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乳がん記録(3カ月目)♯158

乳がんがわかってからの治療の記録を月ごとにまとめている。

■2024.11 1か月目)
乳がん検診からクリニックでの精密検査、告知
■2024.12 2カ月目)
総合病院への転院

今日は3カ月目の記録。
乳がん検診から2カ月半目にようやく治療がスタートした。
ホルモン受容体があるルミナールタイプの乳がんだったので、手術先行型。
右胸に腫瘍が広がっているとのことだったので、全摘出は避けられず
手術中のセンチネルリンパ節生検で、リンパ節への転移があれば、術後、抗がん剤治療、放射線治療もありうると言われていた。
手術は2025.1.16に。

入院期間中は、毎日記録をしている。
■1日目(手術前日)
■2日目(手術当日)
■3日目(術後1日目)
■4日目(術後2日目)
■5日目(術後3日目)
■6日目(術後4日目)
■7日目(術後5日目)

一番しんどかったのは、管(尿、点滴)やら酸素マスクがついて、寝返りが打てなかった手術当時の夜くらいで、あとは、右腕を脇から離せないとか、1、2日髪の毛が洗えないとか、でっかい口内炎ができたとか些細な不便、トラブルはあったが、それらは我慢できる範疇だった。

痛みについては、痛み止めをもらっていたからか、私の場合はそんなに感じなかった。手術翌朝から歩いたり、リハビリの運動もできた。(帝王切開後の痛みの方が何倍も痛かった・・・)。
入院中の暇を「家に帰ったら味わえない貴重な時間」と捉えることで、まぁまぁ快適な時間を過ごせたようにも感じる。
とはいえ、やっぱり家の方が快適なのと、子供のことも心配だったので、早目の退院をお願いすると、ドレーンの液が少なくなってきたこともあり、1日早く退院はできた。

■術後
がん相談支援センターへ
退院後、2、3日は体重と体力が落ちたと実感。
会う人会う人に「痩せた」と言われたのも、普段は気にはしないけど、病気の影響だったりするのかな、とちょっと気になった。

何となく、放っておいたら、メンタルにも来そうだな、と予感したので、早めにがん相談支援センターに出かけ、退院後の栄養面、運動について看護師さんに相談をしに行った。まだ小さい子供がいるという話もしたら、子供へのがんの伝え方についての絵本もいただいた。

ちなみに、がん相談支援センターは全国のがん拠点病院にあり、がん患者さんの様々な悩みに対して無料で話を聞いてくださる。
がんに罹患して以来、いかに恐怖や不安に飲み込まれることなく、良好な精神状態を維持できるかが、治療に挑むうえで、とても大切であると感じた。
「これくらいの悩みだったら、自分で解決できる」
と思わず、些細なストレス、「なんかいつもと調子がおかしい」と思うことは、早目早目に吐き出しておくことが大切だと感じる。その際、身近な人を頼ることも一つの選択肢だとは思うが、傾聴のスキルがあって、専門的な知識を持ってアドバイスできる人に聴いてもらえる場があると知っておくだけでも、治療に挑むうえでの武器になると思う。

退院後、最初の通院
退院後1週間後に最初の通院。手術から2週間近く経ったので、病理検査の結果が出ているだろうと期待していたが、「まだ」とのこと。
とりあえず、右胸に溜まったリンパ液を抜いて、手術で縫合した部分の抜糸をしてもらった。
1週間で100ml近く溜まっていて、先生曰く「入院中はそんなにたまらなかったのに、けっこう溜まってたね」とのこと。
正直、全摘したのに、もう片方の胸と変わらない大きさになるくらいにリンパ液が溜まっていた。ちょっと痛みもあったので抜いてもらえてよかった・・・
ちなみに注射器で抜いてもらったけど、その際の痛みは感じなかった。

術後は、積極的に身体を動かしている。1日7000歩歩くことで乳がんを予防できるというような話も聞いたので、なるべく自転車を使わず、歩いているし、リンパ浮腫を予防するため、右手をグーパーするリハビリもやっている。
子供が小さいと、幸か不幸かなかなか休ませてもらえないので(笑)、最低限の日常は戻ってきた。
ただ、でも、今は休職しているので、なんだか気持ちは落ち着かない。このままだと、ずっと気持ちが内に向いてしまいそうで、それも怖い。でも、体力の衰えや痛み、違和感も残るなかで、今無理をしてしまうと、身体にひびく気もしている。ちょうどいい塩梅を模索中だ。


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乳がんの闘病記はこちらにまとめています。


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