ヨーガが教えてくれた美しい姿勢でいることの意味
2022年11月。
前回の記事に明かした1冊の本との出会いによって、私は人生が変わっていくチャンスを手に入れました。
深い智慧を得るために勉強することは必要です。
でも、まずは自分の身体を正しく動かすことができて、その上での健康があって初めて智慧を学べるということを知りました。
運命の1冊とも言える私が出会った本、「覚醒のヨーガ」を読み終えた私は、すぐに著者の畠山桂子氏(以下Juna先生)のヨーガ教室を調べました。
そして今、個人指導も含め集中的にヨーガレッスンに通って1年になろうとしています。
初めてお会いしたJuna先生は、笑顔の美しい優雅な印象の方でした。
しかし、いったんレッスンが始まると立ち振る舞いの凜としたとても厳しい先生になります。
Juna先生のヨーガレッスンは、難しいポーズをとることはありません。
そのかわり、自分の身体をじっくりと観察しながら、ゆっくりと簡単な動きを繰り返していきます。
神様の設計図の通りに身体を使えるようになることで、魂とつながる身体を作るために。
そのために、深層部分の筋肉を鍛えていくのです。
特に肩甲骨を意識しながら、背中の筋肉を整えていくことで、瞑想のポーズを長時間とってもきちんと安定して座れるようになりました。
初めの頃、Juna先生はいつも「神様の設計図の通りに身体を動かしてください」と何度も言っていました。
神様の設計図の通りって?
一体どういうこと⁈
人間は、疲れてくるとつい背中が丸くなったり首がうなだれがちです。
でも、きちんと背筋を伸ばして正しい姿勢で立っている方が実は疲れない、ということもこの教室に通い始めて知ったことです。
以前は、電車に乗って席が空いていれば必ず座っていました。
それが今では、席が空いていなくても1時間くらいなら平気で立っていられると思えるようになりました。
そして、立っていることがとても気持ちいいと感じられるようになったのです。
「姿勢が良くなれば、心身に魂が宿るようになります」というJuna先生の言葉も、今では身をもってわかります。
確かに、瞑想や座禅をする時に背中が丸まっていたら、とてもじゃないけど宇宙とつながれる気はしないですよね(笑)。
やはり姿勢には、その人の人となりや精神状態が表れるのだと思います。
小学校の低学年の頃は、きちんとした姿勢を指導されていたかと思います。
大人になって、姿勢を注意してもらう機会が私たちになさすぎたのではないでしょうか。
私も長い間、自分の身体を意識して姿勢を整えてこなかったことに、ヨーガレッスンをコツコツ続けてきたからこそ気づくことができました。