM先生!)
貧乳なのが幸いして、ものすごく喪失感を味わっているわけではないが、でもやっぱり寂しい。左だけ胸が膨らんで、右はフラットなのも見慣れない。違和感がある。
ただ帝王切開の時の傷も、初めは怖くて見れなかったけど10年も経てばいつのまにか受け止めれるようになっていた。
きっと、フラットな右胸も、いつかは脳が「おかしなものではない」と認知してくれるのでしょう。
それもきっと日にち薬。
血液、リンパ液を右胸に溜めないように、体外に流しているドレーンも週明けには取ってもらえると聞いてちょっとテンション上がる。(梅宮アンナのインスタに「こんな長い管が体内に入ってたなんてキモい」と書いてあったw どんなものかちょっと怖いけど、ネタになりそうで楽しみw)
ドレーンが抜けるとシャワーも全身浴びれて、退院日も見えてくるらしい。
火曜日には退院できたりするのかな♡
とちょっと期待してしまう!
まずは明後日、月曜日の先生の診察を楽しみに、明日1日頑張ろう!
小さなゴールを沢山作って、乗り切るぞ!