プロ作家が思う、校正者でも気付かない変換ミスをどう読者に伝えるか。
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私は一応プロの作家です。テレビなどに出ないので街で声をかけられることはないけれど、店で領収書を頼んだら、「あ、本持ってますよ」と、たまに言われるし、最近では熊本に行ったら、名店でサインを求められました。私は熊本からなぜか売れてきたんです。俳優の佐藤健さんのサインがある写真がその名店に飾ってあり、『るろうに剣心』の撮影の合間の食事だったんだな、と思いました。その写真の近くに私のサインがまだあるかもしれません。
そんな私には、本を出版する時には出来上がった原稿をチェックする校正者、また校閲者がいます。彼ら彼女らがいない小さな版元は、編集者が数人がかりで誤字をチェックするものです。
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普段は自己啓発をやっていますが、小説、写真が死ぬほど好きです。サポートしていただいたら、どんどん撮影でき、書けます。また、イラストなどの絵も好きなので、表紙に使うクリエイターの方も積極的にサポートしていきます。よろしくお願いします。