2022年の44冊目『キャリアデザインのための企業法務入門』

2022年の44冊目(10/24)

松尾剛行『キャリアデザインのための企業法務入門』有斐閣(2022年)★★☆

 法律書といえば有斐閣だが、その中でも、入門書は法律分野がどうかにかかわらず、良書が多いと思う。本書は、主に、法曹資格を有しない若手法務担当者に向けた、企業法務に関する入門書である。
 企業における法務部門の役割、法律知識を企業実務にどのように活かすか、その前提としての企業法務担当者の仕事の心構えがわかりやすく書かれている。法務担当者の日々の悩みに答える本であり、このような本は見たことがなく、本屋で手に取って即購入した。大変有益であり、手元に置いておきたい本。