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多様な問いでテーマを深める!高校生ゆきぐに探究委員会の活動報告

社会とテーマの関りや、5W1Hの視点を活用して質問を考え、テーマを深堀る会!「自分のテーマ」をもとにチームを結成し、問いを立てる練習をしました。

10月2回目の活動は10月17日(木)で、ゲストに十日町市で美術館を設立したアーティスト、ウォルフガング・ギルさんをお招き。

ニューヨークでの15年の活動を経て移住したギルさんが、美術館での取り組みや地域との関わりについてお話しくださり、高校生たちに刺激を与えてくださいました。

盛りだくさんな、活動日の内容をシェアします!


【この記事を書いた人】

松井千枝:「ゆきぐに探究委員会」探究・キャリア教育コーディネーター 大阪府堺市出身。教育大学在学中にフィンランドへ留学。卒業後は大阪府で高校教諭として勤務。その後、スペインの小学校とデンマークのフォルケ・ホイスコーレで日本文化教師を務める。2023年9月、十日町市に移住。新潟県地域おこし協力隊として、越後妻有を中心とした高校生の探究・教育活動の普及、「ゆきぐに探究委員会」の運営に関わる活動を行っている。



1.特別ゲストのウォルフガング・ギルさん

今回の活動には、ベネズエラ出身のアーティスト、ウォルフガング・ギルさんに来ていただきました!

ニューヨークで15年ほど活動した後、十日町市に移住し、インスタレーションアートの美術館を設立されました。

高校生の活動のために何かできることがあれば!ということで、十日町で行っている美術館の活動なをお話して頂きました。

英語を使った活動に興味があるメンバーもおり、ウォルフさんの活動は刺激になった様子。

高校生の活動を応援して下さっている、ウォルフさんにもご参加いただきました!

2.チーム結成

その後の活動では、MYテーマを書いた紙を持って、自分の想いを語りました。その中で出会ったテーマの似ている仲間とチームを組みました。

プロジェクト自体は、個別で行うメンバーもいますが、相談し合える仲間という存在があれば、心強い!ということで、チームを結成。

チームごとに学生サポーターがついて、オンラインで活動に併走してもらいます。

自分のテーマを紹介中。

3.テーマを問いで深めよう!

チームも決まり、テーマが決まったら、どんどん活動を深めていこう!
ということで、問いを考える角度を変えながら、テーマに関する問いを考えました。

①「社会・世界に関する問い」、「自己に関する問い」、「他社に関する問い」の視点から、テーマに関する問いを考える。

②5W1H(Who, What, When, Where, Why, how)の視点を使って、問いを作る。

③信憑性「事実か?」、比較「ほかでどうか?」、特殊化「これについては?」などの視点から。

①②③の視点から考えた問いを、オープンクエスチョンと、クローズドクエスチョンに分類し、オープンクエスチョンをクローズドクエスチョンにして問いを考えてみました。

※このワークの参考書籍:「佐藤浩章 高校教員のための探究学習入門, ナカニシヤ出版, 2021 p33-p44」探究学習の問いに焦点を当てて書かれている本で、とても勉強になりました。

テーマに関する問いを考えるメンバー

野球、地域おこし、公共交通、海外、ゲームなど。色んなテーマがあるので、問いも様々!出てきた問いに答えるために、自分で調べてみよう!

ということで、今回の活動は終了。

4.さいごに

10月2回目の活動として、「Q思考」や5W1Hを使って、自分のテーマを深掘りする練習をしました。

ゲストのウォルフガング・ギルさんも地域での取り組みや経験を話してくださり、生徒たちもたくさん刺激を受けた様子!

自分のテーマをもとに仲間とチームを作り、テーマを掘り下げる問いを考えるワークを実施。様々な問いが出てきて、どんな答えが出てくるのか!

次回の活動もお楽しみに!




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