第四章 気付きと感謝

トラウマの克服がおわり、恐れも執着も無くなり心が満たされて来た時にとある気付きがおこる。
それは、感謝の気持ちだった。

いままでの人生、ずっと心に引っかかって自分をがんじがらめにしていた恐れや執着から解放してくれたのは、何を隠そうトラウマを創り出した原因だった人や物事だったのだ。
原因が無かったらトラウマなんて存在しなかったのかもしれない、でも原因があったおかげでトラウマを克服し"今"心が満たされている。その事実は変わらない。

空(カラ)の井戸では水はすくえず、与える事ができない。空(カラ)だと知ったら、誰も近づかない。でも、水がいっぱいあるのなら与える事もできるし、皆がおのずと近づいてくる。そして、自然に感謝の気持ちが湧いてくる。
そこには、恐れも執着も存在し得ないのだ。

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