【鬼滅の刃】なぜ善逸の鎹鴉が雀(チュン太郎)だったのか?
善逸の相棒の雀は、実はうこぎちゃんという女の子です。男の子のフリをしていたのは、善逸に女の子扱いされたくなかったからだと思います。
鎹鴉は、鴉と雀たちのことです。
伝令を運ぶ鳥のことを鎹鴉といわれています。
公式ファンブックによると、鎹鴉は、鴉とスズメの2種類いるそうで、大半はカラスだそうです。
鎹とは、人と人を繋ぐという意味です。「子は鎹」という言葉があります。
公式ファンブックによると、鴉の名前は幼名(誰の鎹鴉でもないときにつけられる名前)はお館様がつけられました。
幼名をつけているので、鴉の飼育はお館様がされていたということが分かりました。
そして善逸の雀は、公式ファンブックに「善逸の雀も鬼に家族を殺されています。自分では鬼を倒せませんが、少しでも役に立ちたいので伝令役を志願しています」と書いてありました。
鬼は雀なんて殺しません。
雀がいう家族とは、飼われていた人間の家族が殺されたんだと思います。
雀の寿命と性格
野生の雀の寿命は約1年〜2年の寿命みたいです。
短くて驚きました。
天敵は鴉や猫です。
人にも近寄ることなく、警戒心が強いみたいです。
ただ、善逸の雀みたいに飼育されている雀は、天敵がいないため平均8年〜10年の寿命なのでホッとしました。
飼育されていたからぬくぬくと育って、鴉が怖いとか思ったことはなさそうですよね。
鎹鴉の鴉たちにも可愛いがられていると書いてありました。
さらに、人に飼われていたからか、人にも慣れています。
鴉の寿命と性格
野生の鴉は平均10年〜15年の寿命で、天敵は鷲か鷹です。
飼育下の鴉なら、平均20年〜30年で長生きができます。
カラスは非常に賢く、危険をすばやく仲間に伝えることができるため一斉に命を落とすことがないそうです。
伝令役にピッタリですね。
鴉は記憶能力も非常に優れているみたいです。
無惨戦でも大活躍した鴉がすごいです↓
優秀な鴉は喋れるだけでなく、字も読めてしまいます。
飼い主のお館様は、しっかりと教えてこんでいたんですね。
また、
実際に見かける鴉って気が強いですよね。
そこは鎹鴉も同じだなと思いました。
口が悪いし、「シネ!」とか言ってるし、荒々しい鎹鴉が多いです。
頭が良いので、お館様の前だけは良い子のフリをしてるんだろうなと、ずる賢いところがありそうだと思いました。
伝書鳩でも良かったのでは?
日本に伝書鳩が輸入されたのは江戸時代だそうで、明治時代に入ると軍事用や報道用として本格的に様々な系統の伝書鳩が輸入され、飼育されていました。
レース用の伝書鳩だと、時速60〜70kmで最高速度90kmです。
鴉は平均時速60km、雀は平均時速40km。
鬼狩りの鬼殺隊は政府非公認組織なので、公認の伝書鳩は使えなかったのかなと思っています。
お館様が飼育した優秀な鴉はレース用の伝書鳩なみに速そうですが。
しかし、かっこよくて絵になるのは、鳩より断然、鴉ですよね!
なら、雀は…?
雀は…ぽちゃっとして、癒し系です 笑
多くの鳥は暗所でもある程度の視力を持ち、昼行性の鳥ですら夜でも人間以上に見えている鳥の方が多いみたいです。
なので、鴉も雀も夜は人間以上に見えています。
鳥目という言葉は、身近にいるニワトリのごく一部のことを指しているらしいです。
また、燕などの渡り鳥は、ある時期になると遠いとこに行ってしまうので、鴉や雀みたいな「留鳥」が相応しいんだと思います。
お友達の小学生の男の子が、
「鴉が足りなかったから雀にしたんじゃない?」って言っていたそうで、それを聞いたら、たしかに!と思いました。
お館様は段々と身体も弱って、なかなか優秀な鴉を育てるのが難しくなっていかれたと思うので、
鴉が足りなかったという考えは正しいと思いました。
小学生男子の柔軟な発想力って凄いですね(^^)
善逸だけ雀をあてがわれた理由
公式ファンブックに、「強い隊士には、飛行の速い鴉がつく」と書いてありました。
なので、藤襲山の空の上で速い者順に整列していたら可笑しいですね。
最終選別の時に1番弱いと判断されたのは、善逸だったので、雀をあてがわれたかもしれません。
善逸は、鬼の首を切る前に発狂して気を失う戦い方ですし「死ぬ〜死んでしまう〜」って叫びますし…
そのメンタルの弱さといい、危なっかしい戦い方といい…
気性の荒く気が強い鴉より癒し系の雀の方が善逸にとって良いと思います。
さらに、雀は「国を鎮める」→「しずめ」が訛ったといわれている雀神社があります。
茨城県にあります。
めちゃくちゃ可愛いお守り、欲しいです笑
雀神社のある茨城県は、日本一雷が多いとされていて、雷を祀る神社がいくつかありますが、「雷神社」・「雷電神社」・「別雷神社」などです。
なので雷を鎮める→ギャーギャー騒いでる善逸を鎮めるという意味合いも含まれてるかもしれません。
善逸はチュン太郎と意思疎通ができる
選別で、玄弥に追い払われた鴉を…
↑善逸はかばってヨシヨシしてあげてます。
そんな姿を見た雀(チュン太郎)は、ほっと安心したんだろうなと思います。
チュン太郎は人間の言葉が喋れないのに、どのように善逸に伝令したのか…
善逸は耳が良いので、音で相手の考えてる事が分かるみたいです。
なので、人間の言葉を話せない雀の伝令は、音によってきちんと伝わっていたということが分かります。
↑喧嘩はするけど、なんだかんだ気にかけるチュン太郎。
善逸の無意識領域のハサミ
突然ですが…
無限列車で魘夢に眠らされて、男の子が善逸の無意識領域に入った時…
「ここに入っていいのは禰󠄀豆子ちゃんだけなんだ殺すぞ!」と、追い払う場面がありましたが、
なんでハサミ?ハサミはどこから持ってきたの?って思いませんでしたか?
日本昔ばなしで有名な『舌切りすずめ』という話があります。
お腹すかせた雀が、障子の糊(残米)を食べてしまい、それに怒りを覚えたおばあさんがハサミで雀の舌を切り、家の外に追い払いました…
雀を可愛がっていたおじいさんにつけてもらった名前も「ちゅん」だそうです。
ワニ先生は、斧や剣などではなくあえてハサミにした理由は、舌切り雀が頭によぎったからでしょうか。
【関連記事】
鎹鴉は八咫烏がモデルだった?の内容も書いてます↓
善逸の無意識領域が真っ暗だった理由を書いてます↓