退院、それは苦行の始まり。
例の如く、すっかりnoteをサボっておりました。
・・というか、書きかけで放置していた。というのが正しい。
人生初の入院&手術のこと、せっかく書いていたので
記録として残しておくためにアップします。
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2024.５.20（月）
ついに退院。
一週間、長いようであっという間だった。
入院前に思い描いていたようなドラマみたいな入院生活とは
完全にかけ離れた入院ライフだったけど・・
人生で初めての入院・手術は、たくさんの気づきをもたらしてくれました。
退院予定日前日に最後の採血があって、その結果がよかったら
予定通り退院できることになってました。
ドキドキ（？）の診察。・・結果は良！
晴れて無事、予定通り退院することになりました。
正直、傷口も体の中もまだまだ痛いし、不安も大きいから
もう少し入院していたかった。
いつでも看護師さんや先生になんでも相談できる環境って安心感大。
退院が無事決まって、看護師さんに「明日はどうやって帰りますか？」と聞かれ
「自力で運転して帰ります・・」と言いかけたら絶望的な表情をされる。
「え・・っと、〇〇先生にご相談ってされてます・・？許可出ました・・？？」
・・ん？？あれ？？
入院前の診察の時も、入院直前の手続き（受付時）にも、
その旨お伝えして散々確認しましたけども・・？？・・え？だめ？？
どうやら本当は運転するのダメらしい。（そらそーだ。術後だしね・・）
結局、婦長さんにご報告のうえ、「もう来ちゃってるから今回ばかりは仕方ない」ってことになりました。はい、ごめんなさい。
退院直前にも看護師さんに「Yukiさん、ご家族のお迎えは・・？」って聞かれて、「いや、特にないです！」って勢いよく答えたら若干引かれてた。（憐んでた？？）
もともと今回の入院・手術は、退院まで自力でなんとかしようと思ってました。
家族にはペーパードライバーしかおらず、
運転するのは基本、私だけ。
入院も退院も平日だったので友人にも送迎をお願いしづらく、
「まぁ、なんとかなるだろう」と楽観的に考えて
自分で車で行ってしまったんだけど・・
何より病院が我が家から高速使って1時間ほどかかる場所にあるため、
公共交通機関を使うという選択肢は正直なくて・・
（頑張れば、なんとか電車でも行けたけど・・）
私の判断は、結果的に自ら苦行を強いる形になってしまった。
まずは荷物。
お見舞いに来てくれた家族に不要なものを持って帰ってもらってたし、
友達にもお願いして、予め車に荷物運んでもらったというのに、
十分すぎるくらい持ち込んでたから、あれだけ片付けたはずなのに
結局スーツケースとリュックに荷物を目一杯詰め込んで帰る感じになった。
（Top写真は噂のスーツケースとリュック・・笑）
スーツケースって便利だけど、術後の体には超キツイ。
よくよく周りを見渡してみると、ディズニーランドのお土産入れる用に売ってる
大きめのショッピングバックに荷物入れてる患者さんが多かった気がする。
（みんな家族が荷物持ってあげたり運んでるっぽかったけど。。）
スーツケース使ってる人なんて一人もいなかった気が・・。
術後の体にスーツケースはキツイこと、みんなちゃんと
わかってたんだなぁ〜って感心しながら病院を出た。
大した距離じゃないはずなのに、この些細な道のりがやけに遠い。
あれ？駐車場ってこんなに遠かったけ・・？？
なんとか荷物を駐車場の自分の車まで運んで、必死に積み込み。
「車までスーツケースを運ぶ」
「スーツケースを車に乗せる」
元気な時はなんて事のない作業の一つひとつが、やけに重くて。
「おなかに力を入れる」のも、日々の生活の中で何気なくやってたことだけど、術後の体にはものすんごく負担で・・こんなに大変なことだとは思いもよらず。
退院して晴れやかな気持ちとは裏腹に、なんという絶望感なんでしょう。
しかし、このあと更なる絶望に苛まれることに。。
さぁ帰るぞー！ってシートベルトするところから再び始まる苦行。。
えええええベルト当たると傷口（中も外も）痛いぃぃぃぃぃい
という声にならない悲鳴をあげつつ必死にエンジンをかけた。
アクセル踏んだもののあまりの痛みにびっくりしすぎて、
駐車場で思いっきり急ブレーキかけたら（超危険）
シートベルトが食い込んでさらに激痛。悶絶とはこのことか・・。
入院中も一生分の悶絶を味わった気になっていたけど
ここに来てまた新たな悶絶に出会う絶望の瞬間だった。悶絶、再び。
・・そうだった。そう言えば看護師さんが言っていた。。
「術後、傷口かなり痛いから、デニムとかウエストキツめの服は着られないし、おなかに厚手のタオルを巻かないとシートベルト当たると激痛ですよ♡」って。。。
・・・うん、それ入院前に聞きたかったな〜。しっかりキツめのデニム履いてきちゃった！ってか、厚めにタオル巻いてみたけど、痛いものは痛い。
・・冷静に考えれば分かるはず・・私のばか♡ってなった。笑
流石にデニムは履けないので、入院中に履くかも？って思って持ってきたウエストゴムのパンツで帰りました。荷物多めがここで役に立った！
そんなわけで、
・・来るときはなんにも考えず高速使ってきたけど、こりゃ危険だ。
下の道でゆっくり帰ろう。。ってなりました。
スピード上げられず、どんなに煽られても無視してとろとろ走って
途中コンビニで休憩を挟みつつ、必死の思いで帰宅・・・
術後の影響で消化器官にも不安があって腹痛も酷かったから、
家に着くまで正直、気が気じゃなかった。
運転好きだけど、今回ばかりは送迎を必死にお願いしなかったことを
心の底から悔やみました。
そもそも術後しばらくは運転避けなきゃいけないから、
お金かかってもいいからタクシー使えばよかったかなぁ・・
もしまた入院なんてことになってしまったら、今回の反省を活かそう！
と心に誓いました。（もう入院も手術も嫌だけど）
そんなこんなで無事（？）退院できました。
（書いてなかったので、もう数ヶ月前になりますが。。）
今振り返ってもいろんな気づきがあった貴重な一週間で、
本当に大変だったけど私にとってとても良い経験になりました。
何より、もし周りの人が入院・手術ってなったら、自分も一度経験したことで今後は大変さが理解できると思う。きっと優しい気持ちで接する事ができるハズ。
退院時の振り返りを読んでいただきありがとうございます。
帰宅後の徒然も、ゆっくりアップしていこうと思います・・。