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生後1か月未満での背バイ|ママはみんな”検索”したくなるんです


ASDとADHDの特性があるくーたん

ASDとADHDの特性があるくーたん。
くーたんは、多動の特性が強い子です。
攻撃性はないのですが、”見たい””行きたい””触りたい”などの好奇心から来る気持ちを抑えることが非常に難しいです。

小学2年生の現在もこのよく言えば「好奇心」、ちょっとマイナスな言い方をするなら「気が散る」傾向は強く、苦労することが多いくーたんです。

そんなくーたんの生後半年までの話。
私がくーたんの行動をとても不思議に思っていた頃のお話です。

ずっとご機嫌で抱っこ大好きなくーたん

くーたんは、めちゃくちゃ可愛い赤ちゃんでした。
もうこれは自信を持って言えます

くーたん、かわいい♡♡

近所でも評判のイケメン赤ちゃんです。
うまれてすぐからキムタク風の流し目までしてました。(今思うと目をそらされていただけ…)
乳児湿疹が出ていてお顔荒れててもイケメンです。
なんなら今もそのおかげで多少問題を起こしても「かわいい」というだけで乗り切る時もある、あざと系男子です。(母はもうかわいいでは許しません)

くーたんには2歳上のうーたんというお姉ちゃんがいます。
うーたんはHSCの”ずっと泣いてる”系赤ちゃんでした。抱っこしても泣き止むこともないうーたんにすっかり慣れていた私。(ただし、うーたんも美女。遺伝ではないためこの辺の原因は不明)
そんな私はくーたんが生まれて初めて知ったのです。

ご存じですか?

赤ちゃんって抱っこしたら泣き止むんですよ

知りませんでした。
主人と二人でびっくりしました。
泣いているくーたんを抱き上げると泣き止んだんです。
抱っこしてたらご機嫌なんです。

なんて楽なんだーーーーーー!!!!

空に向かって叫びくたくなりました。

抱っこしてたら寝ましたよーーーーーー!!!

感謝で涙が溢れました。

そんな風に喜んではいましたが、近所のママ友には
「いや、抱いてなかったら結構泣いている時間長いで。感覚マヒしているで…」
なんてことも言われてはいましたが、聞く耳持たず。

抱いてて泣き止んで寝るなら、私は何時間でも抱っこしてるよ。

自分の子育ての常識が世間とはズレているのには全く気付かないまま”くーたんハイ”でくーたんの育児はスタートしました。

生後1か月「あれ?いない…」

くーたんハイのまま生後1か月を迎えるかどうか、というある日に事件はおきました。

洗濯物を干してベランダから戻ると和室でベビー布団に寝ていたはずのくーたんがベビー布団にいないのです。

「え?!?!?(パニック)」

生後1か月未満です。
動くわけのない息子が、いたはずの布団の上にいない。
うーたんは私と一緒に洗濯物干してたし、主人は不在です。

「なんで?!?!」

パニックの私は、和室に飛び込みました。

そこで目にしたのは、
部屋の隅にあったおもちゃ箱に、頭がつかえて動けなくなっているくーたんでした。

「???」

どうやってそこまで行ったの????
距離にしたら2M弱ですが、生後1か月未満です。

「何で??」

とりあえず、畳の上では痛いと思って布団に戻し、背中などをチェック
傷等はないなと少し安心して見ていると、

くーたんが上向き寝のまま足で床を蹴って動き出したのです。

そう背バイです。
首も座ってないのに背バイです。
しかも結構早い背バイです。

「動いてる…」

呆然とする私とうーたん

しかも、その時のくーたんの目は明らかにおもちゃ箱をとらえ、目的をもってそこを目指しているように見えました。

くーたんがその”好奇心”と”多動性”を見せ始めた瞬間でした。

母、検索魔になる

一度動き出したら、もうどんどん動くようになったくーたん。
見たいものがあれば、それを目指して背バイでガンガン突き進みます。

泣くことには慣れていた私ですが、何となく感じました。
「背バイ」って特徴的すぎない???
しかもまだ首も座ってないのに…
背骨曲がったりしない??
というとか、この子、”普通”なのかな…?

”普通”

この言葉は今も私を苦しめる呪縛の言葉です。
そんなの関係ねえー!!と叫ぶには、私はまだ弱すぎます。

そんな”普通”を気にした母は、検索魔になりました。

「背バイ」
「背バイ 赤ちゃん」
「背バイ 生後1か月」

毎日、毎日、検索。
でも、欲しい答えはなく。

ママ友に聞きまくっても欲しい答えはなく。

また検索。

私の検索履歴はあっという間に「背バイ」でいっぱいになりました。

でも、結局答えはなく。

その後もくーたんは、母の心なぞ知らぬ!で、元気に毎日背バイする日々を送るのでした。

首が座る前の背バイの影響

これは、あくまでも”くーたんの場合”です。
くーたんの場合、首座り前からの背バイでも、首にも背中にも今のところ影響はありません。

背バイの際に頭を一定方向に向けてこすり続けたため、頭の骨の形が凹んでいましたが、それも何とか戻りました。

今もパニックを起こした場合などは足がよく動きます。
その時の蹴りの強さ凄まじい。
キックボクシングとか空手でも習ってくれないかな…と密かに思っております。

もし「背バイ」で検索してこの記事に到着された方がおられたら、
とりあえずは今の安全を確保して、暖かく見守ってあげてください。

特に段差と隙間、ソファーの下、こたつの中、生活には背バイの赤ちゃんを捉える罠がいっぱいありますので…

ちなみに、現在たくさんの発達に特性のあるお子さんのおられる方と交流していますが、「首座り前の背バイ」の子に会ったことはありません。

特性なしの子で背バイをしていた子に会ったことはあります。

つまり、そういうことです。

背バイをしていた原因は、「くーたんの無限の好奇心」と「お姉ちゃんを追いかけたい末っ子の気持ち」だったと思います。

赤ちゃんが背バイしだしたら、ママも一緒に背バイしてみてください。
天井見ながら進むって、ちょっとおもしろいですよ♡

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