祇園祭で占いを始めたら、自分が鑑定するようになった。
祇園祭と占い
初めてお金を払って占いをしてもらったのは、大学1年生の時だった。
大学1回生の時、クラスで仲良くなった友達と、祇園祭へ繰り出した。
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どういう話の流れだったかは忘れてしまったけれど、「占いをしてもらおう」ということになり、ネットで見つけた占い屋さんへ行った。三条通沿いの片隅にある、小さなお店だった。
内容は、正直覚えていない。確か、「私はどういう人なのか」とか、「当時気になっていた彼との相性を見てもらった」とか、そういったことだったと思う。『知らない自分を知れること』に、ワクワクした。
高揚感を隠し切れない2人は、居酒屋へ直行。占いの内容を『酒のあて』にして飲むことが、楽しかった。祇園祭の空気感にも酔いしれて。
それからというもの、大学4年間、私たちは毎年祇園祭になると、占いへ行き、その結果を『あて』に飲み歩き、京の夜を楽しんだ。
この時は、まさか将来、自分が占いをする側になっているとは思いもしていなかった。
太陽の占星術
占いと一口に言っても、その種類は多様にある。例えば、「手相」「タロット」「四柱推命」「占星術」など、その種類は様々。占いが誕生した歴史的背景や、古代から受け継がれてきた知恵の数々。知れば知るほどに、その成り立ちは、「より良い生活がしたい」「より良い人生にしていきたい」という人々の想いを原動力に、研究に研究を積み重ねて辿り着いた叡智なのだと思える。実際に、占星術は農作や政治などに多用されていたという。
私が行っている占星術は、”ヘリオセントリック占星術”という。
ヘリオとは、太陽を意味する。
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テレビや雑誌で登場するような一般的な「星占い」は、ジオセントリック占星術といい、地球を中心とした天体の配置図(=天動説)から、私自身の個性を深く読み解くことに適した占星術になる。
一方で、ヘリオセントリック占星術は、太陽を中心とした天体の配置図(=地動説)から、自分自身を見つめることになる。つまり、自分の視点から見える世界で物事を考えるのではなく、一段高い視点から世界を見ることとなる。そのイメージは、「宇宙から自分自身の立ち位置を見る」ともいえる。
ちょっと壮大な感じもするが、その世界観はまさしく壮大だと思う。
「私はなんのためにこの地球に生まれたのか?」という使命や魂の目的を明らかにしやすくなるのが、このヘリオセントリック占星術の特徴と言えるだろう。
占星術で時間の使い方が変わった
私がヘリオセントリック占星術に出会ったのは2021年の春。
太陽の力がめきめきと強まってくる春分の、少し前だった。
初めて鑑定を受けた時、興奮しっぱなしだった。
私の性質や、やりたいと思っていたことが、ホロスコープにそのまま反映されていた。「私は、私の思い描く理想に向かっていっていいんだ。」と、自分自身に許可が与えられたような気がした。自分自身が、生き生きしてくる感覚があった。
さらに鑑定を受けた後に、起きた変化があった。
それは『時間の使い方』だ。
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私にとって、「何が重要で何が重要でないか」という、とてもシンプルなことが、ホロスコープを基に見いだせるようになったのだ。そうすると、時間の使い方やお金の使い方が、とてもシンプルになっていった。
結果として、体感覚的に時間が増え、お金が増えた。何をすると自分を喜ばしてあげることができるのかが、わかるようになってきた。
もともと、自分自身のことはよくわかっているつもりだった。けれど、占星術のような「いつもと違った視点」を取り入れることは、想像以上のブレイクスルーとなることも体感した。
そのブレイクスルーの延長で、私は占星術を学び、鑑定をするようになった。
自分のことはわかっているけど悩むもの
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クライアントさんの言葉で、「自分のことはわかっているんですけど、悩むんですよね。」という一言を聞いたとき、「めっちゃわかります!!」と、私は食い気味に共感した。
自分自身の新たな一面を知れば知るほど、また新しい視点で世界を見ることができる。さらに、その視点から得られる新しい感覚、新しい考えが生まれる。そうすると、また新たな体験ができる。だからこそ新しい壁にぶつかり、悩み、新しい自分に出会える…
そうやって繰り返していく。人生の中で。延々と。
「魂のままに生きる私になる」と決めた瞬間から、また新しい体験は始まる。日々の体験で魂は洗練され、「魂のままに生きる私」は、どんどん輝きを増していく。そしてますます、人生は面白くなる。
多様な角度から、自己を探求していくことは、面白い。ワクワクする。
それは自分自身を理解し、自分自身の良きパートナーになるだけでなく、身近にいる人たちへの理解に繋がるし、その先には国境や人種、思想、言葉の壁を超えた、
人間味あふれる交流が生まれると思うから。
そして愛情あふれる世界が、生まれるのではないだろうか。
▼鑑定については、コメントもしくはInstagramのDMにてお問い合わせください。
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