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横からの縦

ようやく暑い夏も通りすぎ、風も冷たくなってきました。こちらの冬の寒さは厳しいですから、今が一番いい頃かもしれません。

ブログなどのプロフィールに使っている秋桜の作品は、どうしようもなくうまく行かない年に描いたものです。

こうもうまく行かないのだから、油彩なんてやっていられない。水彩でもやって、気分転換が必要と、毎日通る道の風に揺れるコスモスを「秋風」という題ででも、一作作ろうと機を狙ってたら、チャンスが到来。

よし!スケッチスケッチと畔に入ろうとしたら、アクシデントでそれどころではなくなって、仕方なく別で分けて頂いたコスモスを一束、家で花瓶に入れました。

あーぁ、思った通りにいかないなぁと思いつつ。

次の朝、画室に入ったら、花が全部東側の窓を向いていたので、なんとなく当時の自分の心境もあいまって「光の方へ」という題名に変更し、

横の絵として描いて、東北支部展に出したのですが。。。

光の方へ

寝ぼけて額のひもを縦横かけ違えてて、業者さんの搬入だったので、会場では見事に縦で展示されました。

あぁ、もう何やっても駄目、普段はこんな失敗はしないんです…と言い訳とともに落ち込んでたのですが。

後に、これは横より縦の方が良いと聞きました。

確かに縦にした方が自然だし、絵の理屈に照らし合わせても、そっちの方が良い気がします。

それ以来、これは縦の絵として、このままではまだ不具合あるので、次作るときはここから直して縦で構成し直してみるつもりです。
何でも客観視が必要なのでしょうが、
いつも私は誰かにいわれて気づく感じです。

光の方へ


散々だと思ってたけれど、失敗がかえって、よい気付きに繋がることもあるのかもしれません。

絵を描いてると色々ありますよね。
良いときも悪いときも。

今秋は良いことと悪いことと、どっちが多いかな。
うまく行ってもいかなくても、細々と続けていけたらと思います。

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